【発達障害】並外れて記憶力が良いのは果たして素晴らしい事なのか?

先日、某SNSに


「私は発達障害で並外れて記憶力が良いので、他人の数ヶ月数年前の言動を例え些細な事でもしっかり覚えていて、その人が過去の言動と矛盾した事をすると『不誠実な人だ』とものすごく腹を立てていた。
でもある時、『他人は自分ほどの記憶力を持ち合わせていないのだ』という事に気がついて、他人の過去の言動について覚えていても忘れたふりをするようになった。そしてそうする事によって他人に優しくなれた気がする」


という旨の事を書いたら、ある方から「素晴らしい能力ですね」とコメントをいただいた。


その人は良かれと思って褒めてくれたんだろうけれど、「記憶力が並外れている」(というよりは「忘れられない」「忘れるという機能が備わっていない」)という事は幸せなのだろうかと考えてしまった。


「忘れる機能が備わっていない」というのは色々苦しい事も多いし、他人に関する些細な事を詳細に覚えていたら気持ち悪がられるだろうからわざと忘れたふりをするのも面倒で私には素晴らしい事・幸せな事には思えない。


やっぱり程よく忘れられるのが一番なんだろうと思う。でも何でも極端で「程よく」がないのが発達障害の困ったところなんだよね。

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