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生きてていいんだよって言ってくれるようである、他者からの声かけで、胸にずっと穴がある感覚から久々に脱せたように一瞬見えるのが怖い。というか、もう痛いほど顕在化したはずの自分の弱さ(能力的、人格的)がまずあって、それが外的要因によってカモフラージュされたりされなかったりを繰り返す=生きるのやめたいと生きてていいんだを繰り返すことをほとんどすべてとして生活しているのが、まずい。寂しさって心身の根幹には確かにあるけれど一定程度社会的な生き物として、それだけで日々が決まるわけないし、

    • 病的に

      コンスタントに参加しているとは言い難いサークルの合宿に行ってきた。 虎に翼 8月22日(木) の回を見た。 大学生になって、5か月弱が経った。 やっと、分かったことがある。 私の知る限り、人間は、真摯に、生きている。 それは努力をしているということであり、自分の好き嫌いにまっすぐであったり、浮かんだ考えに素直であることだ。自分の中に大切にしていることがあり、それを守るよう頑張っており、そして自分以外の誰かをまっすぐ大切に想うことだ。(それは友達や先輩後輩や恋人、家族だっ

      • 旅の前に心が踊る感覚を久しぶりに思い出した 泣きそうでもこの先が怖くても、今の私は旅に行くのだ! すべてうまくやるよ うまくなくたって、楽しむよ ここにあるのは紛れもなく自分の体なんだ、なんてことを結構真剣に思う これから先のすべてを追うことに半泣き半笑いのような感情になる。憧れを追うような真っ直ぐな感情で、生きたい。 一緒にいてすごく楽しい人、一緒にいても時折寂しくなる人は何が違うかわかった 他人の話をするかどうかだ 誰かの噂話や恋話は、刹那的な快楽はあるけれど、心の

        • いい夜

          日食なつこさんのライブに行きました ほんとうに、かっこよかった 彼女は強い 惚れ惚れするような、強さ まっすぐ通った芯 みせてくれたのはほんとうに、エリアだった 曲とともに上昇と下降を繰り返し、何の疑いもなく4人の鳴らす音を楽しめたことが嬉しくて嬉しくて 時空を操る思想に乗せられて、自分が自分のまま余計な考えと無縁な旅をしてきた。 それがこんなに、愉快だ。彼女の音楽は芯がまっすぐ通っているし、そしてリズムや音がすごく楽しい。面白い。 今日は土砂降りの雨でして、で傘を忘れ

          俯瞰

          「5月きっちりに5月病がくるわけじゃないからね」 一段と人の少ない教室を見渡して、ゆるくどこか分かった口調で、先生が言った言葉 すごく普通に、大学生活が楽しい とても正しく みんなに囲まれている間はそのことしか考えてない 今度集まろーね!って、今は自然と口から出ている 俯瞰しなくなった それを今日付のまわった帰り道に思い返している時点で、根っこは全然変わっていない きっとそこまでは変われないし、変わるのは怖い、まだこういう思考が働くところに自らのアイデンティティが滲んでいる

          断片的なもの

          帰り道にふと右を見たときに木々の向こうに見えた空が印象派の絵画のようなパステル調のピンク色をしていたこと、それが少し立ちぼうけているあいだにも赤く赤く映っていて、そう遠くない未来には消えてしまうだろうことと、偶然今に居合わせたことの幸運を思った シロツメクサが群れて咲き広がる時期が来たのだなと思いながら、10年も昔の自分が少しだけ蘇り、今の自分の中にちゃんといるのだなと思った 特別支援学校の送迎バスの中にいた子どもたちは窓から乗り出さんばかりにすごいパワーで外を眺めていて

          断片的なもの

          ~2024/03/31

          映画編・「君たちはどう生きるか」(映画館で) ・「きみの鳥はうたえる」 ・「ある男」 ・「犬王」 ・「リズと青い鳥」 ・「フェイブルマンズ」 ・「カモンカモン」 ・「ベイビーブローカー」 ・「そして父になる」 ・「グランド・ブダペスト・ホテル」 その他・絵を一つ描く(タイトルは「灯台」) ・朝6~7時起床、夜23~24時就寝の生活リズムを整える ・スウェーデン語を継続 ・英単語帳を進める ・メルカリで不要になったものを売る ・積読を消化する

          ~2024/03/31

          『僕のさいしょの恋愛詩の対象が、いま、夜の東京にいると思う』

          ベテランちの画像ツイートで何気なく眺めたとき。そして今、何気なく眺めたときに確かな速さで購入を決めた歌集『4』をようやく捲り、ふとまたこの言葉が現れたとき。憂鬱な朝の自転車を漕ぎながらこの言葉を頭で繰り返し唱えるとき。やりきれなかった1日の終わりに枕元でこの青い本を取り留めもなく眺めるであろうとき。 自分のからだがこの言葉から受け取る感覚のやわらかさ、果てしなさ、やるせなさ、あたたかさ。いつだって等質だ。自分はこの言葉をいつだって、初めて触れるときの高揚と、何度もみたもので心

          『僕のさいしょの恋愛詩の対象が、いま、夜の東京にいると思う』

          あのひかりの中

          映画「怪物」を観ました わからないのだけどでも足にちからがはいらない 全身が脱力しきっている  覚えていてもいなくてもいいけれど自分は今ここにいて、規則正しすぎるマンションの照明やそのとなりのマンションのまばらで濃淡のある照明やもう何を照らしてるのかわからない人気のないなんとかセンターの街灯や車や自転車の往来をみている 動けるけど動きたくないけどやっぱりいまの暗闇に心地よさを感じているのかもわからなくて ああそうだ懐かしかったんだな 私はあの音楽に泣いたのかもしれない 一音

          あのひかりの中

          私の個人主義

          私の個人主義。妙に収まりが良くて、確固とした芯のある響きだな 「自分本位」ということについて 探り探りで信じていくような5年間を過ごした。眠気覚ましに、と一番面白そうだった夏目漱石の「私の個人主義」を一部読みながら脳みそがぐるぐる動き回る。 そういえば、自分は誰とも違うDNAをもつ唯一無二の人間であることを言い聞かせられるような環境で「唯一の自分」を自他共に見つけていくためにアイデンティティや自己決定についての重要性を考えたり考えなかったりしてきたのだった。同じような話を

          私の個人主義