不登校になったときのために


うちの敏感な息子くん、あと一年半で就学ですが、すでに小学校で不登校になる可能性を多いに感じています


我が家は幼稚園年少で登園しぶりへの対応に失敗し、親子でメンタルが危機的状況に陥った辛い過去があります

その後、ありがたいことに幼稚園の素晴らしい対応に恵まれて、今ではすっかり幼稚園が大好きな子に育っているのですが...

今の幼稚園は、少人数で、のびのびしてて、先生たちが底抜けに優しく、息子の特性や対応について園全体で共有し、些細なことも家庭と密に連携してくれる神のような幼稚園なのです!

今ありがたく幼稚園に通えているのは、まさに先生方による特別支援教育のおかげ!!


だがしかし、

小学校はそんなに甘くはない!!!


もうあの時のような失敗は二度と繰り返すまい!と心に近い、あと1年半、就学に向けて全力で備えていく次第です


そんな中、タイミングよく、オンラインで本田秀夫先生のご講演を聞くことができました

「発達障害の子どもにみられる不登校」

素晴らしいお話で、学びがたくさんありました


この記事では、本田先生のご講演から得た学びも踏まえて、息子が不登校になったときの対策について、自分なりの考えをまとめてみました


●学校選択

うちの地域の学校、うちの息子の場合、不登校になっても特別支援学級に登校させてもらえるという選択肢はなさそう

可能性があるとしたら通級の利用

なので、通級の拠点校になっている学校を選択するつもり(近隣の学校よりも通級の枠が多い)


●就学前の準備

敏感さと不安の高さについて就学支援シートかお手紙で事前に伝えておく

すでに医療にはつながっているので、このまま継続して受診しておき、もしもの時は、医療、学校、家庭で連携したいという旨も伝えておく


事前の学校見学にできるだけ連れていって場に慣れさせておく

できることなら、管理職、養護教諭、SCと事前の顔合わせしたい


就学に際しては、偏見を持たれたくないという保護者の意見も多いと思うけど、我が家の考えは真逆で、むしろ対応要注意人物リストにでも載せておいて欲しい


たぶん、息子は最初は頑張っちゃうから全然わからないと思うんですよ

一見、配慮が必要な子だとは気づかれにくい

だから、放っておかれやすい


なんなら息子のおでこに、『注!』とでも書いて送り出したいぐらいです


●学校に行きたくないと言いだしたら

まず、「行きたくないんだね」と認めた上で、理由を丁寧に聞く

親にとっては登校しぶりは問題の始まりと感じられるかもしれないけど、子どもからしたらすでに最終手段のSOSであることを肝に命じる

がんばれば行けそうでも、本人の気持ちを無視して、登校を促すことだけは絶対にしない

ここでがんばらせると、過剰適応になるかも(経験済み、反省)


理由がはっきり言えなくても、今の学校教育や、担任やクラスが合わないだけの可能性あり

もしも、先生から

「学校に来たら楽しそうですよ」

「家庭の問題では?」

などの攻撃を食らったとしても、全力でスルーー!!!



●登校の仕方を学校と交渉していく

学校に行きたくない原因がわかったら、その原因がどの程度改善できそうか学校と相談する

本人が学校に行きたいと思わせるような環境がどの程度柔軟に用意できるかを、医療の意見を取り入れつつ交渉していく


どのような方法で、いつ、どこに登校するのか

登校してからは、どこで何をどれぐらいするのかなどを提示して、本人に選択肢を与える


本人が学校に行きたくなるような工夫もせずに、先生から登校を促されるようなことがあると恐怖に繋がるので注意


●宿題は百害あって一利なし

これは、本田先生がTwitterでツイートするときに、いつもハッシュタグをつけてつぶやいていらっしゃる名言です

宿題が本人の心や生活を必要以上に圧迫したり、宿題をやらせることで親子関係が悪い方向に行こうものなら、そんなものは放棄

我が子に合った学び方があるはず


●勉強について

学校に行かないなら昼間は勉強するように強制すると、学校に行けないあなたはダメ人間だという価値観を伝えることになるので気を付ける

学校で消耗してしまい勉強できるだけのパワーすらないのかもしれない

ただ、何のために勉強するのかは伝えていきたいし、学ぶことは楽しいという気持ちは育てていきたい

その上で、勉強するかどうかは本人に任せるという覚悟を持つ

学力はやる気になったら、後からいくらでも取り戻せる!(と信じるしかない)


●相談できる大人を作っておく

親は常に相談相手になれるようにしておく

担任に限らず、学校に相性のいい先生がいれば、先生との時間が少しでもとれるようにお願いする

もし担任ガチャで外れても、不信感が先生全般や大人全般に広がらないように注意する


●居場所作り

まずは家庭が快適になるように心がける

学校の居心地がよくないのに、家庭まで居心地が悪くなったら子どもの行き場がなくなる


そして、家庭外でも息子が楽しく過ごせる居場所があればベスト

教育支援センターのプレイセラピーにすでに通っているので、このまま就学して落ち着くまでは継続してもらうつもり


本人が学校以外のところで勉強したい気持ちがあるなら、勉強できる場を確保

これは、就学前にリサーチしたいと思っている


私自身の精神的健康を保つためにも、息子と離れる時間は絶対に必須!


●仲間作り

自分と似たような価値観を持つ仲間とつながれるような機会を作る

大人がやらせたいことではなく、本人達がやりたいことを、やりたいようにやらせる

オンラインゲームでもなんでもやって繋がってくれ!


●まとめ

心の健康を損ねてまでやらなければならないことなんて何もない!

大事なことは、息子が息子らしく生きること!

私にできることは、無理矢理がんばらせることではなく、より良い環境を用意すること!



最後に自戒を込めて過去の話に戻ると、

うちは幼稚園の入園前から、登園拒否することは予想がついていて(半年前から本人が行かないとずっと宣言してた)、

私たち夫婦も行かなくても別にいいよねーぐらいの気持ちでいたのに、

いざ幼稚園が始まって、楽しく通う姿が一時的にでも見られたり、先生から来てしまえば楽しそうにしているという話を聞いたり、

同じように朝泣いてる子もみんな登園している様子を見たり、行きはどんなに嫌がって泣いても帰りはすっかりご機嫌だったりするのを見たら、

いざ登園しぶりが本格的に始まった時に、当初の「行かなくてもいいよね」という気持ちが揺らいでしまって、しばらく無理矢理登園させてしまった

結果、息子を追い詰めることになってしまった


だから、小学校に入学して、もしも来るべきときが来たら、

ここに書いたことを読み返して、気持ちが揺らがないように、今度はしっかり対応したいと思います!!!

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