はるいろ

HSCかな?と思われる息子を育てている心理士です。自分の考えをまとめるためにnoteを…

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HSCかな?と思われる息子を育てている心理士です。自分の考えをまとめるためにnoteを始めました。気が向いた時に、思い付いたことを書いてます。

最近の記事

幼稚園に行けなかった頃の話 ④ 完全不登園期

幼稚園に行けなかった頃の話① 入園前 幼稚園に行けなかった頃の話② 入園~絶好調期 幼稚園に行けなかった頃の話 ③ 登園拒否と心身の不調 医師の助言に基づいて、晴れ晴れと完全不登園を宣言した我が家 毎日、公園や近くの遊戯施設など、楽しいところにどんどん遊びに出かけて 少しずつ状態は落ち着いていった 幼稚園に行けなくなってすぐ予約しておいた、教育支援センターでのプレイセラピーと別室で親の相談も始まった 主治医からは、先日の診察の時に、「過敏なところがある」「高機能

    • 幼稚園に行けなかった頃の話 ③ 登園拒否と心身の不調

      幼稚園に行けなかった頃の話① 入園前 幼稚園に行けなかった頃の話② 入園~絶好調期 GW明けの絶好調に続いて、ミニ運動会では人生最高潮かと思うほどの輝きを見せた息子 しかし、その翌日から、急転直下で本格的な登園拒否が始まった 朝の分離時にはギャン泣きで、先生に抱っこされて連れて行かれる日々が戻ってきた そして、最初の変化はお腹の不調 朝、幼稚園の近くまで行くものの、ウンチが出そうだと言う 当時はまだわざわざオムツに履き替えてしかウンチができなかったので、仕方なく

      • HSCと医療機関の問題②

        こちらの記事の続きです  HSCと医療機関の問題① 敏感すぎて困る場合は、HSCにも診断名が欲しい HSCもASDのようにスペクトラムで特徴が濃い人から薄い人までいると思うから、全然困っていない子はHSCの良い面を存分にいかして生きていってもらえればいいと思うんだけど、 HSCの特徴が濃すぎて現在置かれた環境では生き辛さを感じている子どもたちが、もっと早い段階でスムーズに支援に繋がれたら、不登校やメンタルの不調にまでつながらずに済む場合もあると思う 例えば、先生の大

        • HSCと医療機関の問題①

          先日、ある小児科の先生がHSCについて書いているのブログ記事を読むことができました (こちらです 『小児科医Pの発達外来診察室』) HSCを温かく理解して支援の手を差し伸べてくれていて、すごく嬉しくなりました! HSCを否定する声はよく聞こえてきても、理解してくれるお医者さんの意見を聞くことがあまりなかったから お医者さんが理解してくれるってありがたいですよね! そこで、HSCと医療機関の問題について、日頃思っていたことを書きました (何の根拠もありません 完全に

        幼稚園に行けなかった頃の話 ④ 完全不登園期

          幼稚園に行けなかった頃の話② 入園~絶好調期

          幼稚園に行けなかった頃の話① 入園前 いよいよ入園式 当日はずっと親と一緒だったので、緊張しているようでしたが泣きませんでした そして、入園式の最中からさっそくチック登場! おぉー、わっかりやすーー! 半年前の9月頃にも一時期出ていたことがあって、それ以来です 舌で口の周りをペロペロペロペロ... あっという間に口の周りが湿疹だらけ その後、瞬きのチックに移行し、4月中旬にピークを迎えた後は一旦なくなりました さて、最初の3日間は短時間の慣らし保育からスター

          幼稚園に行けなかった頃の話② 入園~絶好調期

          幼稚園に行けなかった頃の話① 入園前

          息子が幼稚園年少で不登園になったときのお話です そもそもの始まりは、入園の半年前 幼稚園で入園テストがありました その時に、母子分離で子供だけが10人ぐらいずつホールに連れて行かれ、遊ぶ様子を20分ぐらい観察されるというのがありました プレ教室で何回か通っていたのもあり、初めての場所ではありませんでしたが、息子は大泣き 「ママと行く!ママと行く!!」と泣き叫びながら私にしがみついているのを、先生に無理矢理引き剥がされて行きました 元々分離不安が強く、私から全く離れ

