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成果的恋愛観に辟易している話

成果的恋愛観(これは私が勝手に名付けた名称)とは、いわゆる経験人数の多さであったり、女性(男性)経験の多さでマウントを取り合う"あれ"のことだ。

おそらくこれは男性だけでなく女性間の中でも発生していることなのではないかと思う。大学内での女子の会話や、女友達と話す話題の中でもたびたび上がってくるのが、この何人と付き合った?などの過去の恋愛話だ。

御多分に漏れずこの私も、過去の女性経験や、経験人数、今まで付き合ってきた人の話などをしたことがある。

事実、その人の過去の恋愛のはなしを聞いたりするのは、楽しいし、その人と急速に仲良くなるきっかけにもなる。

でも、

何か腑に落ちない。

たぶん、過去の恋愛話をすることに嫌悪感を持っているのではない。
その経験してきた人数の大小によって優劣が決まる、その価値観自体が嫌いなのであろう。

この価値観は特に高校生の時に顕著であったような気がするが、この価値観に囚われてしまった男は、もれなく浮気をしているし、何なら「彼女がいる上にセフレもいる俺かっけー」とすら思ってしまっている。

ああ、寒気がする。

たぶんここまで、この価値観に嫌悪感を覚えるのは実際高校生の時の自分がこの価値観に染まってしまっていたのが大きいと思う。
だから、この価値観を見聞きするたびに、過去のダサい自分のことを思い出して、その羞恥心と後悔によって、この価値観への嫌悪感が生まれるのだ。

もう、そんなダサい価値観やめにしない?

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