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ブランディングを捨てることで、ブランディングがどんどんうまく行き始めた話


3時間待ってタピオカ飲みたいか?

名古屋駅に世界を席巻するThe Alley が上陸したのが5月29日。

CCCを名古屋で開催しているので、名古屋駅はたまに通るけれども、どこかのK-POPでも来たかのような、いやそれ以上の行列

行列に並ぶことがもっとも時間の無駄だと思っている自分にとっては、全く考えられないことだけれど、もちろん否定はしない。

そりゃ並びたければ並べばいい。

だって、タピオカは美味しい。

素晴らしく美味しい。

あの、もちもちの食感は病みつきになるし、今はチョコレートタピオカとかいろんなフレーバーがあるし、なんなら岐阜駅にあることでよく行くAsian tea houseのタピオカの美味しさは、まじでお勧めできる。

(あくまで、自分ではなくKamila's 4AM Artのメンバーが行くだけだが)

タピオカ巡りをしたいなら大阪の堀江をお勧めするし、cafe no.はボトルドリンクで話題で高校生に超人気。インスタ映えする写真撮りたいなら絶対ここ。

(意外と自分もタピオカ情報持っている笑)

ちなみに、名駅のThe Alleyはざっとみて、1時間くらい並ぶのかと思ったけど、どうやらそうではないらしい。

先ほどテレビでチュートリアル徳井がロケしてた情報によると、待ち時間は3時間にもなるらしい。

さ、さ、さ、3時間!!??

暇か!!!!

否定はしないですよ笑

でも、暇でないといけないでしょ!!!!


さて、僕が言いたいのは、そんなにも人々を熱狂させているタピオカはすごいと思うということ。

3時間待ちたいと思ってもらえるブランディングは強烈でしょう。

Kamila's 4AM Artって何?

今日は、カミラのブランディングについて書いて行こうと思う。

誰かの参考になればいいかなとも思いますが、正直そんな規模でもないですし、そこまでシェアできるものも現状まだまだないと思ってます。

この記事は、単純に僕らがどんな想いで何を考えているのかシェアしたいと思っています。


初めてKamila's 4AM Artというブランドを知っていただく方は、こちらの記事もしくは、動画を見ていただくと早いと思います。


Kamila's 4AM Artはフィリピンと日本を中心に活動しているアートショップです。

ビジョンとして、"Create a community for art lovers who are passionate in contributing to the betterment of society"を掲げている。

アートを通して、社会をよくしていけるように、誰もが参加できるそんなコミュニティをつくっていくことを目標としています。

具体的には、ウェアラブルアートを取り扱っていて、本物のお花をレジンを使ってアクセサリーにしています。

アートを大事に、アーティストを大事にしながら、お客さんに喜んでもらえるよう日々頑張っています。


つい先日、改めてKamila's 4AM Artのバリューやブランドを考える会議を岐阜メディアコスモスで行いました。

(何度も言いますが、ここめっちゃいいです!!)

これは計画していたと言うよりも、ワークショップでドタキャン発生してしまい、さてどうしよう?となったので、突発的に行ったものでした。

プロジェクターも使えるし、まあいいかと。

その会議がすっごい有意義で、改めて今後のカミラの方向性を定めることができて、超満足しています。


あ、言っておくと、どのみちKamila's 4AM Artでは3ヶ月に一回、ビジョンミーティングとマーケティングやセールスのミーティングなどを行って、しっかり足元見てメンバーの目線を揃えるようにしています。

すっごい小さな規模の自分たちですが、小さな組織のうちから、バリューはしっかり設定して置きたいと思っているので、そう言った背景もあって、今回の主題はバリュー設定をしました。

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Kamila's 4AM Artとしては、これまで通り、いやそれ以上にアートをリスペクトしていくこと、加えてまだあまり形にできていない「コミュニティを通しての社会変革に取り組んでいきたい」そこの部分をしっかり共通認識できる機会となりました。


さて、ここからは最近のカミラのブランディングがどうして軌道に乗り出しているのか、どんな考えを元に行っているのか書きたいと思います。

Kamila's 4AM Artがスタートして約2年、自分がジョインしてからだいたい半年ですが、フォロワーは結果としてここ数ヶ月で4000→7000、フィリピンの主要メディアからの取材依頼やウェブメディアからの依頼も増加、ミスユニバースの候補モデルのアクセサリーに採用されるなど順調に認知を増やしており、売り上げも順調に伸びており、アーティストも採用を増やしました。

順調だからこそ、改めて大事にしたいことがある。

そんな想いの元で行った、バリューミーティング、ブランディングミーティングでした。

あと、ここ数ヶ月主にスターバックスとAirbnbの物語から学ぶことが多かったことも、このタイミングでバリューを設定した背景でした。


❶ブランディングはしない。どうやってお客さんに喜んでもらえるかだけを考え抜く。

これ、ここ最近の一番の気づき。

自分の中でズドーンと来たことがこれでした。

スタバのマーケティングの本を読んでいて、最初に出てきた言葉がこれ。

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すっごく当たり前だけれども、やはりなんだかんだ数字を追いかけようとしていたり、型にはめたマーケティング戦略やブランディング戦略をやろうと考えていた時期は、今だからはっきり言いますが、僕らにとっては失敗でした。

YouTubeのサブスクライバーをどう増やすか、インフルエンサーマーケティングをどう行うか、IGのフォロワーをどう増やすか、そんなことは二の次、三の次に大事なこと。

