【プレビュー】ハーフスペースの攻防に注目 第8節 vs ツエーゲン金沢
YouTubeの最新動画でアルベルト監督にスペイン語のミスを指摘されましたが、あえてそのまま載せます笑
さあ、今季ようやく訪れた上位対決、3位・ツエーゲン金沢をホーム・デンカビッグスワンに迎えての一戦。
かつて新潟でも指揮を執ったヤンツーこと柳下正明監督はもう5年目。それだけに、既存の選手と新加入選手との連携も非常にスムーズに感じます。その点では、アルビとよく似ていて、成熟したチーム同士の激しい試合となることが予想されます。
■ 最大の武器は前線4人の守備力
昨季、主力として活躍したルカオや加藤陸次樹らがチームを去り、戦力ダウンが懸念されていた前線ですが、むしろよりパワーアップした印象です。
2トップのNo.10 瀬沼優司とNo.9 丹羽詩温、サイドハーフのNo.7 嶋田慎太郎とNo.30 大谷駿斗は全員、新加入選手。にもかかわらず、去年からチームにいたかのような連携のよさで積極的にプレスをかけ続けます。
それだけでなく、彼らがきっちりとゴールも決めており、これこそが今、金沢が3位にいる原動力に他なりません。
■ マルチロールな嶋田とセカンドボールの回収力
彼ら4人の中でも特に、重要な働きをしているのが、大宮アルディージャから期限付き移籍でやってきたNo.7 嶋田慎太郎。
基本、金沢は後方からのロングボールを前線に当てて速攻を狙うのが主な攻撃パターンですが、その中でも嶋田だけは違いを作り出せる選手で、中に切れ込んだり、中央でボールを受けてさばいたり、時には下がってビルドアップを手助けしたりと、一人二役、いや三役くらいの仕事をこなしています。
単調な縦ポンサッカーかとイメージされる方もいるでしょうが、全員でセカンドボールを回収する意識が明確になっており、二次攻撃、三次攻撃に注意が必要です。
■最大の弱点はディフェンスライン?
前線、そしてボランチを含めクオリティの高い選手がそろう金沢ですが、ディフェンスライン、特にセンターバックは不安要素なのではないでしょうか?
それほどビルドアップにも脅威を感じませんし、単純なボール処理のミスからピンチを招いている印象がやや強いです。
また、ビルドアップの際にボランチが間に落ちる、というポジショニングはせず、シンプルにセンターバック2枚を残してサイドバックが高い位置をとるやり方をします。
そのため、サイドバックの裏、特に最も危険なハーフスペースの守備が手薄になりがちで、そこから失点を招いているケースがいくつか見受けられます。
このスペースを生かす術を知っている新潟にとっては、チャンスを多く作り出すための穴となってくるはずです。
また、縦に素早く、という以外の攻撃バリエーションが少ないのも弱点でしょうか。
昨季はホーム開幕戦で金沢を迎えて3-5の痛い目にあっているだけに、何としても勝利をつかみ、今季初の3連戦をいい形でスタートを切ってほしいところです。
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