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《絵本レビュー》スイミー ちいさなかしこいさかなのはなし

こんばんわ!

昨夜から、次女の咳が続き吐きのオンパレード。病院へ連れていくと気管支炎でした。

睡眠をとれてない、クタクタのわたしと次女は一緒に昼寝をしてたんですが。

なんか、この感覚久しぶりだなぁなんておもいながら、次女が小さい時のことを思い出しましたね。

んさっ、今宵もやっていきましょう。
レビューする絵本は【スイミー ちいさなかしこいさかなのはなし】です。

作者は、レオ=レオニさん。
訳は、谷川俊太郎さん。

初版は、1969年4月です。


《ストーリーについて》

広い海のどこかに、ちいさな魚の兄弟たちが楽しく暮らしていました。

みんな赤いのに1匹だけ真っ黒のスイミーは誰よりも速くて1匹だけ生き残ることになりました。

寂しいし悲しいスイミーは、海を散策しました。くらげや、伊勢海老それからうなぎ。

そんな時に、スイミーとそっくりの小さな魚の兄弟たちを見つけました。

あの時みたいに、兄弟たちを食べられると思ったスイミーは....!?

愛と勇気とアイデアが詰まっているスイミーのアイデンティティが炸裂している一冊です。


《10コの好きなところ》

①訳が、谷川さんということで、また今回も素敵だなぁって感じている。

②見返しも、海の中にいるような絵で海しか描かれてないというところも幻想的。

③題字も、〝スイミー〟の〝ー〟の長さが泳いでいるような感じが伝わる。

④絵のタッチも、独特な技法を駆使して描かれているんだろうなぁって思う。

⑤色合いもとても美しいし、海の中の揺らめきが見えるような絵ばかり。

⑥この世界って、弱肉強食や食物連鎖だなぁって考えさせられる。

⑦スイミーの経験が、アイデアに変わり生き延びる術にたどり着くところ。

⑧そのアイデアを、仲間たちが受け入れるところも素敵だし、スイミーの的確な指示も素敵。

⑨スイミーがなぜ1匹だけ黒かったのかの価値が最後にわかる爽快感。

⑩最後は、力を合わせて大きな魚を追い出して、ハッピーエンド。


《読み聞かせをしてみて》

娘たち(7.5)は、

『えっ?なにこれきんぎょ?おまつりにいるよね?』
『うわぁーにげて!スイミーがたべられちゃう!!』
『スイミーってさ、すごいんだね!小さくてもすごいんだね!!』

って、言ってました。(笑)

わたしはですね、ある意味スイミーって孤独を知って強さを知るって言いますか、前向きなんですよね。
感心しながら読み聞かせしましたよ。


《おしまいの言葉》

弱くて強く、強くて弱い。
これは一対なんですよね。

兄弟を失って、絶望を知って世界を知って、また似た仲間に巡りあうんですよねスイミーは。

今度は、自分が守りたいってなったんじゃないのかなって。
今度は、二度と悲しみたくないなって。

だから生きぬきたいのかもしれません。
生きぬく力、それが生まれた理由なのかもしれません。

何のために生まれてきたのか。
今日は少しだけ、そっと考えてみます(^^)

そんな気分ですよ、スイミーちゃん♫

☆彡


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