池島はる香

よろしくお願いします。

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終演しました!

同じ釜のムジナ「罪の三乗」 4日間、全10ステージ終演いたしました! ご来場いただいたお客様、応援してくださった方、キャスト、スタッフの皆様 ほんとうにありがとうございました! 顔合わせ~千秋楽まで約3週間という怒涛の企画公演でございました。 とにかくもう、最後まで大きなトラブルもなく、1人も欠けることなく終えられたということにほっとしています。 新宿眼科画廊さんも優しかった。たいへんお世話になりました…! せっかくなのでふりかえります。 観ていただいた方はご存知かと

    • 企画公演、明日から!

      同世代の烏丸棗ちゃん、久保瑠衣香ちゃんと昨年から進めていた企画団体“同じ釜のムジナ“の公演が、明日から新宿眼科画廊スペースOにてはじまります。 タイトルは「罪の三乗」 棗ちゃんの別団体、牡丹茶房で出会った3人。 仄暗く美しい物語も大好きなのですが、稽古場での会話や、ツッコミ、言い回しを聞いて「いつか棗ちゃんの書くコメディを観てみたい」と思っていました。 罪の三乗は、ちょいと毒のあるノンストップワンシチュエーションブラックコメディです。 夢が叶いました。へへ。 池島は合同

      • 2011年3月11日、18歳の誕生日。

        10年前のことを思い出せる範囲で残そうと思い書きました。記憶違いもあると思います。文章としてまとまってません。不謹慎と言われるところがあるかもしれませんが、当時の私が思ったことも書きます。ご了承ください。 卒業式から数日経っていた。 4月から東京の専門学校に通うため、姉と東京で二人暮らしをはじめる三週間ほど前だったと思う。荷物はすでに運んでいて、先に東京で暮らしていた姉が実家に戻ってきていた。全員実家にいてよかったね、とそのとき話したのを覚えている。 私は友人と一緒に駅

        • 夏と少年。あとセミ

          先日のちょっと不思議な偶然の話。 注)セミの画像があります。 歩いてたら、近所にある 不思議な外観のマンションの前で、お札を握りしめた坊主頭の少年に「あっちの方で蝉が鳴いてるよ!」と話しかけられた。 初めて見る子。「きっと住んでる人も不思議な感じなんだろな」と勝手に思っていたので、こんな普通のちっちゃい子も住んでるのか~とちょっと驚いた。失礼な話だけど。 急いでいたのと暑さで頭がまわらなくて、少年が指さした方をぼんやり見ながら「夏だからね」と返した。 少年は私と並んで歩

        終演しました!

          夜明けのスプーン

          中学3年生の冬、私は家のベランダの手すりを乗り越えて、柵にしがみつきながら 「いける、できる、手を離せ、いけ」 とぶつぶつ言い聞かせていた。 思い返してもやばい奴だった。 実家のベランダから飛び降りたときの話 なにか大きなきっかけがあった訳ではないと思う。 小さいことの積み重なり。

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          夜明けのスプーン

          劇場の妖精(ということにしている)の話

          「人の集まるところには霊も集まる」と聞いたことがある。 小劇場のような人が密集し暗闇も多いところで怪談話がささやかれるのは、必然なのかもしれない。 暗転中ひとりきりのはずなのに誰かとぶつかったとか、誰もいないはずの楽屋で人影をみたとか、仕込み中に灯体が倒れたとか、終戦近くに戦争を題材にした作品を上演すると客席に兵隊がみえるとか。 稽古中や飲みの席で耳にすることが多い。とはいえ悪いものばかりではないようで、たとえば暗転中にはけ口が分からなくなってしまったときに手を引かれて

          劇場の妖精(ということにしている)の話