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星の王子さまが言っていた。『大切なことは目に見えない』

早く寝なきゃいけないのに、ちょっと書き残しておきたくなったので、深夜2時半前ですがPCを開いております…笑

夜中は色々物思いに耽りがち。
そして大抵のそれは、翌朝読み返すと顔が真っ赤になる内容だったりする。

でも、こういう時の方がアレコレ飾らずに、自分の一番話したいことを話せる気がするから、勢いに任せることにしています。笑


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私が初めて携帯電話を買ってもらったのは、中学3年生の秋か冬頃だった。

元年生まれの世代なので、当然スマホはまだ世に出ていなく、ガラケーだった。そして、周りで持ってる子と持ってない子は半々くらいだったと思う。

とりあえず、メールアドレスの交換をするも、実際メールのやり取りってどれくらいしてたかは覚えていない。

高校生の頃、ネットのとある学生掲示板にハマっていた。

中1からの親友は別の高校に進学したこともあり、クラスや部活には、本音で話せるような友達がほとんどいなかったから、ネット上で同世代の子と学校のことを話すのが楽しかった。

そのサイトは、掲示板の種類が豊富で、「10代」「中学」「高校」などの年代別の板もあれば、都道府県別、趣味別など様々あった。

私は高校生のころは「高校」、大学生になってからは「10代」、その他に「詩」の掲示板にも自分のスレッドを作っていた。
(その頃は特に多感な時期ということもあり、一日でいくつも詩を書いていた。主に恋愛系のポエムで、恥ずかしくて普通には言えないような心の声みたいなものをちまちま投稿。今思うと黒歴史…残っていないことを祈る)

年代別の掲示板では、同世代であっても他県の人と話すことが多かった。北は北海道、南は九州まで。熊本の「いきなり団子」のことを教わったときは少しびっくりしたのを覚えている。

私は、リアルでは陰キャ中の陰キャで、教室内では椅子にぶつかれば椅子に「すみません」と謝るほど暗い性格だったのに、掲示板では明るいキャラクターで、サイト内ではちょこっと人気者だった。(鼻高々w)

そのサイトには高校1年~大学2年まで通い、1つにつき1000レスまで書き込めるスレッドを、120個以上作っていた。
(時々落ち込んだときに、そこへ独り言を連投していたりもしたのだけど…笑)

写メを載せられる「写メ板」もあったから、そこに顔写真を載せている人の顔や雰囲気は何となく知ることができた。

でもその写真が本人とは限らないし、年齢や居住地など確認する術はなかったから、その人について得られる情報は本人が書き込むことに限られた。

だから、相手が打ち上げず、こちらから聞くこともしなければ、相手について知っている情報はそれまでということだった。

でも、情報が少ない分、知らない部分は想像で補ったり、あるいは別に知らなくても「話が合うからいっか」と、ほどよい距離感で接することができたから、私にはよかったのかもしれない。


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その掲示板で知り合った、同い年の男の子がいた。

夏休みの宿題が終わらなくて徹夜で解答を書き写しつつその実況をする私の相手をしてくれたり、私のスレを伸ばすのに貢献(笑)してくれたり、たまに様子のおかしい人が乱入してきたときにさりげなくフォローしてくれたりと、適当に見えるけど面倒見がいいというか、機転が利いて頼りになる存在。

友達以上恋人未満?みたいな、男女の親友みたいな関係性だった。

お互い、多分両想いだったけど、別に会おうとかそんな話にはならなかった。

その子は関東に住んでいたし、私は北海道だったし。

勉強の話をよくしていたから、多分頭が良いんだろうな、くらいには思っていた。でも、別にどこの学校に通っているとか、本州の学校なら聞いてもわからないし、聞こうともしなかった。

だけど、別の女の子(その子もよくスレに遊びにきてくれていて仲良しだった)が入ってきて、初めてその男の子と話したときに学校名を聞いて、

「え!〇〇付属高校なの!?すごい頭いいじゃん!」

というような反応をしていて、〇〇付属高校がどこにあってどの程度の偏差値なのか見当もつかなかったけど、多分想像していた以上に頭が良いんだとわかった。

それからなんとなく、その男の子にたいする見方が変わった。

高偏差値の学校に通っていて、しかも有名私立だったから、そこに通えるほど家が裕福なんだとか…
その後、目指す大学や学部を聞いて、ますます「すごい」というイメージが私の中で定着していった。

