真冬の寒さと熱いギター　～私的ライヴレポ⑭藤井一彦さん（弾き語り）

藤井一彦 THE HIKIGATARI JOURNY 2023 12/17(日) 名古屋 sunset BLUE 12月の半ば 暖かい気候が続いたあと 週末にかけて本格的に雨が降り 強い風が一夜にして書き換えるように 本気の寒さが訪れました 日曜なので 昼過ぎまで子供たちと 買い物に出かけて その後すぐに 今季初 真冬仕様のマフラー手袋着用で 木枯らし吹き荒ぶ夕暮れの街へ 今回 弾き語りツアーのチケットは THE GROOVERSのライヴの時 会場の先行販売で購入できたの

やむことのない音楽（チバユウスケさんありがとう）

悲しみのはしっこはいつも 忘れられて放っとかれる いつの間にか何事も 無かったような空気だ 夜明けのホラーが好きさ 救われたような気がして その後見る夢がどんなに 酷いものだったとしても （The Birthday『ROKA』より） 　＊ 訃報から数日経って 何も感じられないような暗闇の奥から 深い悲しみがぼんやりと見えてきた時 最初に浮かんだ一節だった 夜明けのホラーという 常人にはあまり思いつかない組み合わせが 意外な説得力を持って響いてくる歌 生きるということの本質

推しの共演　～私的ライヴレポ⑬brainchild's（15周年スペシャルゲスト：Keita The Newest）

2023年11月23日(木) 名古屋 ダイアモンドホール brainchild's 15th Anniversary brainchild's nation 15th Anniversary Special Guest: Keita The Newest 初めてのライヴが想像以上の良さで ブレチャの名古屋公演は必ず チェックしようと決めた前回から一年 今年も当選の幸運に感謝します あまり考えずに 反射神経に任せて申し込んだあと 娘の誕生日当日なのに気づいて すぐに本人に

長く続けてきたことへのご褒美　～私的ライヴレポ⑫THE GROOVERS

2023/10/14(土)⁡ 名古屋 TOKUZO⁡⁡ THE GROOVERS⁡ BRAND NEW AUTUMN BLUES SHOW 2023 ⁡⁡ 現在のスリーピースとなってから 最初のアルバム発売が1993年⁡ということで ⁡今年は名実ともにバンドの30周年⁡⁡⁡⁡ ⁡おめでとうございます ⁡ 「⁡長い間付き合ってくれてありがとう」 いつも感謝を言葉にしてくれる一彦さん 「これは長く続けてきたことへの ご褒美と考えているのだけど、 ⁡30年もやっていると、今頃にな

祝20周年・三年半ぶりの名古屋　～私的ライヴレポ⑪レディオキャロライン

2023年9月17日(日) 名古屋 LIVE HOUSE OYS レディオキャロライン long live rock!! TOUR Radio Caroline 20th 𝖺𝗇𝗇𝗂𝗏.FINAL！ 9月半ばを過ぎても厳しい残暑が続いていますが ここ数日はとくに真夏が戻ってきたような猛暑 今年は個人的に、特殊な状況下 忍耐力が試されるような出来事が続き 体調もどちらかというと低迷しがちで 楽しみにしていたライヴの予定を泣く泣く キャンセルしてしまった事もありました そんな中

この音は生演奏で聴かなければ！　～私的ライヴレポ⑩THE NOVEMBERS

THE NOVEMBERS Tour 2023 “かなしみがかわいたら” 2023年4月20日(木) 名古屋 CLUB QUATTRO 長い間 いつかライヴに行きたいと思っていた THE NOVEMBERS 居住地のライヴハウスで機会に恵まれ ようやく叶いました ツアータイトルと同じ曲名の 直線にリリースされた新曲も良くて 生演奏をとても楽しみにしていました THE NOVEMBERSを知り 聴くようになったきっかけは The Birthdayとの対バンが実現した時の

祝35周年 yes. I. do. ～私的ライヴレポ⑨エレファントカシマシ

2022年4月2日(日) 名古屋 日本ガイシホール エレファントカシマシ 35th ANIVERSARY TOUR 2023 YES. I. DO. 積年の夢がまたひとつ叶いました 今更コアなファンの方々に混ざるのは 気が引けるけれどずっと大好きなバンド という枠の中で数十年遠巻きに眺めつつ 楽曲を愛聴してきたエレファントカシマシ 新年の運試しのつもりで あまり期待をかけず申し込んだチケットが なんと第一希望の2days2日目に当選 早めの開演時間がありがたい日曜日 座

祝40周年・久々に見たモッシュとダイブ　～私的ライヴレポ⑧the 原爆オナニーズ × The Birthday

お年玉GIG 2023 the 原爆オナニーズ 40周年⁡⁡ ⁡ 2023年2月12日(日) 名古屋CLUB QUATTRO⁡⁡ ⁡⁡ ⁡開場してから駆けつけたので⁡ ⁡本日の看板を撮影できず残念⁡ ⁡ LIVE⁡念願の原爆と⁡ ⁡久しぶりのThe Birthday⁡ ⁡夢の共演に行ってきました⁡⁡ ⁡この夜は本当に ⁡⁡名古屋市民でよかったと思いました⁡ ⁡⁡ ⁡The Birthdayの数年前のツアーで⁡ ⁡あの娘のスーツケースの歌詞に⁡ ⁡ツアー先のご当地名産品を入れて

名古屋、どえりゃあ最高の夜　SION Acoustic Tour 2022-2023-SION with Kazuhiko Fujii　～私的ライヴレポ⑦SIONさんと藤井一彦さん

SION Acoustic Tour 2022―2023 -SION with Kazuhiko Fujii 2023/1/27(金)名古屋 ell.FITS ALL SIONさんのアコースティックツアーに 行ってきました 毎年欠かせない行事になっています 秋～年末の日程が多かったように 思いますが 今回の名古屋は年明け 年の最後に 今年も頑張ったなと 振り返りながら聴くのも良いですが 一年の始まりに まだまだ頑張ろうと 気持ちを引き締めるのにも相応しく 心に染み入る音楽

ライヴ初め2023　～私的ライヴレポ⑥ムトウエモモ

武藤昭平withウエノコウジ+百々和宏 「新年会2023」 2023年1月14日(土) 名古屋 CLUB UPSET 本年も恒例のライヴ初め ムトウエモモ新年会に行ってきました 武藤さんは今年 大病から復帰されて無事に5年経過で 寛解となるそうです 毎回こちらが驚くほど 歌声もパワーアップされて とても良い調子であることが窺えます ライヴは例年通り 第1部の百々さんからスタート 静かで詩的な曲から 激情を伴う爆音のギターまで 幅広い曲調の楽曲がある中で 終盤にかけて激

映画「ランディ・ローズ」

　一人暮らしをしていた独身時代は、よくレンタルショップへ立ち寄ってVHSのビデオテープを借りては、マニアックな映画を探して観ていたものですが、その後、主婦になってからは映画どころかテレビドラマさえもまったく観なくなってしまいました。単純に時間が足りないからです。時間は作るものと言っても、そこまでの事ではないというか、好きだけど家族の生活の維持が先というか。 　そんなことを言っている間に何十年経ったのかと戦慄する日もたまにあるのですが、年に数回くらいは、なるべく劇場で映画を観よ

スマホで撮ったいつかの風景