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監督1年目~社会人リーグ参入~ vol.8

梅雨明け欲しいと思いながらも、猛暑日が嫌いなので、
梅雨が明けてほしくないとも思う今日この頃です。

チームを指揮するようになってから、
強く意識するようになったことがあります。
それは、
トレーニングが試合で活きるかどうかです。

現役時代によく「試合を意識しろ」と言われ続けてきました。
実際に、試合を意識してトレーニングをしてきて、
それなりに効果があったように思います。

ただ、指導者になって思うことは、
良い指導者と悪い指導者の差は、
こうした選手への意識付けのところにあると思います。

悪い指導者は、試合を意識することを直接的に伝えます。
良い指導者は、自発的に試合が意識できるように伝えます。

どういうことかと言うと、
悪い指導者は、「試合を意識しろ」と指示し、
ある意味、試合を意識することを強要しています。
指示された選手は、”試合を意識することを意識する”ことになります。
そのため、実際には試合を意識することができていません。

良い指導者は、試合のどんな状況で何を実践するかを伝え、
トレーニングの意図を伝えます。
意図を理解することで、選手は試合をイメージすることができます。
そのため、実際の試合を意識してトレーニングを行えます。

言葉にするのは、簡単ですが、
私自身、先週のトレーニングでは、
「試合を意識しろ」と口酸っぱく言いまくっていたので、
指導者としてまだまだ未熟だと感じました。

指導者に求められることは、
小手先の声かけではなく、
効果的なトレーニングを実践することです。

効果的なトレーニングを実践するためには、
指導者が明確な成功イメージを持ち、
そこから逆算したトレーニングの
目的・意図を理解している
ことが必要です。
こうして初めて選手に伝わることができます。

トレーニングで重要なことは伝えることではなく、伝わることです。

まだまだだと自分の未熟さを感じながらも、
前を向いてやっていくしかありません。
もっと学び、もっと成長します。




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