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現状維持により水面下で招かれる長期的リスク対抗策

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同じ街の見える景色

厄払いを兼ねた同窓会があるということで帰省して来ました。

同級生二人と今もバンド活動をしているので彼らとは今でも会うけど、バンド以外では会うことはないし、帰省しても地元の同級生に会うことはほとんどなかった。

しかし、10年以上会ってない同級生たちがどうなっているのか?今回ばかりはちょっとだけ興味がありました。

コーチとして過去は一切関係ないと思っているし、過去の話は興味ないとはいえ、この日ばかりは「昔はこうだった」話にキャッキャしたし、こんな日くらいはそんなのもいいかって思えました。

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しかし、今回の帰省で強く感じたのは、「こんなにも我が故郷は今の自分にとって居心地の悪い場所になっていたのか」ということ。

これは故郷が嫌いになったとか、東京が最先端だから田舎はダメということではないです。地元に誇りを持ってますし、それがバンド活動にも反映しています。同級生と今もバンド活動してると聞いて、青春引きずってるみたいに思われるかもしれませんしね。

これは、自分のゴール設定によるコンフォートゾーンの移行で、見える景色の捉え方が変わったということです。

今回はこの観点について

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次世代へのメッセージ危惧

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コーチングを学び、現状の外にゴール設定して、設定した未来から時間が流れてくることを知り、今を未来思考で生きていて、過去は一切関係ないので、私にとって現状維持は居心地が悪いのです。

本格的にコーチングマインドが身について(これからも果てしなく研鑽していきますが)初めての帰省で、街の空気感、実家の雰囲気、会う人との会話などを臨場感高く感じて来ました。

街の人全員に会ったわけではないので、100%ではありませんが、非常に現状維持に適している環境であると感じます。

多くの家内では朝から晩までTVを試聴していますし、TVの情報をスポンジかというくらい信じている。生き方も過去のロールモデルの踏襲の域を出ることはほとんど無さそうです。

現状の家族との幸せの継続、親しい仲間とのコミュニティ、仕事をしっかり全うするなど、この現状維持の中でも、自分の周りの小さい範囲での幸せだったり素晴らしい一面もあります。

私が危惧するのは、街全体で現状維持の臨場感が強いことにより、これからの世代の子供達に「現状維持が安心で正しい」という自我を擦り込んでしまうことになり、彼らの未来の可能性を悪気もなく奪ってしまうことや、その流れにより、私世代の同級生が高齢者になってからの街全体の衰退が加速度的に伸びていくことです。

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現に私が学生の時に盛り上がっていた商店街はことごとくシャッター街と化し、人口推移予想グラフは、2045年には目も当てられない人口数になっております。(下記グラフ参照)

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人口減少率ランキングでも、全国50位にランクイン(今!リアルタイムで調べて驚きながら文章書いてる)

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いや〜驚いた!今驚いてる!
なぜなら、先週帰省して街全体を臨場感高く感じて、危惧したので気になって調べたらエビデンスとしてダイレクトに目の前に現れるもの!

四六時中コーチとして生きているので、このような感性が磨かれていることも納得できますが、この記事を読んでくださった方に視覚的に訴えられた意味では良かったです。

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コーチングでは、時間は未来から現在に、そして過去に流れていくと考えます。
自分の描いた未来があるから現在の自分のパフォーマンスがあり、過去に流れていくので、過去は一切関係ないのです。

現状維持の恐ろしいところは、現状にマインドがロックオンしているので、描く未来も現状の臨場感が強く、その現状の臨場感が強い未来から現在に時間が流れてくるので、疑いもなく現状を生きてしまうため、上記グラフのような「現状の行末」がスコトーマ(心理的盲点)によって見えなくなっているのです。

故に現状維持は思考停止であり、「維持」ではなく「衰退」なのです。

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過去に当事者意識低めに同じ内容を記事にしたことがあります。(でも読んだ方がいい)

↓下記をクリック↓
地方創生のための「超リーダーシップ論」4段階プロセス

以前の記事では、各都市の市長や、未来思考の市民によるリーダーシップにより強烈に都市全体のマインドを変えることが、即効性があり効果的と「福井県鯖江市」の例などを用いて書きました。

