監督1年目~社会人リーグ参入~ vol.12
ボールを持っていない時間が98%
サッカーは、1試合90分間で勝敗を争うスポーツ。
90分間のうち、
ボールを触っているプレーは1分~3分
ボールを触っていないプレーは87分~89分
と言われています。
あのメッシでさえ、
1試合にボールを触っている時間は約3分間である
というデータがあります。
割合になおすと、
ボールを持っている時間は、
約0.9%~2.7%です。
つまり、
1試合のうち約98%の時間は、ボールに触っていない
ということになります。
ボールを触っている時間は、
シュートやパス、ドリブルといった
決定的なプレーができる非常に重要な時間です。
ただ、残りの98%の
ボールに触っていないプレーによって、
ボールを触っているプレーの質を決めると思います。
良い準備があるから、
良いプレーが生まれます。
オフ・ザ・ボールを意識する
今月のトレーニングテーマは、『オフ・ザ・ボールを意識する』です。
日本では、「オフ・ザ・ボール」というと、
パスを受ける予備動作というイメージが強くあるかと思いますが、
私の「オフ・ザ・ボール」の定義は、
ボールを触っていないすべての時間です。
つまり、オフェンスはもちろん、
ディフェンスにおいても、
「オフ・ザ・ボール」を意識していきます。
ただ、一概にオフ・ザ・ボールと言っても、
無意識でプレーをしている時間が非常に多いです。
これは、これまでのサッカー環境からくる習慣です。
この習慣を変えていこうとするとなると、
劇的な変化は短期間では現れないでしょう。
だからこそ、まずは、意識することから始めます。
『オフ・ザ・ボールを意識する』
意識することで、自分のプレーが分かり、
改善点を見つけることができる。
これから徐々に修正を繰り返して、習慣を変えていく。
良いオフ・ザ・ボールは、これまでも経験の中で、
答えを見つけているはずです。
あとは、それをできるようになるまでやり続けること。
無意識/できない→有意識/できない→有意識/できる→無意識/できる
無意識でも良い準備ができるようになるのがゴールです。
とにかくやり続けることが大事です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?