下村氏は、更に述べています。
「世の中で困っている人や弱っている人は大勢います。その支援にあたる人もたくさんいます。どの支援も、入り口は様々です。また、支援を受ける人も様々です。
ですが、ゴールは同じで、本人の自立です。
そして、その自立の具体的な手段として就職があります。
シングルマザー、ニート、引きこもりの若者、不安定就労の若者、復職を願う専業主婦、療養治療のため一時的に仕事を離れた人の復職等、対象者を問わず、おおよそどのような支援も、最終的には、何らかの形で仕事を得ることが支援の一つです。」
私達、キャリアコンサルタントは、就職の専門家として、そこに至る道筋をつける最後の最後のゴールの支援をする担当者です。
最後の支援者キャリアコンサルタントとして、冒頭の「エンパワメント」をクライアントに身につけてもらい、自立した生活を経済的にも行ってもらえるよう支援するのです。
キャリアコンサルタントは、あらゆる支援の「アンカー」とも言えるでしょう。