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アメリカで個人事業主登録、どうやるの?

こんにちは、はるもです。
2019年2月にアメリカで個人事業主としてビジネスを始めました。(E-2の配偶者ビザ持ちです。)
前職での経験を活かし、アメリカでのマーケティング支援を行っています。

せっかくですので、始めるにあたり準備したことをログとして残しておきます。
尚、居住地やオフィスの場所により、登録のために必要なものや手順は変わります。StateやCityによりルールが異なり、非常に複雑ですので、実際に登録する際には詳しいしかるべき人に相談してください。こちらは2019年2月時点でのカルフォルニア州のロサンゼルス市の登録のケースを記載しております。)

まず、個人事業主としてビジネスを行うにあたり、日本とアメリカ両方で活動することもあり、日米双方の事情に詳しい会計士さんに相談しました。
ロサンゼルスなどは日系企業も多く、日本語での情報もインターネット上でたくさん閲覧できるので、その分野に強い会計士さんがすぐに見つかります。

会計士さんと相談しながら行った登録の流れは以下のようなものでした。
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<全体の流れ> ※必須のものには★をつけています。

大前提:就労可能なビザを持っていること。

①EADの取得★(3ヶ月〜半年)

②ビジネスライセンスの取得★(1日)

③ビジネス用の銀行口座の開設(1日)

④(もしSSNをTAX IDとして使用したくない場合)TAX IDの取得(1日)

⑤Quickbooksの設定(1日)

準備完了!仕事スタート!

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まず、就労可能なビザを持っていることが大前提ですが、私の場合はE-2の配偶者ビザ持ちなので、こちらはまずクリア。
ビザによっては労働が禁止されておりますので、注意しましょう。

①EADの取得
特定の企業で働くことを前提としたビザを持っている人を除き、外国人がアメリカで就労をする上で、労働許可証であるEADの取得は必須です。
この取得が実は一番時間がかかる部分でもあり、申請書も記入事項が多く、資料集めなども少し大変ですが、必ず必要なものなので、一回で通すことができるように丁寧に資料は作成しましょう。
私の場合は前職ですでに取得しておりましたので、こちらの条件は既にクリアしていました。
(EADの取得方法については少し長くなりますので、別記事でまた詳しく紹介できればと思います。)

②ビジネスライセンスの取得
個人事業主として役所に届け出を行うことで取得できます。私の場合は、ロサンゼルス市の市役所に行き、一枚申請書を記入・提出することで完了しました。


①と②を完了し次第、仕事の契約を行うことが可能です。


③ビジネス用の銀行口座の開設
こちらは必須ではないですが、今後のお金の管理を簡単にするため用意しておきました。IDとビジネスライセンスを銀行に持っていき、「ビジネス用のバンクアカウントを開設したい」と言えば、すぐに対応してくれます。

④TAX IDの取得
SSNをTAXの管理用のIDとして使用したくない場合は、こちらも自身で取得しましょう。私はSSNのまま運用してます。
こちらのサイトで申請すればすぐに発行されます。

⑤Quickbooksの設定
個人事業主としてビジネスを行う上で、帳簿として使用するサービスとしてQuickbooksを選びました。アメリカの中小企業の大半はQuickbooksを使用しているそうです。クラウド型かデスクトップ型のどちらかを選べるのですが、私は自分の働き方からクラウド型にしました。デスクトップ型のほうが最終的に安くつくことも多いので、自分のスタイルに合ったものの導入をおすすめします。このあたりは会計士さんの専門分野ですので、担当の会計士さんに聞きながらツール選定や帳簿記入を行ってください。


ということで、このような感じで全体の手続きを終わらせ、無事今月から仕事をスタートしました。海外ということでもっと大変かと思いましたが、意外と1日あれば終わる手続きも多く、そこまで難しくありませんでした。

また今後仕事をしていく中で、なにかログとして残しておいたほうが良さそうなことがあれば、noteに投稿していきたいと思います!

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