422.文章力はいかにして身につけてきたか
初めて主体的に文章を書き始めたのは、中学二年生の頃。
当時ケータイ小説が流行っていて、読んでいるだけじゃなく書き始めた中二病全開だった時代のことです。
小説という媒体で書き始め、今は記事やブログの文章を始め、エッセイ、SNS、他人の文章の添削など、いろんな文章に触れるようになりました。
小説を書いていたのだから、記事の文章も得意なんでしょうとよく言われましたが、そんなことはありません。
最初は見てもらった文章の9割が赤で修正されて、これもう僕の文章と違うやんと思いながら、悔しい初稿を連発していたのもいい思い出です。
確かに、今と三年前の文章を見比べるとまるで違います。
記事の文章も、SNSの文章も、小説もブログも全部、大事にするポイントが全く違います。
数々の文章に触れてきたからだなぁと思います。
どうやって今の文章の感覚を身につけてきたのか?
媒体ごとに変わる感性を、どのように身につけてきたのか?
今回は、そんな僕の文章的感性を身につけてきたお話。
量質転化以外の選択肢がない
どの世界でも絶対的な原理原則があります。
量質転化、です。
先日の西野亮廣氏のツイートでもこの文言が出ていました。
こんなことは、必死に何かに取り組んだことがある人なら当然の話かもしれませんが、しかし無意識的に質を追っている自分がいつの間にか顔を出しているのもまた事実として起こり得ます。
いつまで経っても、おそらくどの世界でも、質が量を凌駕することはあり得ないと思っています。
何事も、数。量。
狂ったほどの数の先に見える世界線でまずは話しましょうよと。
同じ土俵に立ちましょうよという最もシンプルな条件。
その先に、追い求める質があります。
高校野球時には結構な数の素振りを繰り返してきました。
一日300本程度しか振らなかった人よりは、幾分打撃の感覚は優れていると自負しています。
小説も、野球と同じぐらい続けていますから、文章を書くことについても何度も何度も繰り返してきました。
中学生の頃は、通勤通学の時間で毎日500字書いていました。
ケータイ小説でちょうどいい一ページの分量で、ひたすらに妄想を文字化していたように思います。
その後も、一年に文庫本一冊ぐらいの文量を書き続けてきました。
学生の頃は趣味でしたが、何だかずっと継続していました。
世界中の大学硬式野球部員で最も文章を書いていたと思います。(野球部在籍中に小説書く人がそもそも滅多にいない。)
記事やブログの文章を学んでいた四年前も、ひたすらに書きました。
書いて、修正してもらって、勉強して、を繰り返して感覚を養いました。
感覚や感性は、座学では限界があります。
そうして実践を繰り返し、noteもこれで422記事目となり、現役度を落とすことなく文章に触れ続けています。
まずは量。
良い悪い、納得がいくいかない、正解不正解、なんでもいいのでとにかく書いてみましょう。
一度感性が養われたのなら、他でも転用できる可能性を秘めた非常に強力なスキルになることでしょう。
考えて書く
高校球児時代、何も考えずに素振りを繰り返す人もいました。
数振って満足する人もいたことでしょう。
僕は架空の投手が投げてくるコースと球種が毎回違うので、そのイメージをしながらどこにどういう打球が飛んだかまで想像しながら振っていました。
文章も同じです。
ただ書き続ければいいだけでなく、考えて取り組むことが大事。
どうすれば、読み手に最も届く文章になるか?
一文目は、どんな言葉を入れ、どれぐらいの文章の長さで、二文目にどうつなげるか。
記事の最後はどのように締めるか、そこにたどり着くまでの構成は固まっているか。
文章には響きとリズムがあるので、小説から入った僕としてはその点を非常に大切にしていつも文章を紡いでいます。
響き?リズム?何のことかわからない、というのがまさに文章に対する感性、感覚というもので、そこを量をこなすことによって養っていくのです。
ぜひ考えて文章を書いてみてください。
考えることはたくさんあるので、最初に考えることは超シンプルにこの二つ。
・誰に届けたいのか
・どんな気持ちになってほしいのか
これだけで、魅力的な文章になるかもしれませんね。
せっかく文字を書くのであれば、よりあなたの人生に有効なものとなりますように。
楽しいですよ、続けていれば。
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