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チャオプラヤー川のほとりでお泊り

2017年7月
バンコク

ホテル予約サイトで見つけたチャオプラヤー川沿いの宿に泊まってみたくて、バンコクへの旅を決めた。
綺麗な洗練された今時のホテルではなく、川沿いに住む民家っぽい雰囲気が味わえる宿。ホテルと呼ばれているものの、ホテルと言うよりはB&Bのような感じ。

川はお世辞にも綺麗とは言えないけれど、喧騒なバンコクの街中から外れ、のんびりと過ごすにはいい。

ホテルは、鉄道の旅の玄関口の一つフワランポーン駅からチャオプラヤー川へ向かって歩いた所にあり、駅までは10分くらいのお散歩。
途中には中華街もあり、漢字の看板が建ち並ぶ。

ホテル自体がお寺の敷地内にあるため、グーグルマップを頼りにしても敷地内をウロウロ。駐車場から入ればすぐにわかるけど、お寺の入り口から入ると、ホテルらしき建物と言うより、民家さえも見つからない!と言う始末。
とは言え、そんなに広大なお寺ではないので、川沿いに進むと、小さな看板でこじんまりとした宿らしき建物に行き着いた。

元は民家なので、入り口は小さな看板とインターホンが付いたドアだけ。インターホンを押せばドアの施錠を外して中へ入れてくれる。

中は、木造建ての古民家と言った雰囲気。
靴を脱いで家に上がる、日本でもお馴染みなスタイル。
一階の奥には写真の風景が広がり、ゆったりとした時間が流れている雰囲気が漂う。

害虫に汚染されないため、宿に着いたらまず荷物を軽く消毒される。キャリーバッグでも、バックパックでも同様。

部屋は全て二階にあり、私の部屋は川沿いの一人用ベッドルーム。若干、屋根裏っぽい雰囲気がある。
目の前には寺院の塔があり、茶色く濁ったチャオプラヤー川も見える。部屋から、この景色が見えるのは異国に来た感じ満載でなんとも言えない気持ちになる。

部屋は4畳半くらいの広さで、シングルベッドが大半を占めている。ベッドの隣部屋には、専用のバスルーム。東南アジアな雰囲気が漂う、こじんまりとしたもの。コンパクトにまとまっている。
民家っぽいけど、ちょっとした洒落た感じもする。

トイレは、アジア諸国で未だに見かける紙を流しちゃいけないタイプ。まぁ、元々は桶やバケツの水で手洗いする国ですもの、不思議じゃない。でも、潔癖な人にはオススメできない。

タイ寺院らしい屋根は遠くかすかに見える感じだけど、昼間は空がもやついて見えにくい。

夜でも、写真だと見えにくいけれど、肉眼では白くライトアップされた寺院の屋根が見える。
目の前は川なので、結構、暗い。見えるのは、遠くに見える建物の灯り、船の灯り、民家の灯りだけ。
昼間ほどではないけれど、船が行き交う様子はやっぱり、地域の生活には欠かせない大きな川なんだなぁと感じる。

少し画質が荒いけれど、早朝のチャオプラヤー川。流れも穏やかで平和そのもの。

黄金の朝日には巡り会えなかった…。
と言うよりは、朝寝坊したら既に日が昇りきっていた…と言うのが正しいかな。

朝ごはんは、一階の食堂で。
テラスにも席が一つあるので、のんびり目の前の風景を一人占めしながらコーヒーが飲める。

日が昇ったチャオプラヤー川は忙しい。
いそいそと川を突き進む船もいれば、川に流されるまま進む、やる気あんの???と言いたくなる船もいる。

どんぶらこ、どんぶらこ

と言う表現がぴったり当てはまる船。
多分、舵を取ってる人は、ウトウトしながら下流まで行くのだろう…。
隅田川ではお目にかかれない光景だわ。

マイペンライ♪
な雰囲気が心地よい。

いくつか選べる朝食の中、選んだのはお粥。
お腹にも優しくて、のんびりご飯にはぴったり。

部屋数6室なので、結構な確率で満室な事も多いけれど、多忙な日常に疲れた時に行きたくなる、のんびり癒される。
個人的にはオススメだけど、人には教えたくないなぁとも思える宿。
韓国映画に使われたロケ地でもあるみたい。FIGAROでも紹介されている。

バンコクの街中にあるお洒落なホテルに泊まるのもいいけど、たまには喧騒から逃れてのんびりはどうですか?

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