書くのが好きなわけじゃないけれど、気付けば書いている
私は書くのが好きなわけじゃない。
実際、30歳になるまで一度もライターの仕事に興味をもったことがなかった。
うつが再発し自宅療養しているとき、今までとこれからを苦しくなるくらい考えた。そして気付いたんだ。いつも何かしら書いていることに。
それは10年日記だったり、手帳に記した目標だったり、大切な人への手紙だったり、形はいろいろ。
気付いたら、何かを書いている。
仕事で執筆に煮詰まった今も、こうして何だかんだと書いている。
私にとって書くことは「好き」とかじゃなくて、日常の延長線上にあるものなのかもしれない。
娘を抱きしめたり、食べたり、寝たりするのと同じように、生きていくうえで欠かせないこと。しないではいられないこと。なくてはならないこと。
書くことが日常に馴染みすぎて今まで見えていなかった。けれど今は思う。きっと私は一生何かしら書いているんだろうなって。
それが私の「書いて生きていきたい」という気持ちにつながっているのだと思う。
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