          幼稚園に行けなかった頃の話① 入園前

          不登校になったときのために

          うちの敏感な息子くん、あと一年半で就学ですが、すでに小学校で不登校になる可能性を多いに感じています 我が家は幼稚園年少で登園しぶりへの対応に失敗し、親子でメンタルが危機的状況に陥った辛い過去があります その後、ありがたいことに幼稚園の素晴らしい対応に恵まれて、今ではすっかり幼稚園が大好きな子に育っているのですが... 今の幼稚園は、少人数で、のびのびしてて、先生たちが底抜けに優しく、息子の特性や対応について園全体で共有し、些細なことも家庭と密に連携してくれる神のような幼

          不登校になったときのために

          奴隷状態からの解放③

          息子の要求と癇癪に振り回されていた状態から解放された日のお話です 奴隷状態からの解放① 奴隷状態からの解放② その日、帰ってきてから、息子はまるっきり別人になった ご飯は飽きたら「食べさせて」 洋服は基本的にいつも「着させて」 ちょっと遠くにあるものは「とってきて」 毎日あったこれらの要求がパタリとなくなった 今までは親にやらせていたことを自分でやりながら、「ずっと仲良しだもんね~」とニコニコしたり、 うっかり「○○やって」と口にしてしまったときには、ハッと

          奴隷状態からの解放③

          奴隷状態からの解放②

          息子の要求と癇癪に振り回されていた状態から解放された日のお話です 前回の記事はこちら コロナ休園が終わり、幼稚園が再開して1ヶ月 幼稚園生活も今年はなんとか順調に過ごせていた7月初旬 月1回のクリニックでの主治医の診察の時のこと なんとか順調ですと報告して、診察室を出ようとすると 息子が私に脱いでいた靴下を履かせてくれと言った 自分で履くように伝えてみたけどもちろん、引き下がるはずもなく、息子はイライラしはじめた 主治医からも自分で履くように言われたが、聞くは

          奴隷状態からの解放②

          奴隷状態からの解放①

          それは予期せず、ある日突然やって来た 息子の奴隷状態からの解放 息子は分離不安が強くて、全然私から離れないし、あれやってこれやってと何でも親に指示してやらせる子供だった (その様子はこちら) そして、思い通りにならないと癇癪を起こす まぁ一言で言うと、相当面倒くさい!! こんな親子関係が続くとマズイという危機感はずっとあって、思春期に突入する前に何とかしなくてはと思ってはいた というのも、今までの臨床経験で、このパターンでこじれにこじれた親子を何組か見たことがあ

          奴隷状態からの解放①

          息子の分離不安についての記録

          息子は人が大好き。 基本、ずっと誰かが側にいてくれることを求めている。 物心ついた時からずっとそうだ。 0歳4ヶ月 母の姿が見えなくなると泣く 0歳5ヶ月 人が1m離れるだけで泣く ここからもう、ずーーーーっと。 家事ができないどころの騒ぎではなく、すぐそこにあるティッシュを取りにも行けないし、すぐそこにあるゴミ箱に捨てにも行けなかった。 というわけで、家中にティッシュとゴミ箱が設置された(笑) トイレに行くのも、もちろん抱っこしながらだった。 普通は親が見て

          息子の分離不安についての記録

          HSCってASDと間違われるよねって話

          先日、地域のセンターで息子の診察を受けてきた。 まず、予約するのに3時間半アプリで電話をかけ続け、ようやく取れた初診の予約は半年後。知ってたけどさぁ…げっそりだよね。 でも、なんだかんだで受診日が予定よりも早まって、結局3ヶ月後に初診につながった。 さて、初めての医師の診察、案の定、医師から名前を呼ばれた時点で警戒スイッチオン! 名前、年齢含め、医師からの問いかけにほぼ応じず。たまに大人びた口調で突然質問に答える。母の膝の上で姿勢は終始ぐにゃぐにゃ。医師の質問攻めから

          HSCってASDと間違われるよねって話

          「ママ、やって」が多すぎる

          「ママ、やって」の要求がものすごーーーく多い息子。 「ママ、着替えさせて」 「ママ、食べさせて」 「ママ、取ってきて」 「ママ、連れていって」 着替え、食事、すぐそこにある物を取る、果ては自分が2、3m移動するのですら抱っこで連れていってと要求することもある。 日常生活行動のほぼ全てに対して意欲が低い。 いやいや、さっきまであなた無駄に歌って踊ってたくせに、手を洗いに行く洗面所までのたった2、3mがなぜ歩けないのか?ほんと謎でしかない。 たぶん『興味がない』この一言に

          「ママ、やって」が多すぎる