内臓の性質
こんばんは。とある鍼灸師です。
今回は、東洋医学における内臓の性質のお話です。
東洋医学では、自然界に起こる現象と人のカラダを関連させています。
自然界で起こる現象というのは、木・火・土・金・水がそれぞれ関連したときに起こる現象のことを指します。
木と木が擦れて火を生んだり、火が燃え尽きたあとに灰になって土になるという具合です。
昔の医学は、木・火・土・金・水と関連づけて内臓に性質があると考えていました。
肝臓は木の性質、心臓は火の性質、脾臓は土の性質、肺は金の性質、腎臓は水の性質となります。
例えば、木をみてみるといろいろ枝分かれしています。
肝臓もたくさんの血管が枝分かれして密集しているため、このような性質であると言われています。
図をみても、木の枝分かれと肝臓の血管は似てますね!
心臓は、血液を全身に送るポンプの役割をしています。
命の灯火というように、人の生命に関わる重要な内臓です。
勢いよく血液を送り出すさまは、どことなく火が燃えているようにも見えます。
このように、内臓には自然にあるものと関連して性質が決まっています。
ちなみに、癌(がん)ですが、心臓にはできません。
癌は、カラダが冷えてできるものなので、火の性質をもつ心臓には存在しません。
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