奴隷状態からの解放②


息子の要求と癇癪に振り回されていた状態から解放された日のお話です


前回の記事はこちら


コロナ休園が終わり、幼稚園が再開して1ヶ月

幼稚園生活も今年はなんとか順調に過ごせていた7月初旬

月1回のクリニックでの主治医の診察の時のこと


なんとか順調ですと報告して、診察室を出ようとすると

息子が私に脱いでいた靴下を履かせてくれと言った

自分で履くように伝えてみたけどもちろん、引き下がるはずもなく、息子はイライラしはじめた

主治医からも自分で履くように言われたが、聞くはずもない

同席していたパパに履かせてとお願いしてみるも断られると

息子は本気で怒り始めて、私の体を両手で叩いた


その様子を見た主治医が、すぐに息子を叱ってくれた


叩いちゃダメ

自分のことは自分でやりなさい

あなたがパパやママにに指示するんじゃなくて、あなたがパパやママの言うことを聞くの

泣いたら自分で泣き止みなさい


ということを、泣いてパニクってる息子に繰り返し伝えてくれた


そして、私たち夫婦も主治医からお叱りを受けた


このままで親子関係が壊れる

癇癪を起こしてもとにかく無視しなさい



クリニック中に響き渡る息子の大絶叫で、現場は修羅場になったけど、

さすが、信頼する主治医

神だと思った



そして、私は決心した

対応を変えるのは今しかない!!!



息子は依然としてパニック状態で事態が収集しないので主治医が、

じゃあパパとママには先に帰ってもらうね~と息子にさらりと告げた

私と夫は、さっさと診察室を出た

息子は絶叫しながら裸足で追いかけてきた


廊下でもずっと怒り狂って靴下を履かせろと絶叫

看護師さんが靴を持って来て近くに置いてくれたけど、息子はわざわざ靴を遠いところに自分で置きに行って、とってきて履かせろと私に怒り続けた


クリニックに大迷惑


発達凸凹であろう患者さんたちが耳塞ぎしたり、親の膝に顔を埋めているのが見えた

ASDらしき青年に大きな声出しちゃダメと叱られたりも

(本当にごめんなさいー!!)


会計も済んでいないのでその場を離れることもできず、全ての人に本当に申し訳ないと思いながらも、私は引かなかった

息子の要求には応じずに無視し続けた

(夫は車を出しにさっさとその場を離れた判断も正解だったと思う)

しばらく怒り狂っていた息子だが、だんだん落ち着いて話ができるまでになってきた


そこで、息子に丁寧に説明した


先生が『このままでは親子関係が壊れる』と言っていたのは、大きくなったときにママやパパと息子ちゃんが仲良しでいられなくなっちゃうって意味だよ

息子ちゃんが自分のことを自分でやらなかったり、自分で泣き止んだりできないままだと、大きくなったときに仲良しじゃなくなっちゃうんだって


息子は、仲良しでいられなくなっちゃうのは嫌だと言った


信頼している先生に初めて叱られたこと、いつもは言うことを聞いてくれるのにママの様子がさっきから違うことからも、このままではマズイということを肌で感じたのだと思う


とはいえ、まだ気持ちの整理がついていないから、靴下を履こうとして泣いて怒ってわざと脱いだり混乱していた

その後もしばらく格闘しながら、最終的には片方だけ自分で履いた


そこで、息子のパワー切れ

これ以上はもう無理だと判断して、もう片方の靴下は私が履かせて、会計して、クリニックを出た

1時間ぐらい泣いていたと思う

(皆様、多大なるご迷惑をお掛けして、本当にすみませんでした)


その後、息子は劇的な変化を遂げるのだけど、長くなったので続きはまた次回

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