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434.『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』観賞!ラストシーンを見逃すな!

劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』を観賞。
今作も観賞後のレビューを残しておこうと思う。

僕のコナンの記事をまとめたマガジンはこちら。

さて、ネタバレなしで書きますが、最後の5分間の情報量がとんでもなかった今作の劇場版『100万ドルの五稜星』。

今作の見どころと、熱烈なコナンファンが映画のどこをチェックしているのかを書きながらまとめてみる。


割と見どころは多かった作品

北海道を舞台にした劇場版は初で、原作でもあまり北海道が舞台になった事件は少ないのではないだろうか。
ぱっと思い浮かばないけれど、何かあったかなぁ。

さて、主な舞台は函館。

五稜郭と日本三大夜景があることぐらいしか知識がなかったので、「函館・五稜郭タワー」など初めて知ったことも多かった。

五稜郭が築造された頃から戊辰戦争にかけてはまさに日本激動の時代で、歴史としてはとても面白い時代だけど、たった100年と少し前の当時を生きていた人のことを思うと、平気で人を切っていたわけでなかなか恐ろしい世界だったことがわかる。

見どころとしては、土方歳三格好良かったけど一瞬だったこと、めちゃくちゃ懐かしい事件の時の刑事が登場していたこと、新一の告白場所を知っているからこその平次のセリフ、主要人物が有名な声優さんばかりだったことなど、挙げれば意外と結構ある。

あとこれは同意を得られるかわからないが、今回は特にアニメ調の強いキャラデザだったように思う。
最近の映画にしてはちょっと丸みがあったような気がして、おそらくキャラデザの担当の方の影響だと思うが、いつもと絵のタッチが違っていたように感じた。

展開としては、正直中盤ぐらいまでは普通だなと思っていたが、後半想像以上に面白くなってきた。
ミステリーというよりは、サスペンス、アドベンチャーといった方が適切かもしれないジャンルの事件だったように思う。

最後はしっかりファンタジー並みのアクションをかましていて、爆発は少な目だったけれど、犯人も意外で事件としても割と楽しめた。

そしてなんといってもラストシーン。

まじっく快斗だけでなくYAIBAファンも盛り上がる見どころが意外と満載だったので、結果的に観賞前の期待度は超えた満足度でした。

ティザービジュアルで書かれていた、キッドの真実が明かされるって、キッドどころじゃねーよ、って終わり方だったのも良き。

『異次元の狙撃手』以来の、終了後のざわめきは、これはまた歴史的な瞬間で後世に語り継がれる映画ではあったと思う。

熱烈なコナンファンの僕は映画のどこを見ているのか

僕は熱烈なコナンファンで、一コマ見れば何の事件かわかるというほどである。

そんな僕が映画のどこを見ているかの点を書き記します。
多分、同じようなファンの方は結構いるはず。

タイトルロゴとテーマソング

まずはタイトルロゴとテーマソングの入り方。

お馴染みの最初に流れる映画のテーマソングは、毎回撮りおろしである。

この入り方がいかに格好良いか、いかに作品と合っているか、どんな音楽で、どんなタイトルロゴの入り方なのか、これをまずはチェックする。

ちなみに昨年の『黒鉄の魚影』はテーマソングへの流れが非常に良かった。
これは多分、監督と演出が良かったのだと思う。

これだけでも語り合える人は十分に話せるネタがあるので、もしわかる人がいればぜひ一緒に話し合いたい。

監督と脚本

次に、監督と脚本である。
これは実は劇場版の面白さに最も直結する非常に重要な点である。

今回の監督は永岡智佳氏。
劇場版では史上初の女性監督として、2019年の『紺青の拳』を担当された方だ。
その後に『緋色の弾丸』を担当され、今作で3作目の監督作品。

個人的にはめちゃくちゃなアクションがありつつも、近年の中では比較的事件としては面白く、僕の中でも好きな方の部類に入る。

ちなみに大好評だった前作は、公開前から監督に注目していた記事も書いていた。
来年の監督も要チェックである。

他作品の監督や脚本では、例えば『絶海の探偵』では名ドラマ『相棒』を担当していた方が入ったことによって、犯人がわかった上でどう追い詰めるか、というサスペンス調で進む物語だった。

あとはよく最初の劇場版『時計じかけの摩天楼』から『迷宮の十字路』までの映画の評判がすこぶる高いが、それは単に思い出補正ではなく、監督がこだま兼嗣氏だったという理由だと個人的には思っている。

結局は誰が旗を振るか。

映画では特にそういった要素が大切なのかもしれない。

次回予告

映画の最後の最後に流れる、一瞬の映像と次のメインキャラの一言。

これはまた最後に鳥肌を立てて帰る最後にして最高の見どころの一つで、毎回めちゃくちゃ楽しみにしている。

過去衝撃的だったのは、安室さんが「ゼロ」と呟いて日本中の電気が切れる演出があった『ゼロの執行人』の予告。
あれは格好良かったし、劇場版では安室さんが初のメイン作だったため、非常にテンションが上がって劇場を後にした記憶がある。

今回も、もしかしたら次回はあの辺の面々がメインの回かな~と予測していた通りの予告で、来年もまた新たなテイストになりそうで楽しみである。

ぜひ劇場版で直接確認してみてほしい。

今回長くなっちゃった。
歴代のコナンの映画を振り返ってみても面白いかもしれない。

皆さんが好きな劇場版は、どの作品でしょうか?
ぜひコメントください♪


ちなみに前作『黒鉄の魚影』の観賞記録はこちら。
金曜ロードショーでも大反響でしたね。


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