私の過去の傷を活かす時が来たのかも。
昨夜も夫と、バスケを通して関わることになった子どもたちの話をしていました。
そこで出た一つの話題が「大人?コーチ?に対する恐怖心を持っているよね?」ってこと。
体育館に入ってくる時の表情が硬かったり、声をかけるとこわばったり。
一番感じるのが、みんなで輪になってミーティングをする時。
「間違ったことを言っちゃいけない。」
「声をかけられるってことは、怒られるってこと。」
そんなことを子どもたちの表情や雰囲気から感じるのですよね。
私はその子たちの気持ちが痛いほど、とーっても良く分かります。彼らがおかれている現状とは大きく違う部分もあるとは思うけれど、私自身ずっと信頼できる大人に出会うことなく大人になったから。
私の記憶があるのは、小学2年生くらい。
小学4年生で当時通っていた小学校でやっていたミニバスのチームに入りました。その小学校で勤務する先生がコーチをしていましたが、その先生の専門は吹奏楽でした。
きっと先生なりに頑張ってくれていたとは思うのですが、ミニバスの世界は暴言が多いこともあってか、その先生も同様でした。
ミニバス、中学校、高校と、それぞれ先生やシチュエーションは大きく異なりますが、理不尽な言葉や態度・対応をとられた記憶は、10年以上経った今でも私の中に残っています。
そして昨日夫と話しながら思い出し、「私、泣きながら試合してたなー。」って初めて言葉にしたら、涙が出てきてしまったんですよね。
もしかしたらすでに、私のような想いをした子どもたちがいるかもしれない。そして、これから先もしかしたら私のような想いをする子が出てくるかもしれない。
でも、少なくとも私や夫と出会った子どもたちには、「ちゃんと安心して接することのできる大人もいるんだよ!!」ってことを知ってもらいたい。
そして、「あなたはとても尊くて、大切な人なんだよ。」ってことも伝えたい。
あなたの笑顔が、
あなたの存在が、
どれだけ素晴らしいものなのか。
あっという間に過ぎ去る子ども時代を思う存分楽しめるように、私はそのサポートがしたい。そのツールとして私にはバスケットボールがある。
私には私だからこそできることがある。
もっと自分を信じて、私にできることに目を向けて、その時その時を大切に楽しく真剣に子どもたちと一緒にバスケをしていこうと思います。
*
ちなみに夫はミニバスを経験しておらず、中学・高校時代も私のような経験をしたことは全くないそうです。
きっとそんな彼だからこそ、ただ純粋にバスケに打ち込み、バスケと向き合ってこれたのだと思います。
そんな彼と私だからこそ、良いコンビなのかもしれません。
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