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『黒猫ノロと世界を旅した20年』トークイベント@キャッツミャウブックスさんを担当編集がレポートしました

 梅雨明けから少し経った7月7日、『黒猫ノロと世界を旅した20年』の発売記念トークライブが開催されました🐈 担当編集も参加させてもらいましたので、その時のイベントレポートを。

 イベントの会場はキャッツミャウブックスさん。こちらご存じの方も多いと思いますが、なんと猫店員さんがいる、猫本だらけの、夢のような書店さんなのです!🐈

三軒茶屋の駅からお店までの線路沿いの道も、趣きあります。

 キャッツミャウブックスさんでは本書の発売を記念した、ノロくんの写真展も開催中。お店の前にはスーツケースノロくんがいて、お出迎えしてくれます。(※写真展は8/15(月)までの開催です📷)

ノロくんみっけ!
実は表紙候補の一枚でもあったスーツケースノロくん

 店内に入ると、そこは猫本ずらりの夢の世界。そんななか『黒猫ノロと世界を旅した20年』はもちろん、平松さんの既刊本やノロくんのパネル写真、キャッツミャウさんとNORO SHOPのコラボTシャツやノロくんグッズが所狭しと揃っていてなんだか感激です。ねじりはちまきノロくんのうちわ、かわいすぎますね。

ノロくんうちわに熱視線を送る、黒猫店員のさつきさん。

 今夜のトークイベントの主役、著者の平松さん&店主安村さんのダンディお二人はコラボTシャツにばっちりお着替えずみです。担当編集もトークにお邪魔させてもらうので、さっそくコラボT装着!(どちらも可愛くて白かグレーか迷いましたが、白をチョイス)。スマホやPCの準備をして、いざトークイベントのはじまりはじまりです。ちなみに機械音痴の担当は、SNSを使いこなしておられるお二人に機器準備はすっかりお任せし、猫店員さんを愛でさせてもらっていました…。

平松さんが白、安村さんがグレーのコラボT。
なんだなんだと参加しにやってきた、猫店員の読太(よんた)さん。
いよいよね、と上から見守ってくれている猫店員チョボ六さん🐈

 3匹の猫店員さん見守る中、ときおりインスタやTwitterに寄せられる質問に答えるかたちでお二人のトークが進んでいきます。
 平松さんと安村さんは同年代で、ともに岡山県や西荻にゆかりがあったり(ななんとお花屋の看板猫時代から、安村さんノロくんのことをご存じだそう)、キャッツミャウブックスもNORO SHOPもご夫婦おふたりでやられていたり……と何かと共通点が多く、だからかトークも自然体でなめらかで、夜のドライブ中にラジオを聞いているような心地よさ。また、安村さんがなぜ「ノロ様」と呼んでいるのかや、今回の写真展がどうして実現したかも判明したりと、すっかりお話に引き込まれてしまいました📻

 そしてもちろん、本のこともたっぷり語ってくださいました📖この本の企画が生まれたきっかけや、どうやって本に作りあげていったか。あとは『黒猫ノロと世界を旅した20年』というタイトルにたどり着くまでの話も。そういえばタイトルだけでなく表紙も、候補写真から絞って絞っての紆余曲折をへてこの表紙にたどり着いたのですが、ノロくんがのっている〈地球儀〉にもこだわりがありまして。お気づきでしょうか? この地球儀、ちゃんとノロくんが行ったヨーロッパ・アフリカ・中東あたりに位置するようになっているのです! そんな随所にこだわりが詰まった本ですが、安村さんが「紙のてざわりがすごく良くて~」と言ってくださったのも、紙も最後まで平松さん・デザイナーさんと相談して試行錯誤したポイントだったので嬉しかったのでした。

ノロくん on こだわりの地球儀。

 それから、今回はこれまでの著作と違う「国別・時系列」という執筆スタイルで書かれたことや、写真をどうやって選んでいったか等々のお話も。
 190点以上収録されている写真は、じつに数千枚のなかから厳選していったわけですが、これまで撮りためた膨大な数の写真を平松さんがすべてきっちりと把握されているのは、編集中も驚きでした(たとえば「ふたりで移動している時の写真が欲しい」とリクエストすると「○○年のどこどこで撮った写真です」という説明付きですぐに何枚か候補をくださる……といった具合)。どの写真にも一枚一枚に想い入れがおありなんだなあ、と思った次第です。
 また、担当編集の写真チョイスは若干変わっていたそうで、平松さん曰く「普通の編集者さんだとあまり選ばないものを選んでいた」とのこと…! ライブ中に「担当さんのおすすめ写真はどれですか?」と質問いただき2点あげましたが、せっかくなのでもう少し紹介させてもらえたらと、一部ピックアップしてみました。
 左上と右上の写真がトーク中にあげた2点ですが、右列真ん中の「マッサージ中のノロくん」や左列一番下の「ワイルドダッシュノロくん」もたまらないので、ぜひ本書でお確かめください。

左上のベビノロくん後ろ姿は、デスクに貼っています

 とはいえ、千以上の中から選んだ本書収録の写真はやっぱりどれもおすすめ写真。台割りやページ数の都合で泣く泣く入れられなかったものもあるので(ライブ中に安村さんが好きとおっしゃっていた、『ヨーロッパを旅してしまった猫のはなし』掲載の、平松さんとノロくんが飛び立つ鳥を見上げている写真もそのひとつ)、いつか平松さんにご相談してそれらのご紹介もしてみられたら……です。

ちなみに帯のこの青席ノロくんは、ギリギリまで表紙候補でした

 ほかにも、ノロくんの首輪と鈴のこだわり(鈴は毛が詰まらないように、日本の神社で売っている穴の小さいものに)や、ノロくんの短いチャーミングな尻尾について(同じ黒猫でも、ノロくんのと違って長いさつきさんの尻尾に「なかに何も入ってないの??」と、平松さん感動されたそう)などなど、楽しいお話がもりだくさんで夜も更けていき、あっという間の1時間でした。エピソードの数々を披露くださった平松さん、さすがの進行でトークを盛りあげてくださった安村さんはもちろん、最後までお付き合いしてくれた猫店員さんにも感謝感謝です。

猫店員さん。

 ちなみにトークイベントの様子はアーカイブでもお聴きいただけます。途中、猫店員さんもちらちら出演したり、聞こえてくる「ちょっとおなかすいたよ(と言ってるのだと担当は解釈しました)」のかわいい声もたまりませんよ😽

 安村さんがおっしゃってくれたように「ノロくんのことを初めて知る方にも楽しんでもらえる」「この本を読みながら、ノロくんの20年が思い浮かんでくるような」一冊。たくさんの方に読んでいただけたら嬉しいです。そして8/15(月)まで開催中のキャッツミャウブックスさんでの写真展も、この夏ぜひ。パネルサイズになったノロくんの写真、圧巻です。

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