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うちの次男

うちの次男は多分人生3回目くらいである。
そう思わせる位、生まれた時から全く手が掛からず、下の子らしく空気をよんで動き、母に癒しを与えてくれる。

帝王切開で急に下界に引きずり出されて眉間のシワがすごい

因みに次男はちゃんとガッツで石松であった。

前回長男の事を書いたのだが、そこで書いた通り長男は超絶構ってちゃんの24時間抱っこマンだった為、次男にずっと驚きっぱなしだ。

まず何よりも寝る。とにかく寝る。勝手に寝る。
寝かしつけなんて不要。新生児の時から、本人は常に好きな時に寝て、好きな時に起きて過ごしていた。
そんな訳あるか、とお思いでしょう。
私もそう思ってました。
手のかからない赤ちゃんの話を聞くたびに、まさかまさか、流石にそれはないでしょ笑と思っていましたが、我が家の次男はこれまで聞いたどの赤ちゃんよりもダントツで手のかからない赤ちゃんであった

彼は起こさないと起きないので、母はアラームをセットして眠る。
飲んだらさっさと寝る。
寝てるなあ、いつまで寝てるんだろう、と心配してベビーベッドを覗きにいくと目が合う。
赤ちゃんって、目が覚めると泣くじゃないですか。
それで母親が「あらあら、どーしたの。目がさめちゃったのー」とか言いながらあやしに行くじゃないですか。
うちの次男は起きたらそのまま黙って自分の右手を掲げて眺めていた。

どこ見てんだか分かんない次男

上の写真が覗きに行った時に実は起きていた時の写真だ。
感情、生きてますかー?!
初めてこの光景を目撃した時、正直恐ろしかった。
新生児特有の目が見えてんだか見えてないんだかの真っ黒な瞳が虚無を見つめている様で、この子にちゃんと感情があるのかどうか読めなかったからだ。

生後3ヶ月頃には夜間授乳は4時間以上あくようになり、4ヶ月で朝まで授乳なしで寝るようになった。
おかげで私の乳は4ヶ月で枯渇し完ミとなった。

彼を語るのに「よく寝る勝手に寝る」は欠かせない。上の写真は「行き倒れ寝」と我が家で呼ばれていた物である。
そこらへんでワフワフしていたかと思うと次見た時には寝てる。

赤ちゃんの時はとにかく寝てる印象しかない。
なんならあんまり記憶にない。
こんな母親で申し訳ない。でも上が産後うつになる位に大変だったので、次男にはなんどもありがたやーと手を合わせた。
この子は仏です。仏赤子なんです。と出会う人出会う人に話した。

道端で知らんおばさんに話しかけられ、上記の様に我が子の仏っぷりを語ったところ「あらー、そうなの。でも赤ちゃんの時に手が掛からない子ほど反抗期大変っていうからね。気をつけなさいよ笑」と言って去って行った。
おい、マダム。何故そんな事言うんだ。
黙ってウチの仏を褒めて行けばいいものを。
あれから5年。知らんおばさんが私に残して行った言葉はまだ私の心に残っている。
あと12年後くらいに来るであろう反抗期よ、我が仏子にもくるんですか?
その時のために今こうして可愛かった時代のことを書き溜めておきたい。

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