田中晴子

踊りとスピリチュアリティ | バイオグラフィワーク サンフランシスコ半島に居住。 生き…

田中晴子

踊りとスピリチュアリティ | バイオグラフィワーク サンフランシスコ半島に居住。 生きていることを祝うためにしていること.... 踊り、教えること、書くこと、翻訳、出版、歌うこと、などなど。東京生まれ。

最近の記事

心を育てて自由になろう

出来事が私たちに伝えようとしているメッセージや深い意味を知ることのできるバイオグラフィーワーク。それによって長年の心の癖を自分で変えることができます。心を訓練してより自由になりましょう。それに必要なのはペンとノートだけです。日々、起こった出来事を観察して自分の感情を記録しましょう。 出来事そのものはささいなことでも、怒りが爆発したり、大きな感情が起きることがありませんか?自分に起きる場合もあるし、子どものころ自分がしたことは小さなことなのに、親などに理不尽なほど怒られたことは

    • 人生はパターン

      私たちの身に起きる出来事から、パターンを見てとることができない人が増えているそうです。とくに40代以下の人たち。長いことおおぜいの人々のバイオグラフィーワークを手伝ってきたカレン アパナ先生によると、 と言うのです。どうしてでしょう?物事をすることばかりに集中していて、じっくりと体験を消化し内面化することが軽んじられている風潮だから?テクノロジーの発展と関係ある?例えばスマートフォンのナビゲーションが普及する前は、どこに行くにも紙の地図を読みました。誰でも地図を読む力を養い

      • Asako's authentic self - ダンサーの人生

        "踊りを始めたころ、私の親しい人々は口々に 「なんか目がパチっと開いてきた。前はなんか半開きで魚みたいな目だったけど」.... 自分でもそれまでドロッとしていた脳みそが、にわかに滝のような勢いで活性化しているのを感じていた。"(高見麻子 筆) 麻子さん、お誕生日おめでとう!もしこの世にいらしたら、今日は63歳の誕生日のお祝いですね。麻子さんにとって踊りは修行のようなものでした。善き者になるための乗り物。 まだ踊りに出会ってない 踊り手 まるで生きているようでない たと

        • 高見麻子さん、存在すべてが踊り、音楽、美

          夜中に起きて、麻子さんのことを想う。もう何年もいつも麻子さんのことを想って生きていたことがある。麻子さんと弟子の私、田中晴子は中身がほぼ同じで、まるで双子のようだと自分でも思う。私の人生にほんの少しの間現れてさあっといなくなってしまった麻子さん。踊っているときは、いつも麻子さんが乗り移ってくれないかな、と思いながら踊っている。 私たちは似たようなものが好き、美しいものが好き。続きを読む

        心を育てて自由になろう

          人生が語ることを発見する

          カレン ナニ アパナ先生に「7年周期それぞれによく起こる特徴的なテーマを教えてください」と聞こうとしたら、「理論にとらわれないで」と言われました。人それぞれ異なった成長をするのだから、なるほどそのとおり! 私たちはいつでも自由でいなければなりません。外側からの考えや価値観から自由でいるためには、自分の内側で本当は何を感じているかを意識することが決め手なのではないかと思います。では自分が感じていることをどうやって知ればいいのでしょう?それには感じたことについて書き、常によく考

          人生が語ることを発見する

          シュタイナーのバイオグラフィー ワーク

          バイオグラフィーワークとは、ルドルフ シュタイナーの哲学、アンソロポゾフィーを基礎にしています。七年周期などいろいろな角度から人生に焦点をあて、話したり、書いたり、いろいろなクリエイティブな方法で内省しているうちにいつしか私たちは新しい発見に辿り着きます。「生まれてきた本当の目的は何なんだろう?」「どうして周りの人たちと出会ったのだろう?」「未処理だったことを考え直さなければいけないのではないか?」これらは重要な疑問です。バイオグラフィーワークは人生の次の段階への準備を整える

          シュタイナーのバイオグラフィー ワーク

          7年ごとに新しい精神的な質が生まれる

          カレン先生が人生の7年周期のバイオグラフィー的な意味についてお話しになりました。聴いてみてさすが、先生!と思ったのは短い時間でシュタイナーのバイオグラフィーワークについて、ほぼすべてご紹介されていることです。 ポッドキャストを聴く:Seven Year Cycles of meaning with Dr. Karen Nani Apana 7年ごとに訪れる節目にあたって、過ぎ去った7年を振り返り、どんな内面的な誕生をしたか、これからの7年には何を培いたいか、に思いを馳せて

          7年ごとに新しい精神的な質が生まれる

          サキーナ彩子エッセイ「わたしのオディッシー」

          彩子マー、お誕生日おめでとうございます💗(マーは女性を敬って呼ぶときに使います)。インド芸術への愛と智慧が溢れている彩子マーは、まさに日本の「インドの母」のような存在。いっしょに過ごしていると、私は学ぶ喜びで時間を忘れます。このたび、彩子マーの人生の物語を綴るお手伝いができて、この上なく幸せです。 全身全霊で踊らなければ意味がないインド文化がまだ日本でそれほど知られていなかったころから、彩子マーはインド舞踊に心をわしづかみにされて、インドへ通った。そこで巨人たちに出会った。

          サキーナ彩子エッセイ「わたしのオディッシー」

          グル ケルチャラン モハパトラ 伝記発売

          Happy spiritual birthday, Asako! 今年のお命日はひとしおです。高見麻子さんが希望していた、イリアナ チタリスティ女史による"Making of a Guru: Kelucharan Mohapatra: His Life & Times"『オディッシー インド古典舞踊の祖 グル ケルチャラン モハパトラ Making of a Guru あるグルの誕生』の日本語訳がついに完成し、アマゾンオンデマンド出版から発売となりました。数年前、イリアナ女

          グル ケルチャラン モハパトラ 伝記発売

          自宅で迎える死 その癒しの力

          カレン ナニ アパナ博士 Karen Nani Apana Ph.D. 著 父が亡くなったのは私が16歳のときで、1962年のことでした。そのときの経験から、自宅で家族が人生を終えることについていろいろ考えるようになりました。お棺に横たわっている父の遺体を見て、私は、 「これはお父さんではないわ。」 と思いました。彼の精神と魂はそこにはなく、防腐処理された体だけが横たわっていました。それはそれは驚きました。この経験が、死という謎を探る道、へと私を導いていったのです。 父、ハ

          自宅で迎える死 その癒しの力

          なぜ踊るのだろう?

          高見麻子14回目の御命日に ダンサーが自分に問いかけるとき、それは自分とはどういう者なのか、なにが好きで、どうしてこの世に生まれたのだろう、なにをしていきたいのだろう、次の人生があるとしたら、いったい何をこの生からの贈り物としてもっていくのだろう、という根本的な人生の問いとなっていくように思う。 私にオディッシー舞踊の扉を開けてくれた、師、高見麻子(1960-2007)は、まだ20代で踊り始めた初期のころからはっきりと書いている。 踊ることは「一生をかけて学ぶもの」である

          なぜ踊るのだろう?