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ブランディングとは、他とは違う「顔」をつくること

村上紙器工業所の新コンテンツとして、はじまった「ブランディングって、こういうこと」シリーズ。
1回目は、「ブランドって、なに?」。

一般的にブランドというとシャネルやグッチ、アップルやメルセデス・ベンツというような誰もが知っている高級ブランドを思い起こします。

しかし、それら高級ブランドだけが「ブランド」ではありません。
牛丼といえば「吉野家」、カジュアル衣料でいえば「ユニクロ」、あんぱんといえば「木村屋」も、立派なブランドです。これらはそのカテゴリーで、すぐにイメージが思い浮かぶものです。
それってどういうことかというと、同じような商品の中で他とは少し違って見える存在です。

現代ではお店にいっても、同じカテゴリーでどれも似たような商品が山のようにあります。ネット上で検索するとお店以上に、とんでもない数の商品が出てきます。
それらを比べても多少の差はあれ、飛び抜けてすごい商品は実際には多くはありません。殆どは、品質的にも価格的にもよく似たものです。もちろん、デザインの好き嫌いなどはあるかもしれませんけれど。

ブランディングとは「私はあなたと違います」という、他とは違う「顔」をつくること。ブランドを構築することです。
「顔」といっても、見かけの顔(デザイン)だけではありません。
その考え方や行動など目に見えないことも含めた、他とは違った独自性です。
その意味では、パッケージ(化粧箱)はまさに商品の「顔」です。
「顔」がしっかりとしていないと、ブランドにはなりません。
中身はもちろんですが、第一印象は何といっても「顔」がそのブランドのイメージを左右します。

ブランドの「顔」をどうするか。しっかりと考えてみてください。

詳しくは、「ブランドって、なに?」をご覧ください。

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<引 用>
ほかと違うように見えること、違うようになることを差異化(さいか)と、言います。図2のようにほかとは違う色付けがされたら“ブランド”への道がはじまります。

ほかとは違う存在になるには「差異化力」を持つことです。顔、行動、発言のどこかで強いオリジナリティを持って、ほかとは違う存在になることです。そこでのオリジナリティは「差異化力」の源です。「差異化力」は、ほかとの見分けがつくということで「識別力」とも言います。
ブランドとは、ひと言でこういうことです。

「私はあなたと違います。」

いかがですか、少し“ブランド”のことがわかりましたか?

名前やロゴを持つことは「ブランドを立ち上げる」ということ。この段階ではまだ“ブランド”にはなれていません。ここからさまざまな差異化戦略を展開することで“ブランド”になっていくわけです。

そのプロセスは「ブランドを構築する」と言い表します。

公開日:2022年01月27日(木)
文:クリエイティブディレクター・コピーライター田中有史

出典:村上紙器工業所HP 「ブランドって、なに?」​

デザイン:アートディレクター

浪本浩一氏(株式会社ランデザイン)


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