見出し画像

【未病】40代男性のベルトの上にお腹が乗る原因

こんにちは。管理栄養士&脂質改善シニアインストラクター&ポジティブライフコーチの張戸です。

私は、自己紹介でもお話ししましたが、約6年前に管理栄養士を目指してSEからキャリアチェンジしました。SE時代の40歳代は、自分のキャリアやこの先の人生について不安や絶望感など感じる時期があったりしました。また、親の介護の問題などもあり、本当にどうしたらいいのか途方にくれた事もあります。おそらく40代で誰もが直面する問題や悩みなのではないかと思います。同じように、現状にストレスや不満があったり、これからの人生へ様々な不安や不満を抱えている40代サラリーマンの方に、私が経験した事から少しでも役に立てることがあるのではないかと、noteを初めました。

40歳男性のぽっこりお腹はなぜ?

つい数年前まで全く気にならなかったのに、40歳を過ぎてからベルトにお腹が少々乗り気味になってきた、という話しは男性からよく聞く話しです。お腹以外は全体的にスリムなのに、お腹だけぽっこりという方もいます。

なぜこうなってしまうのか?

内蔵脂肪だけが原因ではないお腹のぽっこり

男性は一般的に内臓脂肪がつきやすいと言われています。内臓脂肪は、内臓の周りや腸間膜につく脂肪のことです。腸を固定する膜が、腸間膜。この部分に、絡みつくように脂肪が蓄積して内臓脂肪となるのです。

内蔵脂肪がつく原因はいくつかありますが、

1.食べすぎや高カロリーの食事によって摂取されて使いきれなかったエネルギーが脂肪となり内臓に蓄積してしまう。

2.運動不足や加齢による基礎代謝の低下。

3.睡眠不足や睡眠のリズムが乱れる事から、体内時計に影響し、体に脂肪を溜め込もうとするホルモンが分泌され、内臓脂肪がつきやすい体質になってしまう

などあります。ただこれらは40歳じゃなくても内蔵脂肪がつきやすい原因となりますが、40代以降に特に原因になることがもう一つあって、それは、男性ホルモンの分泌量の減少なのです。

男性の40代以降の体の変化

男性ホルモンの役割は、筋肉や骨の形成を促し、生殖機能にも大きな役割を果たす大切なホルモンです。やる気とかモチベーション、疲れた肉体や心身の健康維持にも重要な役割を担っています。

ですが、年齢とともに男性ホルモンの分泌も減少していきます。そして、特に40代で大きく減少してしまうのです。

男性ホルモンの低下はうつ病の原因にもつながります。40代男性というと、会社では中間管理職的な役職に着く人も多いのではないでしょうか?重責や人間関係などからストレスが多くなってくるところに、忙しくて運動する時間もなかったりすると、男性ホルモンを分泌する機能が低下します。40代以降の男性にうつ病患者が増えつつあることの一つの原因に、男性ホルモンの低下があると考えられます。

偏った食生活は危険

男性ホルモンの減少だから内蔵脂肪が溜まりやすい、と言ったって、ダイエットすればいいんじゃないの?と、単純に炭水化物を減らして一時的には若干体重も減るかもしれません。ですが、男性ホルモンはタンパク質から作られるものなので、偏った食事ばかり食べていては体を作るために必要な栄養素が摂れないのです。

タンパク質はアミノ酸が多数結合したもので、人の体を作っているタンパク質は、20種類のアミノ酸から構成されています。一つのタンパク質を作り出すためにはアミノ酸の種類、数、結合の順番が決められているので、一つでも足りなくなれば、筋肉の合成や、ホルモン、血液、酵素、抗体など体を防御するための材料が足りないのです。

だからといって、タンパク質ばかり食べればいいのかというと、体に必要なタンパク質を一度に貯められる量は決まっていて、過剰なタンパク質は脂肪として蓄積されてしまうのです。

50歳、60歳を考えた食生活を

まだまだ若いと思っていても、体は確実に変化してきています。40歳の今を考えるのではなく、あと5年後10年後の事を考えて、若い時のままの食生活ではなく、少し見直しを考えてみませんか?



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?