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《絵本レビュー》そらいろのてがみ

こんにちは、皆様いかがお過ごしでしょうか?
わたしは、今日も絵本レビューを黙々としております。

さぁ、今日もいってみましょう!
《そらいろのてがみ》

作者は、イラストレーターでもある、ながしまひろみさん。初版は2020年2月です。

わたし、ダイスキなんですよ(^^)以前から、snsをフォローさせてもらってて、この絵本を知ることができました。(ちゃっかり、販売前に予約してましたテヘペロ)

《ストーリーについて》

主人公は、女の子のゆきちゃん。ある日、ポストをのぞいてみると、空色の手紙が届いてました。

その手紙には『もうすぐ はるがきます』と。
その後も季節の変わり目になると、夏・秋・冬と手紙が届きます。

冬の手紙も空色封筒です。
その手紙には『お誕生日おめでとう』と。
いったい誰が書いた手紙でしょうか....

《10コの好きなところ》

①空色の手紙と自然な空と連動している。

②ゆきちゃんが1ミリも、誰が書いたかなんて考えることなく、手紙を楽しんでいるところ。

③昔を思い出すコトが出来る背景描写力。

④ゆきちゃんの表情や、肩の丸み、手の柔らかさが絶妙に描かれている。

⑤手紙を通じて、四季折々の良さが伝わる。

⑥それを、ゆきちゃんは手紙がくるたびに五感で感じようとしているところ。

⑦線が全部空色で描かれているので、より空を意識出来る。

⑧冬の寒さと家庭の暖かさを対比させている幸せ。(部屋の色も暖色というこだわり)

⑨家族で季節感じ、1年間の成長過程を感じ、ジーンとくる。

⑩一冊読み終わったら、ゆきちゃんのコトを確実に好きになるっている。

《読み聞かせをしてみて》

娘たちは、夏の手紙が届くあたりから、誰が手紙を書いているのかを話してました。

次女『よーせーしゃんじゃない?(訳:妖精さんじゃない?)』
長女『ちがうよ、神様だよう!』

わたしは、どちらもある意味正解だなぁって思いました(^^)そう、思わせる大人ってステキじゃないですかっ。

めぐりめぐる季節の空気感が、文も絵でもたくさん表現されていて、ゆきちゃんの表情を、娘たちがモノマネしてました。

春のコトや夏のコト。
秋のコトや冬のコトとその年の季節は一度しかないですもんね。

『なつってね、カブトムシおるとよー』
『ふゆってね、キーンってなってゆきふるとばい』

なんて、姉妹で話してましたよ(^^)

《おしまいの言葉》

もとからながしまさんの、やわらかい作風がスキというのもあるんですが、今回もジーンとしましたね。

大人であれば、どこか懐かしい思いになったり、子供であればゆきちゃんにリアルタイムで共感できる一冊ですよ。

わたしも、ゆきちゃんのような子供の頃の自分に会いたくなりました。

☆彡

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