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「怒りの感情」をコントロールしよう

自身の「怒りの感情」を理解しよう。

人は自身の怒りの原因を
「他人」「環境」などの
外部要因にあると思い込みがちだが
実際のところ、直接的な原因は
「自分の中にある別の感情」が起因している。

心理学のなどの学問の世界では
「怒りの感情」「二次感情」と言われている。

「怒り」という感情の前には必ず
「一次感情」が存在する

不安、悲しみ、歯がゆさ、恥ずかしさ、心配
残念、不甲斐なさ、イラ立ち・・・

こうしたネガティブな「一次感情」が積もりに積もり、
一気に爆発したとき
「怒り」という「二次感情」に進展するというわけだ。

反対に一次感情がない状態で
いきなり二次感情。
すなわち「怒り」が起きることは
ありえないということ。

おそらくこのことについては
誰もがこれまでの人生経験により
納得できることであろう。

もし、あなたが今、
怒りの感情を感じる機会が多いのであれば
単に怒鳴り散らしたり、
時間の経過に身をゆだねることなく、
あなたの怒りの原因を
今一度、考え直してみよう。

その感情が「怒り」になる前、
どのような一次感情があっただろうか?

そしてその一次感情、
何が原因で起きた感情だろうか?

一次感情の原因がわかったのであれば
その気持ちを素直に受け止めてみよう。

おそらく、その原因。
「対人に起因する原因」ではないだろうか?

彼氏・彼女、妻、旦那。
仕事の上司・部下、先輩・後輩。。。

特定の相手に対する
「心配」「寂しさ」「イライラ」といった感情が
芽生えたからではないだろうか?

そうしたちょっとした感情を
相手や他人に伝えることができず
自分の中にため込んでしまったからこそ、
「怒り」という大きなネガティブに
進展してしまったのだ。

あなたのそのネガティブを相手に伝える際、
「怒り」になるまでため込んではいけない。
怒りの感情は、自身にも相手にもプラスにならない。

「心配」「不安」という小さい段階。
「一次感情」の段階で
素直に自分のネガティブな思いを伝えることが大切なのだ。

「怒り」という感情を使わないに越したことはないが
一次感情を伝え続けても、どうしても伝わらない場合は
最終手段として「怒り」を使わざるを得ないかもしれない。
ただしあくまで「怒りをぶつける前提の対応」ではなく
「小さな不安」「小さな心配」をいつでも素直に伝えられる
そんな自分でいられるよう、心掛けたいものである。

よくコミュニケーションの一つに

「言わなくても分かる関係」
「言葉にしていなくても感じ取る姿勢」

などという対人術があるが
しっかりと言葉にすることが何より大切だ。

「人」「他人」というものは
あなたの思い通りにはならない。
だからこそ
「小さな不安」「小さな心配」
こうした一次感情を伝えることの大切さを
是非とも意識してみよう。

本当のあなたを大切に思ってくれている相手であれば
その一次感情を伝えることが
より良い関係の構築。
さらには
ギクシャクしている現在の関係を改善できる
糸口になるはずだ。

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