真摯にビジネスに向き合い、お客さんのことを考えることがイッチバン大事。

自分たちもある程度認知が増えるにつれ、マス向けのマーケティングに目がいきがちだったかもしれません。

モデルさんから連絡があったり、それこそフィリピンでフォロワー1M以上の女優さんがアクセサリーつけてくれたりとかもざらに起きています。

それで正直一喜一憂していたところもあった。

でも、それはそれで嬉しいことだけど、僕たちが本当に大事にしたいのは、例えフォロワー10人だろうと、ずっと応援してくれているお客さん。

改めてスタバから学んだことは一人一人のお客さんに向き合う大切さ。

スタバは、一人一人のお客さんを幸せにするために、できるだけのことをしようとしてくれるんですね。

僕たちは、スタートした時から応援してくれているファンを一番に考えてどうしたらその人たちがハッピーになれるかを考えたい。

そこを元に改めて考えたときに、自分たちのマーケ戦略っていいんだっけ?ブランディングこれでいいんだっけ?いや、ブランディングとかそもそもなんだそれ?原点に立ち返ろう。僕ら何したいんだっけ?

そんな上で、最終的に端的に表したのがこちら。

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❷お客様よりも、まずは一緒に働くチーム、メンバーが幸せな環境をつくる。

ハワードシュルツも言っているように、働いている人が幸せであれば会社は健全に成長していくと信じています。


逆に言えば、働いている人が幸せでない場合、きっと何かがうまくいっていない証拠。

その状態のまま事業を続けても、うまくいかないはず。

だから、自分たちも第一にKamilaで一緒に働いてくれているメンバーのことを考えるチームでありたいと思いました。

この辺りの考えは、アリババのジャックマーも話している。

自分がよくみるこの動画などは、ジャックマーの考えを効率よく吸収できます。

メンバーの幸せを考えた時、スターバックス風な言い方をすれば、従業員エクスペリエンスを高めるための施策もこれから積極的に行います。

まずは、繁忙期が来る前に、アーティストは各々好きなワークショップに参加して、自分の学びたいことを学んできてもらえるようにします

費用はもちろんこちら持ち。

Kamilaのメンバーであることに誇りを持ってもらって、どんどんステップアップしてもらいたい。

❸数字は気にしない。


自分たちは何を成し遂げたいのか、何を解決したいのか、誰を幸せにしたいのか。

そこが見えていればブランディングは簡単なのではないか。

それが僕がここ数ヶ月で感じたことです。

簡単と言うと語弊があるかもしれません。

それはブランディングには長期的な時間がかかることは承知の上で、やるべきことやアクションを考えること自体の思考が簡単という意味です。

ブランディングとはブランドをどう築くかであり、ないものを築くことはできません。

真摯に自分たちのビジネスに真摯に向き合うことが必要なだけだと学びました。

その学びを活かすためには、自分たちはマーケティングやブランティングの数字は見ないことにしました。

もちろん伸びたら伸びたで嬉しいし、今後成長のステージによって改めて意識する時期もきっと来るとは思います。

でも、ここしばらくはこれまで気にしていたSNSなどの指標数字は気にしないことにしました。

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スターバックスはブランディングはしません。

スタバの考えとしては、他の企業がマーケティングやブランディングに頑張って使う費用を、そのままお客様のことを考えてお客様がどうしたらハッピーになれるかに使うのです。

お客様を尊重して、お客様を大事にすること。

スタバには、ホームページにも4つのバリューが書いてありますが、僕はその中でも特に以下のフレーズが好き。

Being present, connecting with transparency, dignity and respect.


誰のために自分たちが存在しているのか?

そこが見えていれば、あとは「じゃあ、そのためにどうする?」だけ。

ただ、自分たちが、こうした考えで活動できるのは以下の条件があります。

❶自分たちの資本でビジネスを行っていること

❷売り上げや利益を必要以上に気にしなくていいこと

これが、このビジネスだけで生計を立てないといけない、株主がいて早く成長させないといけない、などの諸条件が絡んできたとき、こうも言っていられない状況になるかと思います。

と言うことも考えると、今のところ、Kamila's 4AM Artとしては、自分たちがしたいことを自分たちの意思の元に全てコントロールできる状態でビジネスをして行きたい、その上でコミュニティをつくっていきたいと思います。


この後やること!

僕らが幸せにしたいのは、スタート時から応援してくれている人たち。

アートをリスペクトして、アートを通して社会に変革を起こしていくこと。

それも自分たちのような普通の人でも、それができることを示すために活動する。

さて、ということはすることは、、??


もちろん、フィリピンに行き、スタートの時から応援してくれているファンの声を直接聞くこと!

それと彼ら彼女らにありがとうの思いを伝えること!


なので、この夏、フィリピンに行き、無料のワークショップを開き、生の声を聞いてきます。

※実際に行ってきた後のnoteはこちらです。2019年10月更新。

※2020年3月8日に更新をしたのですが、もろもろの振り返りをしたnoteはこちらになります。

また、週末にCCCという100%チャリティの英会話&日本語会話コミュニティも行っているけれども、このブランディングの話はそちらにも通じるように思う。

本質的に、クオリティを上げていくこと、圧倒的に行動していくことで、きっと表現したい世界が実現できるのかもしれない。

是非、一度オンラインショップ覗いてみてください。


今日は以上!



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