なぜゴルフにハマったのか

こんにちは。管理栄養士＆脂質改善シニアインストラクター＆ポジティブライフコーチの張戸です。

私の自己紹介でもお話ししましたが、私が管理栄養士とコーチという職業を選んだのはゴルフがきっかけでした。

ゴルフに関わる仕事がしたい！という思いから、キャリアチェンジをしましたが、そこまでハマったゴルフの魅力と、実は隠された願望があった事を今日は綴ってみたいと思います。

私が感じるゴルフの魅力は、ありきたりですが季節を感じる事が出来る事です。年間通じてプレーができるゴルフは、プレーしながら自然を感じる事ができます。春や秋には、気持ちのいい風とともに色々な鳥の鳴き声が聞こえたり、野生の動物たちと遭遇することもあります。また、川のせせらぐ音が聞こえたり、真夏の暑い時期でも微かな風にありがたさを感じたり、冬は逆に暖かい日のラウンドは太陽に感謝したりします。

また、ゴルフは自分の思い通りにならないところにハマりました。変ですよね、思い通りにならない事にハマるって。でも、何百球も練習しても本当に打ちたいボールが打てるのは１球ぐらいだったりするのですが、その１球がコースで打てた時の快感は、経験者じゃないとわからないかもしれません。特に、男性はこだわる方が多いのですが、各ホールの１番最初のティーショットのドライバーが、本当に自分の思い通りに打てて気持ちよく飛んで行った光景を見る時、1日のゴルフのスコアがどんなに悪くても、気持ちよく終われたりするのです。

それから私の場合ですが、自分の知らない世界を経験出来た事です。もともとは休日は家で1日ダラダラしていたり、元の仕事柄もありましたがずーっとパソコンをいじっていたり、テレビや映画を観たり本を読んだりのインドア派でした。旅行もそれほど興味がなかったので(海外は行った事がない)、ゴルフをやっていなければ、自分の生活圏以外の土地に興味を持つ事はなかったと思います。今では近県なら車でどこでも出かけますし、行ってみたいゴルフ場とその土地にも興味が持てるようになりました。

そして、知らない世界のもうひとつは、人間関係がものすごく広がった事です。以前のインドア生活でしたら知り合えなかった色々な職種や業種の方たちと、ゴルフは1日一緒に過ごす事ができる珍しいスポーツだと思います。メンバーコースでは、１人で知らない方と組み合わせてもらってラウンドさせていただく事があるのですが、あとでお聞きしたらよく知る企業の偉い方だったり、おそらく一生縁のない職業の方だった、という事も少なくありません。そういう方達とゴルフでは役職など関係なく同じスポーツをする事ができるのです。

それ以外には、自分1人で出来るスポーツという理由が私の場合は大きいかもしれません。自分1人と書くと、ラウンドでは同伴競技者がいるじゃないか、と言われるかもしれませんが、ゴルフにハマって自分の性格に改めて気づかされたのは、誰かと一緒にやるスポーツが苦手である、という事でした。テニスなどは個人競技ではありますが必ず相手がいます。誰かと打ち合うから自分だけでコントロール出来ない部分があるんですね。相手の技術が自分のプレーにとても影響するスポーツだと思います。ですがゴルフは全て自分だけの技術なんです。自分が努力すればその結果が数字に現れる、そういうところがわかりやすくて自分には合っていたんだと思います。

と、ここまでは、もしかしたらゴルフの魅力として誰でも言うことかもしれませんが、私がなぜゴルフにハマったのか、自分でも気づかなかった本当の理由にコーチングを受ける事で気づいたのです。

私の仕事での自分の役割は誰かのサポートをする役割、裏方が合っているとずっと思っていました。自分の人生の目的や使命と思っている事から仕事を選ぶ時も、人の上に立つような人間ではないと思って、社長や上司など自分の上に立つ人のサポート的な役割をするような仕事を選んでいました。

ですが、先日コーチングを受けた時に、自分で自分の気持ちに愕然としてしまいました。私の心の中に「１番になりたい」という気持ちがあったんです。これは自分自身でも衝撃でした。

コーチの問いかけにずーっと自分の気持ちを探っていくと、本当は私は１番になりたかったんだと言う事に気づき、それがゴルフにハマる理由だった事に気づきました。先ほども書いたように、ゴルフは他人の技術が影響しないので、自分次第、努力次第で１番になる可能性もある競技です。ゴルフコンペからアマチュア競技まで優勝する可能性は以外と多い競技なので、１番になる可能性があると心のどこかで思っていたところがあったと気づかされました。仕事で１番になる事が出来ないので、１番になる快感をゴルフで得ようと心のどこかで思っていた事に気づかされてしまったんです。

ただ、自分の心の闇のようなものを見てしまったんですが、受け入れてみると新しい自分の人生の方向性や可能性なども感じる事が出来ました。もしかしたら、１番になりたいと心が欲していたのに認めていない隠して蓋をしていた事で、何か違和感だったり無理している事があったのかもしれないと思い、改めて１番になる事を受け入れてみて、(なれるかどうかわかりませんが)目指してみるのもいいかもしれないと今では思っています。

みなさんも、まだまだ自分の知らない自分がどこかにいるかもしれません。自分の知らない自分探しを体験してみるのはいかがでしょうか？