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今週の読書録
今週は小説を含め3冊を読了。
以前から気になっていた小説から新刊まで、今週は雑食気味です。
くるまの娘
芥川賞作家•宇佐美りんさんの最新作『くるまの娘』。
虐待の連鎖という話を聞きますが、家族関係の違和感も継承されるのか。
祖母の葬儀へ向かう道中、なぜか車中泊を選ぶ主人公家族。
車中泊はありし日の家族が揃っていた記憶に繋がる行動。
拗れた関係の家族がともに過ごす時間は読みても苦しくなるような描写も続きます。
血は水よりも濃いという言葉がある一方で、家族だから全てを受け入れることは不可能。
一緒にいても傷つく関係であれば離れることも選択肢の一つ。
主人公たち兄弟の中でも親との距離感の取り方については意見が割れています。
1795
ニクラス・ナット・オ・ダーグの三部作のラスト『1795』。
1793から1794、1795はスウェーデンではそれぞれ2年おきに刊行されていたそうです。
しかし、日本では1794と1795は二ヶ月連続で刊行されたので、間をおかず一気読みできました。
このシリーズ、相変わらずよく人が死ぬ。
1793では主人公の推理する方が亡くなり、話が進むたびに、どんどん人物紹介に書かれる登場人物が消えていきます。
最終巻の1975も同じく。
しかし、勧善懲悪とはならぬのが妙にリアル。
北欧歴史ミステリー至高の三部作、完結篇!
フランス革命の影響は未だ色濃く残り、暴力と奸計が常態化していた1795年のストックホルム。
事件を捜索することで立ち直りつつあった戦場帰りの引っ立て屋カルデルと心を病んでいた学生エーミル。彼らの善意が招いた悲劇によって、前年に多くの命が失われた。彼らと、幸せを願いながら愛する子どもたちを手放したアンナ・スティーナは一瞬にして打ちのめされ、絶望の大きさに動くことすらできなくなっていた。一方その悲劇によって追い詰められた怪物は、自らの起死回生を賭けたおぞましい計画を立て、さらなる惨劇が起きようとしていた。
戦争、暗殺、人権蹂躙。腐敗しきった18世紀末の北の都と、その中で己の正義に従い生きる者たちを力強く描き、北欧ミステリーの歴史を塗り替えた至高の三部作、堂々の完結篇!
世界の装飾が美しい店
美麗な表紙にひかれて手に取りました。
海外旅行がしやすくなった際には行きたいお店がいっぱいです。
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ドイツのライプツィヒにあるスターバックスは、ヨーロッパ最大級。
ステンドグラスにシャンデリア、元は駅の待合室だった空間は実に優美。
100年以上の歴史を有する建築物にあるスタバに興味津々です。
![](https://assets.st-note.com/img/1667290343994-f57EcmXrTq.jpg?width=1200)
豪華絢爛でロマンティックな世界のお店をめぐる旅
宮殿のようなカフェやスーパー、歴史ある劇場を改装した本屋など、その街々で輝きを放つ装飾の美しい店91軒を紹介します。天井や壁を埋め尽くす絵画やタイル、大きなシャンデリアなど、緻密にデザインされた空間は必見。立ち寄りたくなるお店が満載です。
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