ハンドマッサージ

ハンドマッサージの良さがやっと分かってきた。

子供の頃、私は母親によくマッサージを施していた。
肩もしていたが、母親からよく頼まれたのはハンドマッサージだった。
母親づてに口コミが広がり、祖母も私にハンドマッサージをねだるようになった。
「気持ちいいね」と言われると純粋に嬉しくて、
当時は嫌だとか面倒だとか考えずに、褒められるのが嬉しくて一生懸命マッサージをしていた。

私の手はなんだかふわふわしていて、
心地がいいらしかった。

それから時が過ぎ、潔癖症の私はマッサージなんてお金をもらわないとやってらんない！という思考になった。
むしろするよりも、私自身がマッサージに足を運んだ。
ヘッドスパもそうだし、肩や首ほぐし。リンパマッサージや、足つぼなど。
本当にリラクゼーション効果と気持ちの良さで
最高だと思った。

そこでふと、ハンドマッサージって何の意味があるんだろうと。
人の手をベタベタ触るのも触られるのも抵抗感があった。
しかし、そこにお金を掛けてマッサージをしてもらう人もいる…。一回受けてみるか。
軽い気持ちで、たまたまイベントでワンコインでやっていたハンドマッサージをお願いした。
すると、なんとも言えない癒しと心地よさと
体が緩んで心がほっこりするようななんとも言えない安心感が手を通じて私の中を巡った。

これか…！！大人たちが言っていたのは！！！

その時ハンドマッサージの良さが分かったような気がした。
手というより、リラックス効果となんだか心までも
リラクゼーションに導かれている感覚。

またこれに味を覚えて、今度ハンドマッサージに行く。