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紙袋で考える身近なSDGs

こんにちは。

今月9日、プラスチックごみのリサイクル強化に向けた新法案「プラスチック資源循環促進法案」が閣議決定されました。
今後は、プラスチック製スプーンやフォークなども有料になる可能性が高くなるようです。

さて、2020年7月からプラスチックの過剰な使用を抑制することを目的として実施されたレジ袋有料化。
中には環境に配慮した素材の袋に変更している企業もありますが、生活圏内においては、結局はプラスチック製の袋を販売するだけのところが多いようです。
加えて、本来はプラスチックごみ対策のはずが、なぜか紙袋も有料になる店舗が増えました。
便乗値上げなどSNSでは賛否両論ではあるものの、自分でできる環境対策について考えるきっかけになりました。

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改めて整理してみると自宅に複数の紙袋が眠っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私の場合には、お借りしたものを返却する際やおすそ分けに使えそうなサイズや可愛らしいものをいくつか残しています。
また、フリマサイトの発送時に使用すると専用の梱包材をわざわざ購入するよりは、多少は環境対策になるのかしら?という程度の意識ですが、単なるゴミとしての処分以外の活用方法を模索中です。

紙袋といえば、数年前に「マツコの知らない世界」で紙袋マニア?という方が出演していた記憶があります。
ラデュレやジルスチュアートなどキュートな紙袋やリメイク方法を紹介されていました。
改めて調べてみるとこの方ご自身が紙袋のデザイナーさんだったのですね。

特に印象的であったのは、驚くべきことに量販店の紙袋を除く多くの種類は一枚一枚手作業で作られるということ。
確かにリボンが通されていたり、内ポケットなどがついていると機械での生産は難しいかもしれませんね。
例えば、こちらはイチオシのクリスティーヌ・フェルベールの紙袋ですが、持ち手のリボンはそれぞれ異なる色がつけられています。
日本に常設店がないため、バレンタインシーズンにチョコレートを購入する際、素敵な紙袋のデザインも楽しみのひとつです。

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また、現在は国内の直営店はなくなってしまいましたが、フランスの香水メーカーであるラルチザン パフューム (L'ARTISAN PARFUMEUR)の紙袋には、内ポケット付き。
中面も黒のため撮影すると画像では判別しにくいですが、コンビニでスイーツを購入して電子マネー決済をした際に、レシートを入れておくのに便利な作りです。
底が補強されている上に底板もついているので、単行本を数冊入れても大丈夫。
お借りした書籍の返却時にプチギフトを内ポケットに入れておくにもよいかもしれません。
紙袋が洗練されているだけあり、ラルチザン パフュームは香水自体もスタイリッシュ。
絵画をモチーフにした種類、ローズ ドゥ メなどある一瞬の情景を切り取って表現している種類が印象的で、時間の経過とともに変化する香りも楽しみです。

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また、単行本2~3冊であればこちらのサイズで入ります。
PRESTAT(プレスタ)は1902年に創業されたイギリスを代表する老舗のチョコレートメーカー。
チャーリーとチョコレート工場のモデルとなったという説や故ダイアナ妃も御用達であったというお菓子はパッケージも可愛らしい人気商品です。
同様のサイズのアトリエうかいの紙袋は、爽やかな水色と白の組み合わせ。
紙は薄手なので、こちらであれば紙袋リメイクとして紹介されているブックカバーも作りやすいかもしれません。

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さらに、お気に入りの紅茶メーカーであるダマンフレール(DAMMANN FRÈRES)は、日本とフランスでは紙袋が異なりました。
フランスから個人輸入した際にいただいた紙袋は、中央にリボンがついていて中身がオープンにならないので、ちょっとした差ですが、二次利用の際には助かります。

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件の紙袋デザイナーさん曰く、紙袋は「企業の本気が一番出る手作り商品」なのだとか。
最近話題のSDGs(持続可能な開発目標)の観点でも、自宅へ持ち帰り後にすぐに捨てるだけではもったいない。
この春は、身近なものからサステナブルな消費について考えてみたいと思います。

補足:SDGs(Sustainable Development Goals)とは?
日本語では、持続可能な開発目標と訳される。
2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標。
詳細は以下の外務省サイト参照。


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