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日本と全然違う、フランスの大学の授業

こんにちは、はるかです。

少し時間に余裕ができたので、書きたかったことをやっと書ける。
ちなみに、私が住んでいるランスは最近20度を下回る日が何日か続いており、冬の到来を感じています。でも、朝夕は結構涼しいけど、日中は割と暖かいから、街ゆく人を見ても薄手のダウンやコートを着ている人もいれば、夏の時期みたいに半袖の格好をしている人もいるから、毎日のお洋服選びが難しい…

トップの写真は、授業前に教室から見えた虹🌈
久しぶりに直接虹を見ることができて、なんだかハッピーな気持ちになった。

フランスの大学で授業が始まってから約1ヶ月が経ちました。
しかし、私の通っている大学の時間割の組み方が特殊なのかフランス語だけは毎週木曜日と決まっているけれど、そのほかの科目は日本の大学のように毎週固定の時間割というわけではなく、週によって授業の科目が変わるから、毎週自分できちんと1週間の授業スケジュールを確認しておく必要があるのです。

そして、授業を受けていくにつれて日本の大学のスタイルとは全然違う!と思ったことがいくつかあったので、その中でも特に強く思った4つのことについて書いていきます。

1.1コマが3時間


他の日本の大学の1コマあたりの授業時間数がどのくらいかはわからないけれど、APUでは1コマが100分(1時間40分)だったから最初は1コマが3時間ということに驚いた。それと同時に、3時間ずっと集中力を保つことができるかも不安だった。しかし、実際は3時間の間に教授が10分休憩を設けてくれるから、その時間にリラックスをしてメリハリをつけながら授業にのぞむことができている。
(ちなみに、フランス人のクラスメイトはその10分休憩でずっと外でタバコを吸っている。休憩時間になると多くの人がタバコを吸いに行くから、休憩後の教室はタバコの匂いが充満しており、結構くさい。笑)

ふと気になって、クラスメイトであるフランス人のお友達に
「フランスでは3時間授業はノーマルなことなの?」と聞いてみたら、
「いや、そんなことはないよ」と言っていたので、私の大学が少し特殊なのかな?

2.より実践的で自分で「考える力」が必要な授業内容

フランスの大学で授業を受けて1番強く感じたのは、「実践的な授業が多い」ということ。例えば、まだ授業が始まって数回しか経っていないものの、「グループに分かれて企業にアポイントメントをとり、実際に足を運んでみてその会社(部署)では多様性などが十分に発揮されているかを(プラスに評価をするだけでなく、批判的思考も持ちながら)観察し、それを分析し、さらにその企業(部署)のマネージャーに多様性についてのインタビューを行いなさい。」という課題が出た。そして、もちろん、企業へのアポイントメントは自力で行わなければいけない。大学や教授からのサポートは一切なし。私は中学生の頃に自力でアポイントメントを取り、企業訪問に行くという課題を一度経験したことがあるから、驚きや恐れみたいなものは全くないが、ここはフランスだから、そういう意味での戸惑い?みたいなものは少しある。しかし、フランス人がグループ内にいるから(5人グループで2人だけフランス人だが、私以外みんなフランス語を話せる)フランス語が必要になる部分はグループメンバーに任せて、私は観察や分析などのフランス語が話せなくても問題がない役割に注力しようと思う。

日本では、1セメだけしか授業を受けていないけれど、少なくとも1セメ期間に企業に自分で足を運んで自らの目で物事を捉えながらマネジメントの勉強を行うということはなかった。だからこそ、それを授業が始まってすぐに課題として出るのが面白いし、単純にすごいと思った。

そして、「考える力」が本当に求められる。
例えば、Shein's modelという経営学を勉強する上で核となる理論を授業で学んだ後に、各自で指定されたフランス映画を観てその映画の組織がShein's modelにどのように当てはまるかを考えるというもの。それだけでなく、授業で学んだことを実際の組織構造にどのように当てはまるかを考えたり、とにかく、答えのない問いについて毎課題で考えている気がする。答えのない問いに立ち向かっては、「うーん、なんか違うかも」と思い、「やっぱりこうかな」と考え直しての繰り返し。

正直、結構大変だし、時間もかかるし、頭がパンクすることもあるけれど、「本当の意味での勉強している」という実感は大きい。

3. 1クラス約25人!相互通行型の授業!

初めて教室に入ったときは、1クラスの人数が大体20〜25人なことにとっても驚いた。"語学のクラスだけ"とかではなく、全ての授業が大体25人前後。だから、もちろん教室も小さいし、その分教授との距離がとても近いので、わからないことがあればすぐに聞くことができる。さらに、授業中にも教授がクラス全体に問いを投げかけてそれを学生が答えたり…といったように、多くの授業が相互通行型。

APUの時は、英語のクラスは25人くらいの少人数で高校の教室みたいな小教室での授業があったけれど、学部の授業は全部大教室で100人以上はいた。もちろん、大教室での授業と小教室での授業のどちらにもメリットとデメリットはあるが、個人的にはこじんまりとしているフランスでの小教室での少人数スタイルが好き。

4. わからないことはわからないという

これは、少人数授業だからこその利点かもしれない。それは、授業中に教授が説明している中でわからないことや疑問点があれば、学生がその度に挙手をして「わからない!」と教授に伝えていることである。

授業のペースは私的には少しはやい。だから、「これはどういうことだろう」と思うことは多々ある。私も最初の方はわからないことがあっても、それを後回しにして授業後に教授に質問することがあった。しかし、周りのフランス人たちは授業中でも「わからない!」「〇〇の部分をもう一度説明してほしい」などと、疑問点があるとそれをすぐに解決しようとする。そして、間違えることは恥ずかしいことではないので、授業中に挙手をすることに対して躊躇いや恥じらいもない。これはフランス以外の国での当てはまることだと思う。もちろん、日本でも。だが、私はわからないことを後回しにせずに、きちんと伝え、それを後回しにせずにすぐに解決しようとする彼らの姿勢を見習いたいと心から思った。


もちろん、上に挙げた4つ以外にも日本の大学と違うところはたくさんある。でも、同じところもいくつかある。それについてはいつか書こうと思う。

まだフランスでの大学生活には慣れておらず、ドタバタしながらの毎日ですが、なんとかみんなに食らいついて頑張っています。今月末は初めての中間テストがあり、これからさらに忙しくなっていくますが、自分が納得いく成績をおさめることができるように頑張ります!

Au revoir!


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