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#83「人生を変える分岐点」

今日、会社で大きなプロジェクトがあった。私も元々中心メンバーでアサインされていたものの、訳あって当日行けなくなってしまい、バックアップに回っていた。今回のプロジェクトでは、今年4月に入社したメンバーも多く参加していて、大きな役割を与えられていた。そんなことを考えていると、ふと自分自身の入社一年目のことを思い出した。

あれは一年目の12月頃、入社して8ヶ月くらいの頃だっただろうか。一つの大きなプロジェクトの責任者を任されて、そのプロジェクトを推進させたことがある。私にとって入社後初の大きなプロジェクトだった。

その年の10月頃に案件がスタートしてから約2ヶ月間、会社の窓口として、案件の責任者としてクライアントとのやり取りや社内メンバーを統括した。統括と言っても、なかなか上手く捌くことができず、しんどい思いや自らの力不足を嘆く場面が何度もあった。それでも、責任者を任せられた以上、絶対に成功させたいという思いが強くあり、一生懸命自分なりに取り組んだことを覚えている。クライアントと1時間にも及ぶ電話でも確認や、資料作成、社内プレゼン等々、この案件を通じてプロジェクトの進め方を学ぶことができた。

役割や地位が人を成長させる。どこかでそんな言葉を聞いたことがあるが、その通りだと思う。この案件を任された時は素直に嬉しかったし、期待に応えたい、成功させたいと強く思ったことで、たくさんのエネルギーを注ぐことができた。早朝の新幹線、名古屋へ向かう際に窓から見えた朝日が綺麗だったことをものすごく鮮明に覚えている。このプロジェクトが無事成功したことで、社内での私の評価も変わり、大きく飛躍することができたし、今につながる自信を持つきっかけとなるプロジェクトだった。

サッカーでも仕事でも、何でもそうだけれど、継続していればいつか大きなチャンスが目の前に転がってくる。そのチャンスを嗅ぎ分けて、ものにできるかどうかは自分次第だ。外してしまうこともあるし、ミスしてしまうこともある。だけども、上に上がるやつは転がってきたチャンスを確実にゴールに結びつける。ここでゴールを決める、成功させたら人生が変わるという場面や試合で、必ず結果を残す。最後はたった一瞬が勝負を分ける。その一瞬を逃さないために、日々虎視眈々と準備ができているかどうか。

人生を変える分岐点はいつ訪れるかなんてわからない。もしかしたら明日訪れるかもしれない。だからこそ、日々やるべきことをやり、その日に備える必要がある。

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