見出し画像

始まった第3章 死について考え続けた5月 人の心のぬくもりに触れた5月【発達障害、気分変調症、適応障害】


プロローグ

こんばんは、お元気にされていますか?
最近は暑さもどんどん酷くなりマスクして出かけることも息苦しくなる季節になってきましたね。
熱中症や脱水症状には気をつけてくださいね。

私は5月31日自殺を実行するための終活としていろんな人にラインで自殺は伏せて最期の挨拶をしてみたり、死後は樹木葬が希望だったので父に住んでいる県で樹木葬が可能な墓地をリンクで送る、準備を整えていました。

なのに…今も生きてしまっています。

なんで、気づいたの?


iCloudの機能の1つである故人アカウントの管理者として私の死後にiCloudデータにアクセスできる権利、それを父に指名しました。これまでの思い出全てを保管してもらおうと、これで私の生きた証が残り続けることに安心した矢先父からラインが届きました。

指名者には自動的にSMSメールが届くシステムになっていて「これはなんだ?」と

機能の話を説明した後父からお前が死ぬのは父さんよりずっと後だと言われたので自殺することは伏せながら、父に今までの感謝の言葉を送りました。
父はラリーが続くほどスマホを見ない人ですし、救急車で運ばれた時以外連絡や会うこともほぼない状態でしたので

これでいい

そう思いました。私が死んでも泣くことはない、兄がいるんだから私なんていなくてもいい

けれど翌日父と再婚した奥さん(義理のお母さんというより姉のように思ってます)からラインが届き

今度久しぶりにご飯でもしない?

その3日後、約5年ぶりに3人でご飯を食べたり海を見たりカフェに行ったりと家族とお出かけしました。


それからは樹木葬のリンクを父に送ったことで姉さんから

お父さん傷つけたらダメだよ

とアドバイスをもらい、今月は10日に昔父と兄と3人でも来ていたラーメン屋に行きました。
職場の上司(就労継続支援A型事業所なので支援員さん)からもこの話は喜ばれ、通院している病院のカウンセラーさんからも

もう何年も家族とのお話出てこなかったから嬉しいことです

と笑顔で言ってくれました。

祖母との交流は数ヶ月に一度あってもこうして家族に会える現実は、確執があり私が傷つけて離れて、5年という歳月をかけて家族に金銭的にも精神的にも甘えることなくいろんな人に頼りながらなんとか生きてきたから直った関係だと振り返り嬉しかったです。

花菜ちゃんが命も終わらせると思ったから


3月に私の本当の願いは死にたいんだと理解したあの日から、4月5月と連続で東京に行きお金を使いイベントやライブ、観劇をして幸せと思い出を作りました。
配信が見たい作品にも応援したい役者さんのグッズにも躊躇うことなく、全て失っていいと覚悟してとことんお金を使いました。

そして345月と3ヶ月連続で、同じ東京の友人【お姉ちゃん】と呼んでいるにもカフェでお茶しました。

電話も頻繁にするお姉ちゃんなんですが5月末、人生の終わりが迫った頃

なんで3ヶ月連続で会ってくれたの?

そう聴いた時

花菜ちゃんが「5月で一旦東京行くの、推し活をストップする」って話した時命も終わらせるつもりだって感じた

そう言われ、何もかも見抜かれていました。
家族に続き友人であり姉である、お姉ちゃんのぬくもりを会った時もチャットでも電話でもたくさん受け取っていて…死ぬ前に気づきました。

花菜ちゃんが自覚してない花菜ちゃんのいいところ知ってるからね


ONE PIECEからも、ワンピース系YouTuberさんの応援からも離れてからだいぶ月日は経って演劇に集中してからも変わらずそばにいてくれるお姉ちゃんには尊敬の気持ちと、感謝の気持ちを込めた恩返しをしければいけないですね。

少し休んでていいですからね。


5月が終わる一週間前の午前中、通院している病院へ診察に行きそこで

もう全部に疲れました 死ぬつもりなので次の予約はしないです 薬もいりません

カウンセリングでも診察でもそう話し、後は会計待ちで待合室で待ってました。

けれど30分40分…後から病院にきた人にも会計を追い越されいつもと違う違和感と午後までに職場に間に合わない焦りから受付の事務の人にお願いし、再び待つと看護師さんがやって来て

先生とソーシャルワーカーさん(担当カウンセラーさん)が3人で話したいからまだ待っててください。

分かりました。なら…頭が痛いので畳のスペースで横になってもいいですか?