私も一応田舎の進学校に通ってはいたけど、少なくとも家庭環境は天と地ほどに違うことは容易に想像できた。

今まで知らなかったことを知って、しかも、私とは大分かけ離れた世界の住人であることがわかって、接し方がわからなくなった。

別に、どこの学校に通っていようがどうでもよかったのに、知ったら知ったで、まるで品定めするみたいに色眼鏡で見てしまう自分がいることに気づいた。

その子を好きだと思った理由は元々そんなんじゃなくて、ただ話が合うとか気が利くとか面白いとか、そういうことだったのに。

そんなこと知りたくなかったな、とさえ思った。


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ある程度大人になってからは、実年齢も、学歴も職歴も、人付き合いをする上ではほとんど気にしなくなった。

実年齢が5歳以上も下でも、私よりよっぽど大人びた考え方の人もいるし、大学を出ていなくてもその分社会経験を積んできてしっかりとしたマナーやスキル・ノウハウが身についている人もいる。
職歴で言えば、一か所に長く勤め続けるのもすごい。転職するたびに人脈を広げたりキャリアアップしていく人もすごい。独立してフリーに転身する人の並外れた努力量や勇気にも尊敬する。

だから、その人の肩書とか、どこの誰だとか、そういうことでその人の中身までは決めつけたくないと思っている。


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数年前、国公立大学を卒業した年下の知人が、

「『勉強ができていいね』って言われると腹が立つ」

と言っていたことをよく思い出す。

その言葉を投げかけてくるその人が羨む大学に通うために、その人が勉強以外に使った時間を知人は勉強に費やしただけのことであり、「元から勉強ができた」「頭の出来が良い」とか何か有利な条件があったわけではないから。

だから、努力を放棄した人間にそう言われることが悔しいし腹が立つと言っていた。

その人が見ている景色は、その人自身の並々ならぬ、陰の努力によって手に入れたもので、見るべきところはそこなんだと教わった。


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なぜ急にこんな話を始めたかというと、とある人の知らない顔を知ってしまった(と言うより、自分から進んで知りに行ったのだけど)からである。

「あ・・・す、すごい人なんだ・・・」

もちろん、それ以前にも、話していてとても楽しい相手であり、言葉選びが面白いとか優しい心の持ち主だとか、感性が自分に似ていて接しやすいなぁ…とか、魅力的な人だとは思っていた。

だからこそ、「この人のことをもっと知りたい」と思った。

それなのに、やっぱり、知ってしまったことで、

「私なんかが気安く話しかけていい人じゃないのかも…」

と、勝手に自信をなくしてしまった。

あからさまに態度を変えるつもりはないけど、果たして今まで通りにできるだろうか?と少し不安になった。

と、書きながら、やっぱり私はまだ人を色眼鏡で査定してはいないだろうか?

そうでなければ、別にその人がどんなにすごい学校を出ていようが、どんなすごい仕事をしていようが、その人を「すごい!」とは思っても、私とその人の関係性には影響しないはず。


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決めつけ癖をやめて、「相手を知ろう」と考えを改めるようになった私。

だから、その人のことを知ろうとした。

そしたら、逆にその人と自分の間に立ちはだかる分厚い壁を感じてしまった。

でも、多分これは、本当にはその人のことを知れてない。というか、見ようとしていないだけなんだと思う。

さっきの知人の話のように、見るべきところはもっと本質的なところ。

その人の「すごい!」と感じる部分の始まりや過程に目を向けて、それで初めて「知った」と言えるんだろう。

だから、明日から話しかけるのはちょっと緊張するかもしれないけど、それでもやっぱり知りたいから、もっと色々見て聞いてみよう。


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最後までお読みいただきありがとうございました!

ただいまの時刻は3:14(笑)

おやすみなさい🌙
また次回の記事でお会いしましょう(*´ω`)ノ✨✨

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