飛行機のお腹
私の住まい・職場は〇〇基地の側にあります。
その為、毎日何機もの飛行機を目にします。
何機ものお腹が見え、何機もの違った音や響きを感じる事が出来ます。
とても視力の弱い私の肉眼でも、飛行機の柄まで見えるくらいの場所を飛んでいるからです。
基地へ降りていく飛行機、飛び立っていく飛行機…
どこに行くのかな…
私はここに来るまで、飛行機に興味を持った事はありません。
頭の中にある飛行機は、戦争の映画などで出てくる攻撃機くらいです。
それは、単に私が戦争映画や特番を好んで観ているから。
“好んで”と言ったらとても失礼ですね、近い昔に実際に起こり、それによって数えきれないくらいの命が無常に奪われ、心も体も傷つけられ、深い哀しみを生んだ…
その先で今私達は生きていられる、この世界がある。
こんなにも平和な今からは考えられないくらいの事がほんの数十年前に起こった。
当然、想像すら出来ません。
だからこそ、私は戦争に関する事を知りたい、知っておかなければならないと思っているのかもしれません。
話が逸れましたが、今日本に存在している飛行機は、攻撃機より、旅客機や貨物機などが多いと思います。
“御国の為に”ではなく、誰かが欲しているモノを叶える為に飛んでいるのです。
今の時期、暑い太陽の元、飛んでいる飛行機のお腹を見上げるのが私はとても好きなのです。
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