ちなみに福井県鯖江市の人口推移(素晴らしい横ばい)

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今回は、ここまで読んで現状維持による思考停止の恐ろしさを知ったので、自分の人生がこのまま現状維持で気付かないうちに衰退して、後で「青天の霹靂」ばりに悪い事態だったことに気づくことにならないようにコーチングの観点から考えていきましょう。

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教育による自我形成の脱却

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まず、先ほど私が危惧した、「街全体で現状維持の臨場感が強いことにより、これからの世代の子供達に「現状維持が安心で正しい」という自我を擦り込んでしまうことにより、未来の可能性を悪気もなく奪ってしまうこと」というのは、半世紀以上前どころではないくらい昔からほとんどの皆さん擦り込まれております。

「前ならえ」などの受動的規律の徹底。「他者と同じ」が正義である教育。「学生らしい格好」など曖昧な説明しかできない校則。突飛でもないゴールに向かう人を変人扱いして善意で辞めさせようと可能性に蓋をする大人。思考停止でも安心と勘違いしてしまうテレビ番組。

これらを何十年も毎日のように臨場感高く浴びせられることにより、現状の外に飛び出すのは非常に恐ろしいと感じてしまうようになります。

現に私も、「現状維持や当たり前を、何も考えずに受け入れることは非常に危険だ」と理解して現状の外に飛び出そうとした時に、非常に恐怖の気持ちに襲われたことをリアルに思い出します。解っていても恐ろしいのです。それほどまでに擦り込みは強固なのです。

スペンサー・ジョンソンの「頂きはどこにある?」の中に「谷とは恐怖心だ」という場面があり、冷や汗をかいたのを覚えています。
有名な「チーズはどこへ消えた?」よりも「頂きはどこにある?」の方が好きです。

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ここまで考えて理解できるのは、「現状維持が安心で正しい」というロールモデルを踏襲するということは「他人の人生を生きている」ということになります。

「これが正しい」という他人の意見が自分に合わなければ幸せになりようがありません。「これ(現状維持)」に限定した正しさなので非常に可能性の範囲が狭いことに気づくでしょう。

それが、自分が「心からこうなりたい」と強く正直に思えるゴールが正しいとすると、その正しさの範囲は無限大になります。

当然「他人を支配して自分がいい思いをしたい」のような社会性のない利己的なゴールは不適切です。より多くの人の幸せを考えないことも衰退に繋がりますし、人間の無限の可能性を狭めます。

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なぜコーチングでは、「現状の外に」ゴールを設定すると言っているのかが理解できたと思います。現状の外でないとリスキーな時代に直面しているのです。
いよいよコーチングが必要な時代が表面化して来ているのです。

AIの影響などで、会社が赤字でなくても早期退職を促されているビジネスパーソンも、現状維持により気づかぬうちに衰退していることに青天の霹靂の如く表面化した人たちだと思います。
現状の外にゴールを設定して生きていれば、未来にロックオンするので、「自分の市場価値」を考え研鑽する働き方になり、このようなことにはならなかったでしょう。

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この記事を読んだとしても、現状の外に飛び出すのに恐怖を覚えるでしょう。

だからこそ誰よりもあなたを応援するコーチがいるのです。
「コーチが必要だ」と様々なコーチが言っていますが、今回の帰省でインパクトある臨場感として実感する体験をしました。

まずは、現状の外側にゴールを設定して、そのゴールを達成するために行動しようとする状態で、現状の当たり前を抽象度高く眺めることにより現状が居心地が悪くなれば良い傾向です。

そして思わず現状の外側に飛び出したくても、恐怖心などで難しければ、コーチに相談するのが即効性があり効果的です。

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人生の山と谷。
現状維持の長期的リスクを知って、人生の谷が「恐怖心や怒りや不安」なら、すべて非常に効率の悪い感情ですし、現状の外に飛び出すワクワクした生活を皆が過ごすことによって切り開かれた未来は、世界中にたくさんの可能性が生まれていて、テクノロジーと共により良い未来になっていくと考えます。


パーソナルコーチング受付などは下記のリンク




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