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週末北欧部chika著、『こじらせ北欧日記』を読んで「自分の人生を育てる」デンマーク人の姿勢から学んだこと3選

今回の記事では、フィンランドで寿司職人になる夢をかなえた週末北欧部chikaさんが執筆した「こじらせ北欧日記」を題材にお話します。

私は本書を読んで、実際に北欧諸国のひとつ、デンマークに住んでいた時に現地のデンマーク人から学んで実践していることを思い出しました。

本書についてあらすじとテーマを簡単にご紹介し、私が「自分の人生を育てること」を実践するために心掛けていることをお伝えしていきます。

本書を通して学んだこと3選

興味の赴くまま、様々なことにチャレンジするマルチポテンシャライトさん。

もちろん、自分が興味のある事柄にまい進しているときは楽しいけど、ふと不安になることはありませんか?私はそういうときがありました。

このまま好きなことばっかりしていていいのかな?

脈絡のない人生をどう説明したらいいんだろう?

こういった漠然とした心もとなさのなかでエミリーワプニックさんの著書の中で「マルチポテンシャライト」という概念を知り、名称がつくことで、自分の生き方を肯定されたような気がして、とても嬉しかったです。

最近はこの、マルチポテンシャライトな生き方そのものを、自分のオリジナリティとしてどう生かしていけるのかということを考え始めました。

そんな時に出会ったこの本が、とても印象深かったのでご紹介します。

北欧好きの作者がフィンランドですし職人を目指す

もともと、作者である週末北欧部chikaさんを知ったのは、インスタのイラスト漫画でした。

ほんわりしたタッチの絵柄とは打って変わって、綴られる日常はアクティブなモノばかり。

大学生の時にフィンランドを訪れて以来、北欧に魅せられた彼女は北欧音楽を扱う会社に飛びこみで営業して新卒から働いたり、その会社が倒産してからも、北欧カフェの開業を目指して平日は会社員、週末はカフェで修業したり、北欧雑貨のバイヤーを志してネットショップを開業したり。そうかと思えば、中国に転勤したり。

そして、せっかくなら自分の好きな場所でチャレンジをしよう!ということで、フィンランドで寿司職人になるために、すし職人養成学校に通い始めます。

ここまで、おそらく約10年くらいかかっているのですが、自分のやりたいことや夢中になれるものを見つけるまでに、彼女が悩みながら挑戦してきた記録がブログにも綴られています。

https://hokuobu.com/

その、前向きであきらめない様子とイラストのほっこり感が大好きで、私も本を読むうちにすっかり彼女のファンになってしまいました。

そしてついに夢を実現し、フィンランドで寿司職人になった彼女。

今や、多くのファンをもつ彼女(テレビドラマ化されました!)の在り方に、自分の軌跡をプロダクト化する、ということについて考えました。

自分をプロダクト化する

最近読んでいるナヴァル・ラヴィカントさんの本に出ていた内容なのですが、(こちらは別の記事で詳しくご紹介します)

彼曰く

「自分」を「プロダクト化」せよ

シリコンバレー最重要思想家 ナヴァル・ラヴィカントより引用


「自分」を「プロダクト化」するとは、すごく簡単に言えば、自分にしか持ちえない特殊スキルを使って、それを再生産できる形にする、ということです。

特殊スキルというと、ものすごく難しそうですが、むしろ勉強して得られるようなものではなく、自分自身が自分らしく在ること、それが唯一無二のスキルになる。そのためには自分を深く知る必要があるし、様々な経験を積むことも必要です。

そうして身につけた特殊スキルを磨きあげ、それをもって社会が求める形に変換して大量に生産することで、プロダクトとして社会に提供することができる、ということがこの本では紹介されていました。

振り返って、chikaさんの例でみてみると、

フィンランドで寿司職人になる←自分の特殊スキル

夢を追う過程をイラスト、ブログなどで公開←プロダクト化

という感じかなと思います。

自分自身の在り方自体が、社会に求められるプロダクトになり、今後どんな方向に歩いて行ったとしても、chikaさんを応援する人たちがプロダクトを支援しつづける。

それができるのは、chikaさんが自分をだますことなく、自分のやりたいこと、大事にしていること、得意なこと、将来などに対して真剣に、考え続け、行動し続けたからこそなのかなと思います。

マルチポテンシャライトさんも自分をプロダクト化しよう!

一つの事を無限にやり続けられないマルポテさんだからこそ、輝ける場所があるし得意なことがある。

この特性は私たちの特殊スキルだと認識して、どんなにやりたいことがあってもそれが自分の価値になるような、プロダクトを生み出す方法を一緒に考えていきましょう~!

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