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見た目が悪く廃棄される野菜を定期購入できるサービス / 米「Imperfect Produce」

こんにちは、はるもです。

アメリカ・ポートランドに住んでいるときに利用していた「Imperfect Produce」というサービスがとても良かったので紹介します。

本来であれば規格外で廃棄されるはずだった、見た目が悪い野菜や果物を割安で定期購入できるというこちらのサービス。
彼らのサイトによると、アメリカでは生産された農作物20%以上が食料品店の販売基準を満たさず廃棄される中で、効果的で持続可能な食料サイクルシステムを構築を目指し、「完璧さにとらわれている世界で、不完全であることの美しさを示す」ことをビジョンとしているそうです。

見た目が悪いだけで味は変わらない農作物を廃棄から救い持続可能なシステムを作る」というコンセプトに共感し、興味本位で試しに購入したのですが、なかなかサービス自体も便利だったため、結果として毎週購入するに至りました。

以下、実際に利用して良かった点をメモしておきます。

・(当たり前だけど)家まで届けてくれるのが楽。
そりゃそうだよねという感じですが、勝手に家に食料品が届くというのはとても楽。時間の節約にもなります。日本と比べ、買い物に行くにも距離が遠いことが多いアメリカではなおさらありがたかったです。


・有機野菜のみのコースがある。
配達されるBOXの中身ですが、「野菜のみ」・「果物のみ」・「野菜と果物のMIX」・「有機野菜」の4つの中から選ぶことができます。
スーパーだと割高な有機野菜が安めに購入でき、お得感がありました。

・いろいろな野菜や果物を知ることができる。

にんじんやキャベツなど、日本人の私が普段スーパー購入する野菜に加え、日本ではめったに販売されていない野菜も一緒に届くので、いろいろな野菜や果物をこのサービスで知ることができました。アーティチョークやビーツなど、今まで名前さえ知らなかった野菜を調理することができるようになったのはこのサービスのおかげです。

・中身のカスタマイズや配達の休止設定が簡単に可能。
完全に中身がランダムなお楽しみBOXにすることもできますが、必要なもののみを選んでカスタマイズすることもできます。
配達2日前まで変更可能でしたので、使い切っておらずまだ余っている野菜などを省いてオーダーすることができました。
また、「今週は出張でいないからいらないよ!」という際にも、管理ページですぐに来週分を停止することができたので、いちいち契約したりやめたりをする必要がなくとても便利。

・「世の中に対して良いことしてる自分」感を味わえる。
「廃棄されるはずだった農作物を無駄にしない」ということで、「私、良いことしてる」感を味わいつつ、「通常より安めの価格で野菜を手に入れる」ことができる実利も得ることができました。

・野菜の摂取量が一気に増えた。
毎週結構な量の野菜が届くということで、野菜を食べる量・頻度がともに上がりました。外食が減り、毎食の献立も届く野菜ベースで組むようになり、以前と比べてかなり健康的な食生活へと変化しました。


このように、フードロス問題に取り組んでおり、利便性が高いサービスということで、ポートランドの同じマンションでも定期購入している人をちらほら見かけました。
ポートランドは他の街と比べても、特にオーガニックへのこだわりが強い人や、環境意識の高い人が多いことで有名ですので、こちらのサービスのコンセプトに共感して購入している人も多かったのではないでしょうか。

私自身は今はロサンゼルスに引っ越しましたが、ロサンゼルスでもこちらのサービスは展開されているということで、また購入したいと思います。

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