拝啓 親愛なるすべての方へ
お元気ですか?
日常の忙しなさから少し離れた時、
混沌のなかでいつのまにか作られた規則に従って生きている自分に気づきます。
本当の意味では、この世界のことを何一つ分かることなんてできないのに、ずっと答え合わせをされない正解を探して生きているように思えて、時に息苦しさを感じます。
社会の歯車の1つ、もしかしたらもっと小さな部品かもしれない自分の存在ですが、作り出された規則に何の逡巡もなく生きることへの違和感と、それ以外を選びようがない現状との乖離に虚しくなります。
慌ただしく過ぎ去っていく時間の中で、人生に自分で意味を付与することがより求められているように思います。
世の中には、分からないことがたくさんあって、1つ知るたびに途方もない気持ちになる。
分からないことが増えていく。
自分の無力さを感じることもある。足元の幸せを蔑ろにしてしまうことも、多くを望みすぎて苦しくなることもある。
見ないふりをして心にフタをすれば、今までと変わらない世界を生きられるのだとしても。
それでも自分が知ることで、より多くの人を理解できるようになると思うのです。考え続けることで、見える景色があると思うのです。
違う場所にいる誰かと、分かり合えるように。
空が青ければ、きっと私たちは上を向ける。
その空の青さを見つけられる人に、誰かに教えてあげられる人になりたいと思っています。
過去を抱きしめて、今を愛し、未来を夢見るきくらげより
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