一歩を踏み出すこと
嫌なことがあったある日、あの子は学校へ行きたくないと思った。
こんなに心がギュと痛くて苦しいんだからしょうがないでしょと、ママに言って泣き叫んだ。
ママは、どうしていいのかわからないみたいだ。
あの子の時計は止まったまま。
ママは、先生のせいにしてみたり、学校のせいにしてみたり。
毎日は、些細なことの連続なんだ。
あの子は、まだ一歩を踏み出すことができない。
ママの目があの子のはるか先の未来を見る時、
あの子が自分で自分の未来を決める時、
あの子の時計は動き出す。
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