【3つでOK】かしこい保険の選び方①
こんにちは。haruです。
今日もnoteを開いてくださり、ありがとうございます!
今日は珍しく、保険のお話をしようかと思います。
・保険って難しい
・考えるのがめんどくさい
・実はいらないんじゃないの?
と思っている方に、カンタンに最低限の保険を選ぶ方法をお伝えします。
実は私、FP1級を持っています。
これは保険が必要です!と言いたい記事ではなくて、「その人に必要な生命保険を過不足なく準備するための知識や考え方」を簡単にお伝えする記事です。
私の個人的な考え方をお伝えしている部分もありますが、これを読んだ皆様がどんな考え方を持たれるかは自由です!ということを強調しておきます。
皆様のお役に立てれば幸いです。
生命保険と損害保険の違い
まず基礎知識ですが、
生命保険=人にかける保険
損害保険=モノにかける保険(家、車、ペット…)
とざっくり思っていただければOKです。
「生命保険」って「生命」とついているので、「亡くなったときときの保険」というイメージが強いのですが、実は人にかける様々な保険を全部ひっくるめて「生命保険」といいます。
ちょっと雑談なんですが、英語ではLife Insuranceといいまして、これを「生命保険」と訳して日本に持ち込んだのは、かの有名な1万円札の福沢諭吉。
「生命」とついているせいで、「死んだときお金が入ってくる」というイメージが強くなってしまっている気がします。
私なんかがおこがましいのですが、「生活保険」と訳してくれていたら印象が違ったのにな~なんて思います。実は、死亡時の保険よりも、生きているときに使える保険の方が、保険のお支払い実績としても約8割を占めています。(私が所属していた会社の場合)
そのため、生きているときの自分の生活についてしっかり考えて準備することが大切です。
では何を考えればいいかと言いますと、
1、何を
2、いつまで
3、どのくらい
準備するか、の3つだけです!
1.何を
保険ってたくさんの種類がありますよね。
名前も漢字がたくさん並んでいて難しそう…と思うかもしれませんが、
実は生命保険でカバーすべきリスクというのは4つだけです。
・死亡(生活保障)
・介護(就業不能・就労不能)
・医療
・老後
では、これをひとつずつ見ていきたいと思います。
・死亡保険
被保険者(保険をかけられている人)が亡くなったときにお金がもらえる保険です。
誰かが亡くなったときに家族に訪れるリスクは、「収入(=生活費)が入ってこないこと」です。
そのため、よく「独身の方には保険はいらない」なんて言われるのは、この死亡保険のことになります。私もそう思います。
ただし、「一人っ子だから、自分がいなくなった時に、老齢の両親にお金を残してあげたい」とか、「せめてお葬式代分くらいは…」とか、個々人の状況や考え方がありますので、独身の方でも何も考えずに「いらない」と決めつけてはいけないな、とはFPとしての経験上、思っています。
また、意外と知られていないのですが、死亡保険はじつは必ず高度障害とセットになっています。たとえば目が見えなくなったとき、四肢を切断したときなどにも受け取れる場合があります。
さらに、リビングニーズ特約(無料)が最近はほとんどセットされています。余命6カ月と言われた場合には、生きているうちに受け取れますので、最後の願いをかなえるためや、病気の治療費にも使っていただけます。
15年以上前の保険にそのまま入られている方はついていない可能性がありますが、お手続きすれば追加でつけられると思いますので、チェックしてみてくださいね。
・介護保険
老齢の介護状態だけでなく、働けないような状態になったときにお金がもらえる保険です。どんな状態で支払われるかは、会社によってかなり違いがありますので、ここはきちんと確認が必要です。
お支払い事例、昨年の支払い実績などを聞かせてもらうと良いでしょう。
最近だとメンタルの疾患でお仕事できないときにも、支払われるようなものもあります。
働けない時のリスクは、死亡と同じく「収入が得られないこと」に加えて「治療費や介護費」が必要になることです。また、例えば4人家族の場合、死亡されると3人家族になりますが、介護だと4人家族のまま。家族の人数も多いですし生活費もかかります。
そのため、一般的には死亡保険より介護保険の金額の方が準備しておかなければならない金額は多くなります。
介護保険は「自分の生活費」という意味でも、独身の方でも一度は検討しておいた方がいい保険です。これは私の個人的な考え方ですが、「保険」は貯金では賄えないときや、収入と支出のバランスを崩さず、今まで通りの毎日の生活を守るための最後の砦だと思っています。
受け取る確率が高い医療保険の方が注目されがちですが、本当は受け取る確率が低くとも、自分の生活が脅かされるリスクの高いものにこそ保険をかけておいた方がいいのでは…と思います。
あと、ちょっと紛らわしいのですが、「生活保障保険」という名前の保険があります。これは一見介護状態でも支払われそうですが、死亡保険の一種ですのでご注意ください。
・医療保険
けがや病気で、病院に払う治療費を準備するための保険です。
がん保険、3大疾病保険、など特定の病気のときだけお支払いされるようなものもここに含まれます。
一般的なのは、「入院したら1日あたり〇円」お受け取りいただけるタイプのものですね。
ここで知っておいていただきたいのは、日本には「高額療養費制度」というものがあること。
ざっくりいうと、1カ月におよそ9万円以上医療費がかかった場合、それ以上の治療費が返還されるという制度です!
これを知っているだけで、医療費がかなり安くなりますので絶対知っておいてくださいね☆
ただし、これにも落とし穴があります。
それは、同一の病院で、健康保険対象の治療を受けた場合、という但し書きが加わること。そのため、月をまたいで入院したり、途中で病院を変わったり、健康保険対象外の治療(むしろこれが高額)を利用した場合は適用できませんのでご注意ください。
医療保険は受け取る可能性が一番高いので、一番人気のある、加入されている方の多い保険ですが、こういった制度を使ったうえでも本当に必要か、また疾患によっては、医療費だけでなくその後の生活費等を準備する必要もありますので、自分の生活スタイル・身近な親族のかかっている病気(遺伝性のものもあるため)をよく考えてご検討くださいね。
高齢になってからのほうが受け取る機会が多そうだから、医療保険に入りたい…と思われる方が多い傾向がありますが、貯金のきちんとある高齢の方より、むしろ貯金の少ない若い方が、病気になっても夢や今後の生活を諦めないために必要な保険かな…と思います。
また、保険は病気になってしまうと入れない場合もありますので、若いうちに既得権を持っておくことも意外と重要ですね。
私、まだ30代ですが、がん保険に入ろうと思ったら、がんではなくとも給付金歴があるため入れなかったことがあります。
・老後のための保険
老後のリスクとしては2つあります。
1つめは「長生きして生活費がかかるリスク」、
2つ目は「相続税がかかるリスク」です。
これに関しては、貯金や投資でも賄える部分ですので、必要性としては低いのですが、保険をあえて利用するメリットというのがあります。
それについては、また別の記事でご紹介したいと思います。
続きは↓
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