見出し画像

【未病】疲れているサラリーマンに増えている冷え

こんにちは。管理栄養士&脂質改善シニアインストラクター&ポジティブライフコーチの張戸です。

何らかの不調を感じる男性の数は約98%!?

昨日、「未病」は病気の予備軍という話をしましたが、全国の30〜50代の男性サラリーマン1200名を対象とした健康に関する調査では、なんと98%が何らかの不調があるという報告があります。

不調の状態についてはいくつかあげましたが、”冷え性”も「未病」の原因の一つであるとお話ししました。

最近の男性に増えている”冷え症”

”冷え性”というと、女性のイメージが強いのですが、最近では30〜50代の男性サラリーマンにも増えている事がわかっています。先の1200名の調査では約3割も手足が冷えやすいという報告がありました。

”冷え性”の原因は?

血液サラサラといいますが、血液の流れがよければ血液は全身を巡ることができます。しかしいわゆるドロドロの粘度が高い血液であると、体の末端の毛細血管までは届きにくく、体の隅々まで酸素や栄養を運んだり、老廃物を回収したりすることができません。

血液の質は食生活の影響を強く受けます。次のような食べ物を摂り過ぎていないでしょうか。

・化学調味料や食品添加物が多く含まれている外食やカップラーメンなど

・味が濃い食事や、定食など味が薄く感じて塩を足している     

・コレステロールの多い食べ物や糖分の多いスイーツなど

・ファストフードやジャンクフード

・清涼飲料などの甘い飲み物。

このような食生活を続けていると血液中の糖質や脂質が増え、冷えや不調、病気の原因になります。

それ以外に、男性の冷え症で気をつけなければならないのは、血流の滞りを招く動脈硬化も考えられます。

また、冷えは男性不妊の原因の一つでもあります。男性ホルモンの分泌量が減り、精子の数、精子の運動率、卵子へ向かう直進率が低下してしまうのです。

そして、「男性の更年期障害」につながる可能性もあります。40歳過ぎから男性ホルモン(主にテストステロン)が徐々に減少していきますが、冷えがあるとさらに分泌が減へり、年齢とともに男性の更年期障害の症状が出やすくなります。

さらに厄介なのは、男性の更年期障害は男性ホルモンの減少が原因のため、放っておいても良くならず治療が必要なのだそうです。

男性の冷え対策

まずは生活習慣で対策しましょう。

睡眠不足はどれも細い血管を閉じさせ、冷え性の原因となります。できるだけ規則正しい生活で良質な睡眠を取れる工夫をしましょう。枕や安眠グッズなどを利用するのも一つの方法だと思います。

そして、ストレスや緊張も血管の収縮に影響があります。仕事のストレスや緊張を減らすことは出来ないかもしれませんが、少しでも和らぐ方法で自分に合った方法を見つけましょう。誰かに気持ちを話す事で解消されるなら、コーチングなどもぜひ利用してみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?