いいですよ。少し休んでていいですからね。

ありがとうございます。

朝から家でもカウンセリングでも診察でもずっと泣いていて目も頭痛もあり酷く疲れていて、残り1、2人しかいない待合室でバタッと休憩しその後3人での診察室での話し合いになりました。

入院するかしないか

自分の情緒が安定せず死ぬことを考えている自分にそう提案する先生にそれは嫌だと、ならば31日も診察に来なさいと言われそれも嫌だと、ただ死なせてくれればそれでいいと泣きながら懇願しました。
けれど時計を見れば12時を過ぎていて13時までに職場に間に合わない…とにかく病院から出ないと。

入院が何よりも嫌だった私は31日くると嘘を言って予約し、その後カウンセラーさんが職場に

今日病院が混んでいて受診が遅くなってしまったこと
様子を見るために来週も病院へ受診してほしい

そう直接電話で伝えてから、やっと病院を出て間に合わなかったですがお仕事しました。

けれどこういう約束を気分とか嘘で相手を振り回してドタキャンすることが嫌いで…31日病院行って午後仕事してから自殺すればいいと、結局行きました。

家族や友人の言葉に、死にたい気持ちそのものは否定しない病院の薬に救われ仕事が終わった後6月お金が手元に無くて苦しい日々がくることを覚悟して5月を眠ることで終わらせました。

生命賛歌 【生命サンバ】


5月 人生最後の観劇としてX-QUESTさんの

ブルーアイデンティティ〜ベニクラゲマンと呼ばれた男〜

東京の北区 王子駅から近い王子小劇場にてリング舞台というプロレスやボクシングのように四方に客席がありそれぞれの面から同じ物語でも全く景色や感じ方が変わる、私にとって初めての観劇体験をしてきました。

昼・夜公演 で席を変えて観劇して昼は物語の中にいる誰かとして物語を見守り、夜はより表情や殺陣を・時間共有している、どの席でも近くて物語の一部になったような錯覚を感じました。

舞台上のキャラクターが客席を【村の外から来た者たち】【新選組のモブ隊士】などの設定で客席に話しかけるようなシーン、客席降りは見たことがありましたが近いという次元ではなくて。
リング舞台の外側も存分に歩いてお芝居するし目を見ながら話したり踊っていて、世界への没入感は今まで観劇してきた中で1番強かったです。

そしてラストに踊る曲【生命サンバ】

ベニクラゲマンという不老不死のヒーローが主人公の過去作シリーズはあるんですがそれらを未見でも大丈夫と演者さんからXでの発信もあったんですがその通り置いてけぼりにされることはなく、生まれたこと・生きていることが尊く偉いんだと壮大でありながらひとりひとりへの命へのラブソングをサンバのリズムに乗せて踊る姿は自ら命を断とうとしていた自分にはあまりにもタイムリーなテーマすぎて2公演とも涙が溢れました。

終演後 撮影タイムにて📸


貴方様はずっと疑うことではなく信じることで進んでこられたのですね


5月 私に演劇の世界を教えてくれた大切な人 舞台役者 佐藤弘樹さんが出演する

Rock in the 本能寺



悪魔を名乗るデスメタル系ロックバンドとファン数人が戦国時代にタイムスリップしてしまい 織田信長 森蘭丸 徳川家康 そして明智光秀たちと出会い【本能寺の変】を体験するコメディ作品。
佐藤さんは冷たく何を考えているかわからない不気味な雰囲気を漂わせながら、コメディなので笑っちゃうシーンも多い中シリアス担当としてその場にいると空気が冷たくなる明智光秀役を演じてました。

本作の主人公 デヴィル・ミナモトはバンド TENKAⅡ封(天下布武)のヴォーカルでバンド名にも天下布武と付けるほどの歴史好き、織田信長好きとしてバンドのメンバーやファンを守るため歴史の知識とロックな生き様を駆使し織田信長と絆が生まれていく…

とにかく個性が強いメンバーしか登場人物にいない、普通の人がいない派手に・賑やかな作品で、この作品は配信での視聴となりましたが久しぶりに最後まで泣かず笑って物語を見届けられました。

