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終点はロデオ

2014年3月
ヒューストン

アトランタからのロードトリップも終点に差し掛かっていた。
目的地はヒューストン。ずっと見てみたかったロデオで締めくくるために終点にヒューストンを選んだ。

昼頃、ニューオリンズを出た時は、ほんのり小雨のどんより空。

湿地帯が広がるルイジアナ。ハイウェイは起伏がない平坦な道。
お天気なら綺麗な湿地帯風景が見られるんだろうけど…、どんより空だと、なんとなく不気味な雰囲気。

田舎ハイウェイらしく、二車線の道が続く。

ルイジアナ州の州都、バトンルージュにかかる鉄橋はミシシッピ川にかかる橋。アメリカ最大の川を渡る橋は、レインボーブリッジくらいの長さ。瀬戸大橋まではいかないくらい。
せっかく街を見渡せる橋なのにトラックばかり。大型トラックに挟まれるのは、結構、怖い。しかも、それほど道が広いわけではないので、あまり余所見も出来ない…。

ルイジアナ州にいる間は、湿地帯や湖が散らばる風景。テキサス州に近づくにつれて空は晴れてきた。やっぱり青空は気持ちいい!
寄り道をしたいけど、今日は何が何でも決まった時間にヒューストンに着かなければロデオを見逃してしまう!

ロードトリップの終点にヒューストンを選んだのは、ロデオを見るため。暴れる牛にまたがるカーボーイを見るため。
ヒューストンでは、3月にLivestock Showとして、ロデオを含むカーボーイ競技が見られるイベントが開催される。

ヒューストンに着いた時は、夕焼けが眩しい快晴。

でも、渋滞に巻き込まれてる…。
刻々と開場時間が迫っているのに、車は動いてくれない…。4車線あるのに動いてくれない。改めて大都市に来たんだなぁと思う。

ニューオリンズと違い、ヒューストンはだだっ広い。慣れていない土地だから、抜け道も知らない。ロデオが開かれるリライアント・スタジアムに着いた頃には、すっかり日が暮れちゃった。

スタジアム前には移動遊園地が設置されている。ゆっくり見て回りたかったのに、既にロデオが始まってしまっている!…のに駐車場が見つからない。

野球やバスケ、フットボールからこのようなロデオも、車社会なアメリカでは、駐車場スペースがチケットとセットで売られている。セットの駐車場は、会場に近く、歩ける距離。
それを知らなかった私は、チケットだけを購入。10〜20ドルで提供されているスペースを見つけなければならない。それも一苦労。会場から離れてるから、シャトルバスにも乗らないといけない。

駐車場を見つけて会場に入ったら…もちろん始まってる。会場は、カーボーイハットやファッションを着た人がたくさん。

ロデオと言っても、暴れ牛に乗る競技だけではなく、馬にまたがってカーボーイやカウガールが様々な競技を競って賞金レースを繰り広げている。

大人だけでなく、子供も楽しめるイベントもある。子牛を追いかけて、縄をかけるだけど、楽しそう!私も参加したかったなぁ…。

普段は牧場とかを経営したりしてるんだと思うけど、職業、カーボーイってなかなかない職業だよね。

カーボーイの世界は全くわからないけれど、それぞれのショーで特定のカーボーイ、カウガールの撮影・サイン会があるのを見ると、大リーグやNBAみたいにメジャーなスポーツなんだなぁと思う。子供が憧れるのも分からなくない。

ロデオはやっぱり目玉競技なので、ショーの最後に行われる。暴れ牛に乗るのだから、トラックの真ん中ではなく、左右の端が一番見やすい。…それもこの時は知らなかった。

ヒューストンでは、この時期にLivestock Showと言うイベントでロデオが見られる。ロデオとコンサートがセットになっていて、様々な競技の後にコンサートが見られる。
私には全く知らないカントリー歌手だったけど、この人を目的に見に来ている人もたくさん。どうせなら、翌日に控えていたアッシャーの方が見たかったなぁ。

いつかは、田舎な荒野に設置されたロデオ場でぼんやりロデオだけを見てみたいな…。
コロナがなければ、この初夏にでも実現するハズだったんだけどね…。
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