仕事・子育てに忙しくても、効率的に本を読むコツ
Read for Actionのファシリテーターをしている友人の読書会に参加して以来、ようやく本を読む習慣が身についてきました。
今回は、子育てしながら忙しく働く中でも効率的に本を読むコツをまとめてみます。
短い時間で読むコツ
▶︎概要を把握する
帯や表紙・裏表紙に書いてあること、目次、あとがきなどに初めに目を通し、概要を把握します。その後、時間がないときは気になるところだけ読むでもOK。
友人の読書会では「今から10分で(初見の)本を読み、その本をよく知っているように他の人に説明してみてください」との声かけがあり、短時間集中して情報を得られました。
▶︎問いを決めて読む
この本から何を知りたいか?を決めて、その答えを探すつもりで読む。問いを決めると、焦点が絞られて、関係のないところは飛ばして読めるようになりました。
▶︎まとめて振り返れるようにする
重要だと思った点や気づきはまとめておきます。私の場合は、読んでいる途中に気になるフレーズや気づきは逐一本の表紙に貼っておいた付箋にメモしておき、後からそのメモを中心にnoteにまとめています。
読書にまつわるサービスや講座
何を読んだら良いかわからない、買っても一人ではやっぱり読み進めるのが大変という場合は、例えば次のようなサービスや講座を受けてみるのも1つかもしれません。
▶︎flier(フライヤー)
ビジネスに役立つ本の要約が読めるサイト。ポイントを押さえて読めて、気になれば実際の本を買う参考にも。
▶︎Read for Action
事前に本を読む必要がなく、短時間でいろんな本のエッセンスを知り、今後の行動に落とし込める読書会。私が参加したものは、読みたい本がある人は持ち寄り、ない場合はファシリテーターが用意したものから気になるものを選ぶ形でした。
▶︎ABD(アクティブ・ブック・ダイアローグ)
1冊の本を、複数人で単元を分けて同時に読み、まとめて共有し合う手法。短時間で深い理解が得られます。オンラインでもやりやすいからか、最近多くの分野の本でABDが実施されているように感じます。
山口周氏の著書にあったコツ
最近読んだ山口周氏の「仕事選びのアートとサイエンス」の中では、読書のコツについて以下のようなことがまとめられていて、参考になりました。
▶︎面白いと感じるものを読む
面白がって読まないと脳に定着しないそうです。ちょっと読んでみて面白くないと感じたら無理に読まず積読しておく勇気も必要。「欲望を伴わないのに本を読むのは頭脳をむしろ損ない、記憶にも残らない byレオナルド・ダ・ヴィンチ」
▶︎関連分野をまとめて読む
ある分野に興味が湧き、同じ分野の関連書籍を紐解いていくやり方、気になった本から関連する内容の他の分野に広げていくやり方の2つがある。どちらの場合も一定の時期にまとめて読むことで、相互の関係に気づくことでより深い理解が得られ、定着するそうです。
▶︎一字一句すべて読まなくて良い
既に知っていることや理解していることは端折って読んで良い。新しく知ることや気になるところだけを読み、他の本との結びつきを見出して整理していき、気づきはしっかりメモをしておくそうです。
▶︎鵜呑みにしない
他人の考えたこと(本)を、無批判に鵜呑みにしていると「バカになる」という指摘も。自分で考える、物事を本質的に捉えるようにするということも同時に必要です。
これからも本を読んでいきたい
仕事が忙しくなってくると気持ちの余裕がなくなるし、家にいる時は子どもの世話で中々時間が取れないし……と諦めていた読書も、このように色んな工夫でできることがわかりました。
これからも時間を見つけ、読んで・考えて・まとめて、自分のものにしていきたいと思います。
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