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歴史から読み解く、代替肉の未来

こんにちは、はるきです。
前回は、代替肉についての記事を書きました。

今回は、そこから深掘りをして代替肉が今後どうなっていくかについて書いていきます。

今回の記事では
・代替肉の歴史
・代替肉の現在
・代替肉の未来

こちらについて、ご説明していきたいと思います。


代替肉の歴史

今、 話題になっている代替肉だが意外にも歴史は古く、1907年に特許を取得しています。加工食品大手のケロッグの創業者でもあり、コーンフレークの発明者のジョン・ハーベイ・ケロッグとされております。

ケロッグが、小麦に含まれるグルテンと牛乳に含まれるカゼインから肉に似た食品を瀬増する方法を考案して、特許を取得しています。100年以上も前です。

そして、代替肉開発が進む契機となったのがは、米国の科学者のロバート・アレン・ボイヤーの研究だとされています。

大豆から抽出した植物性タンパク質を束ね、筋肉構造に似せることで食感を食用肉に近づける製法を考案。1954年に特許を取得して米国食品メーカーは、ボイヤーの製法を基に代替肉の製品化を進めました。


代替肉の現在

代替肉の認知度

代替肉の認知度は84%ほどあり、現在利用率は10%ほどあります。男女別では、男性81%、女性86%とやや女性の方が高い認知率となります。年齢層で見た時は、30代〜50代の年齢層が一番多いです。

他にも、米国の若者Z世代にとって代替肉はクールという考えを持ちやすいとされています。その背景としては、Z世代(1990年代後半〜2010年頃に生まれた世代)はネットリテラシーが高く、環境問題に強い関心があるかです。

だからこそ、次世代を担う若者達は畜産による環境負荷などの情報から従来の肉よりも植物性の代替肉をクールという考えを持ちます。

今後はZ世代が社会の中心になっていけば、代替肉の認知度や普及率、市場規模も拡大していくという見方もできます。

代替肉の進化「5段階」

これまでの代替肉と今注目集めている代替肉との違いを見ていきたいと思います。5段階のレベルに分け、「肉らしさに近づける」という基準の軸で判断して行きます。

『代替肉レベル1「肉の代用品」』

特徴/豆腐ハンバーグなど、肉を使うもので置き換えており、味わいからして自分が食べているものが代替肉ではないことが明確なもの。置き換えた食材自体の体験や価値を重視されます。

『代替肉レベル2「肉もどき」』 

特徴/肉の食感を中心に再現したもの。素材の持つ栄養素や健康的な要素が価値となります。

乾燥大豆ミートやセイタン(小麦のグルテンを主原料とした食品)など。肉っぽさはあるものの、肉の香りなどはせず、乾燥した食材を湯で戻して調理する。

『代替肉レベル3「肉に近い喫食体」』

特徴/ベジバーガーなど、肉の食感だけでなく味も再現しようとしたもの。ただし肉の香りはせず、ベジタリアン向け。肉好きの人々を満足させるには至らない。

『代替肉レベル4「同じ調理〜喫食体験』

特徴/インポッシブルフーズやビヨンドミートに代表される植物性代替肉。

鮮肉
としての状態で販売され、調理する赤身が茶色く変化し肉汁とアロマ広がるなど調理体験まで肉と同じにしているもの。

味わいや食感も本物の肉と大きく変わらず、肉好きの人々にとって満足度が高い。

また、調理・喫食いずれにおいても変化は求められない。それでいて、環境にいいなど論理的な満足感も得られる。

低カロリーやゼロコレステロールなど、機能としては肉に勝る部分があるものの、塩分が多いなど健康的な食品とは言えない面があります。

『代替肉レベル5「肉以上の機能性」』 

特徴/最先端プレーヤーが目指してるレベル。調理・喫食体験が本物と変わらないうえ、肉以上の栄養素や保存性を再現したも。もちろん、健康的な価値も担保されている状態。

出典『フードテック革命世界700兆円の新産業「食」の進化と再定義』

代替肉レベル4になったことは大きな飛躍だと思います。

特に肉の消費量が多い国ではレベル3であれば肉を主食としている国では少し受け入れ難い思うが、レベル4に進化したことにより、そういった方々に受け入れやすくなったかと思います。

特に食材そのものの立ち位置が味はもちろん重要だが環境面、食体験といった感覚に変わっていくのではないだろうか。

また、宗教的な理由で肉を食べられない方々にとって代替肉は可能性を秘めており、代替肉レベル5に進化した際はさらに市場規模も拡大していくかと思います。


代替肉の未来

代替肉の市場規模は拡大していき、2030年には3兆円になると予測されております。まだまだ、代替肉が普及されていない国が多いので、現在の問題点を解決していけば、予測を超えるのではないでしょうか。

日本では利用率が少なく、スーパーでもあまり売られていないが、私が考えるにスーパーの肉コーナーは半分以上が代替肉になるのではないかと考えています。

それに加えて、牛肉店頭に並ぶのは今の生産量の半分以下になるかと考えております。

その理由としては、前回の記事でも書きましたが食肉の中でも牛肉が非常に環境への負荷が高いからです。

牛一頭を育てる肥料の量や環境問題であるゲップという問題点があるので、受け入れられる受け入れられないは関係なく国の対策として牛肉に関しては店頭に並ぶに量は減るではないかと思います。

しかし牛肉の販売は完全になくなる訳ではなく今よりも倍以上の値段で販売され富裕層の食べ物としての位置付けになるのではないかと思います。

代替肉がスーパーの肉コーナーの半分以上を占めるようになると代替肉レベル5に到達しており大量生産が可能となり今の食肉よりは低価格で販売できるかと思います。

もしそのような未来になった場合には、逆に今の食肉である牛肉や鶏肉、豚肉は選ばれなくなるのではないでしょうか?

それは代替肉レベル5にはなれば、食肉との味は変わりなく食肉よりも栄養価が高いし安いから必然的に考えて代替肉が選ばれるかと思います。

日本人に代替肉が受け入れられれば飲食でも代替肉の専門店なども出てきて、代替肉の普及率が更に高まるかと思います。

そうなれば肉をメインとしている焼肉屋などは代替肉専門の焼肉屋などになるかと思います。

世界的に見ても環境問題はもちろん宗教的な問題も解決できるので今後の代替肉には非常に期待です。


まとめ

今回は代替肉の過去から未来まで書きましたが代替肉には100年前から取り組まれていることが分かりました。

現在代替肉はこの十数年で一気に肉に近づきレベル4に到達しました。
問題点はありますが、この数年で解決されるのだはないでしょうか?

代替肉の未来がどうなっていくのかはまだまだ未知数かと思いますし今後人類にとって食糧不足を救うテクノロジーかと思うので今後に期待です。

代替肉に興味を持たれた方はぜひ代替肉を食べてくださいね。

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