マル、バツ、サンカクどれかなんてみんなと比べてどうかなんて

おい!!!嘘だろ!?!?

「BUMP OF CHICKEN TOUR 2017-2018 PATHFINDER」「BUMP OF CHICKEN STADIUM TOUR 2016 “BFLY”」のライブ映像が今なら無料で見れますよ!

なんてもう後2日(6/4まで)でPathfinderの無料公開は終わってしまうんだが、このツアー僕自身初めてBUMPのライブに参加した思い出深いツアーなんですよね。

僕はもう今年で32歳。『jupiter』や『ユグドラシル』といった彼らを代表するアルバムが出たときが中学生くらいなので、もうねド世代です。

僕には3つ上の兄が居ますから、やはりそのへんは他の同級生より早いわけで、友達が「BUMPカッコいいよね!」なんて言ってきた日には「あぁ、OTOGAMEハートいいよね」と隠しトラックで切り返す。そして詳しい友達は「…イカイカ(ボソッ」みたいにシングルの隠しトラックで更に煽る。

もし僕がここで「カッコいいよね!やっぱダイヤモンドは名曲だよ!」みたいなごくごく普通の爽やかで純粋な返しができていればもっと早くツアーに行ってたしもっとまともな人生を送っていただろう…

まぁつまり、このように音楽を楽しむ上で常に誰かと情報戦を繰り返していくうちに、たどり着いてしまったんです。。。。

BUMP好きっていうの恥ずかしい…

これです。このニュアンスわかりますか????

流行ってる音楽???だせぇ…

これのほうがピンときますか?

西に相対性理論が出ればシフォン主義だけは認め、
東でサカナクションが出ればアイデンティティ以降は駄目だといい
南に9mmが出れば、とっくに神の十字架に縛られ
北にハヌマーンが出れば、見たライブハウスの小ささで争う

そういう人に全然なりたくなかったけどなってしまったものは仕方がない。
過去は変えられないのだ。

シャバ憎って思われるのが恥ずかしくて、面倒な本音はポケットにつっこんで隠してしまう。そういう生活を送っていたのだ。

大学卒業後、なんとなくそういうライブハウスシーンからも離れてしまって、仕事が忙しくてたまに好きなバンドの新譜を聴くくらいであんまり発掘作業をしないようになっていた。

そして、大学卒業から8年立った2018年BUMPのライブに行くことになった。
友達にチケット余ってるんですけど一緒に行きませんか?と誘われたからだ。

このライブが非常に良かった。Pathfinderというツアーそのものがリリースツアーではなく(もちろん後からめちゃくちゃ調べた)、新旧色んな曲をやる!というコンセプトだったので、僕みたいな青春時代に聴いてた人にも十二分に楽しめる内容だった。

「BUMP OF CHICKENのライブ初めての人も、久しぶりって人も、楽しめるように」ってチャマ(Ba)がいうんですよね。

僕にとってのBUMP OF CHICKENってのは反骨心の塊というか臆病者の一撃といったバンド名の由来通り、世間に対してやってやるぞ!みたいな人たちだと思ってたのでまずそれが衝撃だったんです

ふじくんのMCは言葉選びがすごくうまくてつい「うんうん」ってうなずいてしまう。そして必ずまたこの場に来たいって思うようなそういう優しさ、暖かさを感じたんです。その日は

結局BUMP好きって言えない病にかかってから紆余曲折遠回りし 何回も転んで迷って今に至る。というわけでして


好きな音楽を自由聞ける。これってすごいことだと思うんです。

バカでかいiPodに なりふり構わず曲をぶちこんでたあの日から10年
今じゃストリーミング再生が当たり前の時代になってきて
どんどん音楽が聞きやすくなっている

また10年経てばそろそろホログラム配信的な
家でライブハウスの熱気をそのまま感じられる時代が来るんじゃないですかね。笑

まぁ 僕ら聞き手はこのように好きなものを好きって言っていい
なぜなら確かめる間もないほど生きるということは最高なのですから


おわり




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