その中織田信長の妻 帰蝶(濃姫)が凛とした姿を見せつつ最初は夫の織田信長に怯えている、決して深い絆を感じられる夫婦仲ではないとわずかな会話や表情でタイムスリップした人達や観客に教えてくれました。

そして 明智光秀との【繋がり】

史実でもふたりはいとこだったのではと言われていて、今作でもいとことして…後半はまた別の感情が明かされるシーンがありました。

そして本能寺の変が起きる前 帰蝶と織田信長による会話のシーンで

貴方様はずっと疑うことではなく信じることで進んでこられたのですね

ずっと向き合うことができずにいたふたりが 帰蝶がそう話し向き合うことで織田信長も帰蝶の言葉に耳を傾けて向かい合い本当の夫婦になった瞬間でした。

私はこの作品の数多くある素敵な言葉の中でも特に印象に残りました。

私は自分自身を信じているか、この作品を見た時は いいえ でした。

ただ 誰かの人生の物語のなかで登場人物になりたい


エキストラ アンサンブル

映像作品や舞台で役名がなく縁の下の力持ちとして作品を支える存在

私はずっと誰かと出会って仲良くなってもいつかは距離ができてまた他人になる

私は縁の下の力持ちどころか何者にもなれない エキストラ アンサンブルになれない

私はいない も同じ

そう考えてお金を払えばそこにいることを許してくれるカフェやホスト、身体や心を空っぽにすればお金ができる仕事、お金と時間をかければ存在を認知してくれるYouTuberさんの推し

いろいろな方法を考え実行し、人や場所に依存し

今は……自分を認めて・愛する気持ちを探し求めてもどこにもない。
自分が自分のいいところを見つめてあげるしかないんだと気づけたことが大きな発見でした。
そして死んでしまえば手に入らない 思い出がそばにあると気づきました。

発達障害、気分変調症、適応障害


自分のことを今も欠陥品だと思っているし空っぽで、誰かに・何かに憧れてばかりでどうしようもなく死にたい日は6月になった今もあります。

でもこうやって

死ななくていい

そう言ってくれる人がたとえ両手で数えられる、指が余る人数でも

花菜が死んだら悲しい

そう言ってくれる人がたとえ片手で数えられる人数でも

30年生きてきて良かった 今まで何回も自殺しようとして未遂に終わり5月 実行すらせず耐えて正解だったんだと…ひとまず今は私の人生の登場人物の中でも大切な人達を頭に思い浮かべながらこの記事を執筆しています。


身体や心を空っぽにして犠牲にして妄想から覚めないように好きな人から殴られても依存した3年
そんな好きな人から離れて 恋が怖くなって4年

初めて死のうとしてから16年
過去の経験が悪夢となって21年

家族と喧嘩ばかりだった 傷つけてきて21年
家族を和解するまで5年

生まれて、もう少しで31年

どこにも馴染めない どこにも居場所がない お金がないと存在を認めてもらえない
だって、

コミュニケーションや外の音、フラッシュバックを起こすADHDとアスペルガー症候群の発達障害

感情の浮き沈みのコントロール難しい気分変調症

環境に対して強いストレスを感じると体調も崩す、社会生活が難しくなる適応障害

こんな私でも…「ハナさん」「ハナちゃん」「花菜ちゃん」そう呼んでくれる人がいるから

エンドロール 逆縁


親より子どもが亡くなり 親が子どもを看取ることを仏教用語で【逆縁】といいます。

TikTokで活動されている

🙏🏼ふるたに🙏🏼現代お坊さんが 話されていた言葉です。

大丈夫。大丈夫。あなたは大丈夫。 というふるたにさんの言葉に救われ続けたことに感謝を伝えたくて 死を決意した後「お元気でいてください」この動画にそっとコメントして。

そのあと逆縁の動画を投稿されていました。
コメント欄は…ここに書くのは失礼になるやもしれないので控えますね。

私は死のうと考え実行し完遂すれば  逆縁となってました。

もちろん今も生きる苦しみは変わらなくていつまた

死のう

そう考えてしまうか。この想い、しがらみからいつ解放されるか分からない。

ただ今言えることは

明日までは生きよう 死ぬかは明日考えればいい
その繰り返しで現在 いろんな力に助けられながら生きていることに感謝している
その想いです。

さいごまで読んでいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?