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嵐のコンサートしか行ったことのない劇団員1年目が初観劇したらヲタクが炸裂した。

こんにちは。

春野太陽です。


まずは、劇団のみんな今年の公演無事2日間終えて

お疲れ様でした〜!!!


私が昨年の9月、

自殺未遂を乗り越えた先に

『もうこれ以上感情抑え込むのも固定概念にとらわれるのもやめた!
演劇でもして表現しまくってやろうじゃないか!!』

と市内の劇団を調べた末に

ご縁があり入団することになったアマチュア劇団。


私は、

・体調の波ありで稽古に参加ほぼできない
・絶縁した親に顔バレ身バレ居場所バレを防ぐ
・演技未経験者なので立ち回りがわからない

という理由で、

稽古の台本読みの手伝いやパンフレット作りなどの

顔を出さない仕事をやらせてもらいました。

そして、公演当日は一般客と同様の立場で観劇させてもらいました。



長年嵐ファンをしていてコンサートにも足を運んだこともある私ですが、

実際に、稽古・演出・衣装合わせ・セット組みなど

エンタメを作る世界の当事者に初めてなってみて

たくさん感じたことがあったので

思うままに残してみたいと思います。


①限られた時間の中で仕上げてくるプロ意識がすごい!

私が所属する劇団は、毎年9月末か10月初旬に

公演を行っています。

そして、稽古が始まるのは毎年3月。

準備期間は約半年です。

しかも、劇団員はみんな普通に会社員などしている方々。

稽古の頻度は仕事終わりに集まって

週に1回の2時間。

特に今年の演目は長尺の作品だったのもあり、

『このペースで間に合うのか?』と

密かに心配していました。

でも、本番を見たら心配無用でした。

もう完璧。素晴らしい。たまげた。


正直、俳優業が本業ではない彼らは、


【仕事が忙しいから】【アマチュアだから】
【稽古の時間が少ないから】

と言い訳しようと思えばいくらでもできるとおもいます。

でも、【お客様からお金をいただくから】
【時間をとって見てきてくれる人に後悔させたくない】
【アマチュアだろうと劇団員としてのプライドを持っている】

そのプロ意識を、スムーズに進んでいく舞台の様子を見ながら、

言葉で言われずとも感じて、感銘を受けました。



②座席の視点や照明の位置が気になる松潤の気持ちが分かった!

嵐の松本潤は、嵐のコンサートを作る演出担当です。

私は長い間嵐ファンをしてきて、

松本潤がリハーサルでSE席でモニターを見ながら、

照明や音のタイミングを修正・指示する場面を

映像でたくさん見てきました。

また、彼はよその舞台・ミュージカル・コンサートに足を運ぶ際も、

複数回鑑賞して、座席を毎回変えて、メモを取ったりしています。

そんな彼の様子を知って

『松潤、勉強家だよなぁ。すごいなぁ。』
『あそこまでやるからこそ嵐のコンサートが日本最高峰と言われるんよなぁ。最高の時間と空間あざます!』
『同じものを複数回も場所変えて観るなんて、よく飽きないよなぁ』

そんなふうなくらいな誰もが思うようなライトな感想しか持っていませんでした。


でも、今回自分の劇団の舞台を見て、

松潤の気持ちが初めて分かった気がします!


『いつか自分も舞台に立って皆に楽しんでもらいたいから、そのために今は勉強しよう』

という当事者意識で臨んだ今回の観劇。

1日目。『今日は一階席で見てみよう。あ、SE席が一階席の奥にある!松潤が普段指示してるアレがこれなのかぁ!どんなふうに動かしてるのか見て見たいな!SE席の横に座っちゃお!』

2日目。『昨日は一階席でみたから、今日は2階席で!あ〜やっぱり景色が違うなぁ。距離は遠いけど全体が見やすくて結構好き。なんだかセリフが一階席の時より聞き取りやすい気がする。ホールの構造の影響なのかしら??』


それぞれ違う座席で鑑賞して、

機材のコントロールの様子も見てみたり、

声の反響の違いからホールの構造が気になったり、

今まで全く気にしてなかったことがたくさん目について

発見の連続で面白かったです。

松潤の気持ちが少し分かったような気がする💕

ステージを観るって、こんなにも興味深い!


③裏方の存在って偉大すぎるぜ!

私たちの劇団には、いわゆる美術さんと言われる人が存在しません。

劇団員の中に建築・設計ができる人がいて、

その人の作った構図をもとに、

7月、8月の土日に汗かきながら、

みんなでノコギリやらカッターやらペンキやら使って

1から手作りで作っていきます。

『自分たちで演技して、演出して、セットも作って、この劇団本当にすごいな!』

と自分の劇団のなんでもできちゃう事に驚き!

一方でまた、嵐の話に置き換えた時に、

『松潤がいつもコンサートのオーラス(※オールラストの略。最終日最終公演のこと。)で「俺たちと一緒にツアーを回ってくれた300人近いスタッフのみんな、本当にどうもありがとう〜!」って言うけど、改めて300人近いスタッフって相当すげーんだな。

裏方の仕事がこんなにも多くて重労働で重要なものだってことをすごく理解できてる今、裏方が300人近くいるのもすごいし、表に出ないその人たちを引っ張るフロントマンの嵐5人のリーダーシップもやばいし、300人一人一人に払う給料があるだろうからコンサートはチケット代だけじゃ採算取れないって言うのも分かるし、裏方の存在ってまじでエンタメの世界ででかいんだなぁ。』

と、裏方の存在の大きさがどれほどのものなのか

身に染みて実感しました。



こんなふうな感想で終えた、私の入団後初上演初鑑賞。

早く私ももっと深く舞台の世界にのめり込みたいなぁ!!

余談ですが、他にも嬉しかった場面やヲタク炸裂した場面だヨ☟

・入場していく観客に渡されるパンフレットを見ながら『そのパンフ私が作ったやつー!!』ってなって、みんなの手に取ってもらえたのが幸せだった〜^_^

・嵐のコンサートとか行っても『スタッフしか着れないスタッフTめっちゃいいなぁ。欲しいなぁ。背中にSTAFFの文字背負って嵐コンに関わるとかめちゃ羨ましい〜』ってなる人なんですけど、
今回の舞台も例に漏れず『SE席の人も入場口の人もスタッフT着てる〜!うちの劇団にもスタッフTとかあったんだ!えーめっちゃ欲しいんだけど!今日は一般客として観劇しにきたけど、一応劇団員だし貰えないかな〜裏方じゃないから貰えないのかなぁ〜』ってヲタク炸裂しました。

・嵐の20周年のアニバーサリーコンサート。
日程が5大ドームをなんども周り全50公演の大規模スケジュールでした。セットを組んで壊して運んでまた組んで…を何度も会場移動するたびにやってきたのとか考えると、金銭的にも日程的にも体力的にもやばすぎる。これはもう嵐からファンへの想いと、それに共感できてサポートしたいと思える300人近い裏方、それだけの還元ができる経済力があるからだなぁと、ヲタクが裏側を知ってより感動しました。




2023.10.02(Mon)
春野太陽

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