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10,娯~旅行に行きたい方へ~

去年も今年もどこにも行けない!!!

旅行好きにとっては、苦しい日々が続きますね。

そんな今だからこそ「旅行」について一度立ち止まってみたいと思います。

今回はミクロネシアの数少ない観光地である「ナンマドール遺跡」の講義と現地訪問をした日からの学びです。

日記引用編#6【観光と保護】

8/28
 待ちに待った初のミクロネシアの人による講義。英語で講義を受けて英語で質問する、ソフトツーリズムについて追求することがこの旅の目標だったので、ついに!!!
 ナンマドールについての講義だったのでナンマドールを世界遺産として扱う観光業かナンマドールを守るかどっちが大切だと思うかと聞いた。そしたらprotectと即答された。でもそのバランスは非常に重要で保護するとしても観光客が来たら嬉しいし皆さんには楽しんで欲しいし、実際それ関連のお金は必要としているとのこと。
 ナンマドールに足を運んでみると本当に整備されてない世界遺産だった。水のなかを歩いて行くので半ズボンにサンダルで行かないと目的地に行くことができない。だからこそ個人的にはexposure要素があってより楽しかった。神聖な所だからお邪魔しますを言ってドアに入らなくてはいけない。うるさくしたドイツ人が次の日死んだという伝説もあるそうだ。地元の人はそれだけ世界遺産に敬意を払っていて守りたいという姿勢が伝わった。観光化よりこのままにすることが本当にナンマドールを勉強して敬意を払わなくてはならないことを理解して見にきたい人だけが来るので良いと思う。この状態を維持するのが一番だ。

好きだからこそ、いつまでも続いてほしい観光業。

負担のない持続可能な観光形態としてのソフトツーリズムを学びたかった私にとって、お待ちかねの講義でした。

こちらで述べた様に
現地の文化をありのまま味わえるからこそ、大好きなミクロネシア 。

観光化が過剰に進む事で、ありのままの姿を失って欲しくないと強く思います。


そもそも観光とは

もともと観光とは神を確かめるための聖地巡礼の旅だったと言われています。

ということは、観光地は神聖な場所であって、敬意を払わなくてはならないはずです。

しかしながら近年はそこからかけ離れ、レジャー要素が高まった事により、様々な問題点が浮き彫りになっています。

文化人類学的には「快楽周縁の創造」だとさえ言われています。

その中でも南国で起こり得ることとして、北の人々の為の「リゾート地」という構図ができてしまっているのです。

ホテルなどの施設が建ち、従業員を雇う事で格差社会を促進したり、

これまでなかった資本主義が持ち込まれたりと、

私達の娯楽が、現地の人々の価値観コミュニティを壊してしまうことがあります。

人だけではなく、そこの植物や動物も同じ。

観光地にとって負荷の少ない観光をする事が、観光客としての最低限の礼儀でしょう。


夢見る者と、夢見させる者

そういえばこの前「ザ・プロム」というNetflixオリジナルムービーを観ました。

そこである男は主人公の舞台女優にこう言います。

「芝居が好きなんだ。そうやって現実から逃げる。」

私達はときに娯楽を通して現実逃避をします。

そんな娯楽を提供するものは、永遠に現実逃避ができないのでしょうか。

いつも誰かに夢を見させる舞台女優達自身は夢みることはできないのかと、考え込みました。

夢見るものの裏には夢見させるものがいる。

そんな存在も本当は夢を求めているかもしれない。

これも今回の【観光と保護】にも繋がってくる様に思います。

私達が観光地に直接Giveができなくとも、

休みが必要なんだという事を理解する姿勢。

いつも私達に夢見させてくれるものへ、感謝をするべき時期だと思わせてくれました。

好きでいること、愛することは自己満足。

相手のためを想うなら

感謝こそが大切です


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